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〜は

660 「HOWEVER」 GLAY 02/04/15
S(97/8/6)
 この曲は仲たがいしたり、気が合ったり、今まで生きてきた中でいろんな人とめぐり逢って来て、よう
やく心から愛せる人にめぐり逢えた静かな喜びを、美しいストリングスとバンドサウンドに乗せて歌って
いる彼らの名曲中の名曲。彼らはこの年の後半、シングル連発を控え、この曲一本にしぼったのも
わかる気がする。彼らの魅力が詰め込まれた名曲にして、その高音についていけない絶唱曲(笑)。
3485 「How do you feel?」」 GOING UNDER GROUND 11/07/05
A「LUCKY STAR」(09/3/4)
 僕はいつも忙しくてなかなか君を連れ出してどこかに行くこともできないね。本当なら今抱えてるす
べてのものを捨て去って君を迎えに行くことだってできるはず。だけどそこまでの度胸も持ってない。も
し今抱えてるすべてを放り投げて君のもとに行ったとしても、君は受け入れてくれるだろうか?そんな
僕を君はどう思うのだろうか?行き先も決められない、あてのない旅をしなきゃならない僕のことを。
3791 バウムクーヘン」 フジファブリック 12/05/06
A「CHRONICLE」(09/5/20)
 自分で自分がわからない。そんな混沌とした心の内が綴られているロックチューン。混沌とした精神
状態がそのまま続き、結局は混沌としたまま曲は終わってしまうんだけど、実際は確かにこれの繰り
返しのような気もする。ダメな日は何をやってもダメだもんね。そこでうまく切り替えられればいいんだろ
うけどそんなに簡単でもないしね。「誰かに自分を教えてほしい」そんな切なる願いが込められた曲。
3605 バカ(男の怒りをぶちまけろ) ザ・ハイロウズ 11/11/02
A「Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS」(00/6/9)
 どんなに賢かろうが、どんなに高名だろうが、どんな名誉職に就いていようが、バカはどこにでもい
るのです。っていうか人間は基本的にバカなのではないだろうか?誤解を覚悟で言ってしまえば、自
分以外は全部バカなのだ。だって「あいつバカだな」って思うのは「自分ならそうしない」の裏返しな
のだから。しかも自分も誰かにそう思われてるのだから。う〜む、真理と言えば真理だなあ(笑)。
2893 「はがれた夜」 平川地一丁目 08/11/20
S(05/3/16)/A「海風は時を越えて」(05/7/26)
 綺麗な心を持つことって世間一般からしてみれば賛美されがちだけど、生きてく上で綺麗な心の
ままでいたら歩けなくなる時もある。はがれそうな脆い心だからこそ打開できる場面がある。そんな心
だからこそ見えなかったものが見えてくることもある。世の中何も「強い」ってことだけがすべてじゃない
んだよなって、この作品を聴くたびにそう感じます。感じない方が幸せな時ももちろんあるんだけど。
2604 「爆弾が落っこちる時」 ザ・ブルーハーツ 07/10/23
A「THE BLUE HEARTS」(87/5/21)
 この歌で歌われる”爆弾”っていうのは単に爆発する爆弾だけではなくて、自分をがんじがらめに縛
ろうとする世の中の対象すべてに対してそう叫んでいる気がします。”爆弾が落っこちる時に何も言わ
ないってことはすべてを受け入れるってことだ”選挙にしろ政治にしろ自分自身の人生にしろ無関心
でいるのは勝手。でもいざそれらすべてがおかしくなった時に吠え面かくなよって感じなのかな(笑)。
4230 「白昼の夢」 世界の終わり 13/07/19
A「EARTH」(10/4/7)
 朝と夜は繰り返される。その境がなくなってしまったらきっと人は自分が何をしたらいいのかわからな
くなるだろう。朝は一日の始まりを示し夜は一日の終わりを示す。でもそれって誰が決めたことなんだ
ろう?たまたま朝は明るいから活動しやすくて夜は暗いから活動しにくいって理由だけなのかもしれな
い。だって人は24時間そこにいるんだもの。「朝 夜」と繰り返される気だるいループ感が妙にリアルだ。
1997 「白鳥」 ゆず 06/02/23
A「1 -ONE-」(04/9/15)
 北川くんのおばあさんが亡くなった時期に作られたといわれる”使命を終えた生命はいったいどこへ
行ってしまうんだろう?”というテーマに真正面からぶつかったバラード曲。生命を水辺から月の向こう
に向かってはばたく白鳥にたとえてるところがすごく共感できるんですよね。旋律のメインとなっている
中国楽器の楊琴・二胡がまたいい味を出していて、すごくその雰囲気が伝わってくる歌なのです。
2660 「博物館」 さだまさし 08/01/29
A「印象派」(80/10/10)
 今までの人生を振り返る時、どちらかといえば楽しかった想い出よりも、なぜかつらかったり苦しかっ
たりした想い出の方が心に強く残っているような気がします。「想い出」と呼ぶよりは「傷」と呼ぶ方が
合ってるかもしれません。そんな人生の苦しみや悲しみが博物館に飾られた展示品になぞらえて歌
われた楽曲。「生きた証」を残せるかどうか、そこにこそ本当の人生の意味があるような気がします。
3649 はぐれ雲」 斉藤和義 11/12/16
S「ぼくらのルール」カップリング曲(04/3/24)/A「青春ブルース」(04/4/21)
 やるべきことは決まってる。なのになかなか手を出そうとせずなぜか遠回りしてしまうのです。それさえ
すれば自分の求めていたものへさらに近づけるはずなのに、なぜかその場で足踏みしてしまう。いろん
な面倒事が降りかかってくるからね。それにそこへ辿り着いたとしたらもう逃げる場所も退くこともできな
くなるわけだから。でもどこへ逃げようが、結局はめぐりめぐって対峙しなければならなくなるんだよね。
3762 「はぐれ者讃歌」 フラワーカンパニーズ 12/04/07
S「はじまりのシーン」カップリング曲(06/3/25)/A「脳内百景」(06/7/5)
 やる気を失えばどこまでも堕ちてゆくと言いますが果たしてそうだろうか?今抱えてるものを全部投
げ出してしまえば一時は胸がすく思いがするかもしれない。でもそう逃げ切れるはずもない。だって生
きてる限り誰にだって良心の呵責はあるはずだから。それがない人に抱えてるものなんてあるはずがな
いしね(笑)。結局逃げ場所はなく、すべてに立ち向かっていくしかないんだよね。生きている以上は。
4364 「函館山山頂から日の出を見た/まだ若い廃墟」 竹原ピストル 13/11/30
A「SKIP ON THE POEM」(11/4/27)
 陽の光は人々に多くの光を与えてくれる。と同時にそれは多くの現実をさらけ出してゆく。現実とは
真実。真実がさらけ出されることは悪いことではないのかもしれない。ただ、そうされなくてもわかってい
るものをまた再認識させられるのは酷でもある。これから男はつらい現実から逃れるのに命を絶つこと
でしか道を選べなかった男を演じる。「昔はよかった」それだけをこの世の生きた証として残した男を。
478 「橋の上で」 真心ブラザーズ 01/10/07
A「真心」(01/7/4)
 すべては橋の上から始まり、そして橋の上で終わった。夢を持ってそれに向かって突き進む男と、現
実を見つめその中でどうやって生きていくかを考える女。二人の恋は紆余曲折の末に消え去ってしま
うのだけれど、男はやはり彼女がいなければたとえ夢をかなえたとしても無意味だということを今さらな
がらにして悟る。そしてその瞬間から、この橋の上から彼らの物語はふたたびスタートしていくのです。
4969 「ハジマリ」 アンダーグラフ 15/07/28
A「未来は続くよどこまでも」(14/7/9)
 僕らに本当に必要なものはこの世の中にたくさんあるわけじゃない。そしてお金じゃ買えないその必
要で大切なものを守るためには、後ろ向きに生きていくわけにはいかないんだ。はっきり言って未来に
明るさを見出せない。それは日々感じてる。でもこの時代に生きることを与えられたからにはそんな暗
い未来にも光を見出していかなければならない。花は咲く。どんな過酷な土地にも、花は咲くんだ。
842 「はじまりさえ歌えない」 尾崎豊 02/10/21
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 記念すべきデビューアルバム『十七歳の地図』の2曲目に収められた楽曲。歌詞が少し矛盾して
いて「?」となる箇所もありますが(笑)その荒削りなところも彼の魅力ですね。そしてこのスピード感
が10代のピュア-な部分を表してますね。10代の頃って何をやるにもお金がなくて、大変な思いして
稼いだお金も一瞬にして泡のように消えていく。なぜだかそこに”もののあはれ”を感じますな(笑)。
3401 「ハジマリノウタ 〜遠い空澄んで〜」 いきものがかり 10/04/12
A「ハジマリノウタ」(09/12/23)
 誰でも弱いのは当たり前のこと。だって未来のことを透いて見通せるわけがないんだから。強がる
ことも時には必要だけど、無理に強がってみせるよりもまずは自分の弱さを認めてしまう方が楽にな
れるし、おのずと結果もついてくる気がする。決して卑屈な意味じゃなくてね。あの日に見た空と同
じ空が広がっている。でもあの日から何年も生きた僕はきっとあの頃より成長してるはずなんだよね。
4001 「始まりの場所」 ゆず 12/12/02
A「ゆずえん」(99/10/14)
 街は「嘘」にすべてを塗りたくられて存在してるように思える。「建て前」ばかりが進んで「本音」は
いつも後回し。それはこの国の美学のようにも思える。じゃあ「本音」ばかりを先行させればうまくいく
のか?と問われれば決してそうでもない。今こうしてる間も何もしなくても時だけは動いている。向か
ってる先がいい方向なのかそうじゃないのか、とにかく何かを始めなければ「明日」は来ないんだよね。
4696 「はじまりはじまり」 back number 14/10/28
S「思い出せなくなるその日まで」カップリング曲(11/10/5)
 君に巡り会えたことは僕の人生にとって一番うれしいことだった。その笑顔と声を思い出すたび幸
せな気分になる。でもそれだけじゃ物足りないんだ。さっき送ったメールもああ書けばよかったな、もっ
とよく考えて送ればよかったななんて反省なんかしたりして。だけどそもそも君に彼氏がいるかどうか
すら知らないんだ。この気持ちに気づいてくれないかな、なんて思ってるうちはダメなんだろうけどね。
2465 「初めての恋」 辛島美登里 07/06/06
A「果実」(97/1/16)
 「初めての恋」なんて心がキュンとしてしまう表現なのでしょう!(笑)人は経験を重ねていくたび
に慣れていくもの。なのに恋だけは不思議と何度しても、そのたびに臆病になってゆくのです・・・よ
ね?(笑)多分自分に相手を満たす自信がないからっていう部分もあるのだろうけど、それ以上に
自分は相手にいったい何をしてあげられるのだろう?って部分が、見えてこないからなのかもなあ。
2162 「はじめまして」 SION 06/08/07
A「ALIVE ON ARRIVAL」(03/6/25)
 今まで目の前にあったものが失われて、初めてその大切さを思い知らされることがあります。この男
も愛すべき人を失い、初めてその存在の大きさに絶望し飲んだくれるわけですが(笑)彼は今まで生
きてきた中で最も大きな失望感に直面したんでしょうね。ハードな演奏とボーカルの裏側にはそんな
男のさびしさ、後悔、うつろな瞳が隠されている気がします。そしてそこがまたかっこいいんだよな〜。
2539 「はじめまして」 中島みゆき 07/08/19
A「はじめまして」(84/10/24)
 明るい日と書いて「明日」と書くように、やっぱり明日は明るい日であってほしいですよね。今までの
経験からどうしても明日に希望を持てないでいる主人公。確かに何もかも忘れっぽい方が何のため
らいもなく明日を迎え入れやすいけど、それじゃ人間として全然成長しないことになってしまう。だか
ら今日どんな悲しみを抱えたとしても「明日」という得体の知れない存在に立ち向かっていきたいな。
4839 「走れ」 阿部真央 15/03/20
A「素。」(11/6/1)
 「怖さ」とは何かをしようと踏み出す前に感じるもの。でも本当の怖さは踏み出した後に襲ってくるも
のだ。だから走り出す前の恐怖は本当の怖さではない。ただの自分の中での想像でしかない。「もう
夢を語る歳でもないよ」とあきらめるのは単なる言い訳。走るための足がついているうちは歳なんて関
係ないんだ。死んでるような目は死ぬまでとっとけ。という、それは耳の痛いメッセージなのです(笑)。
3735 「恥を知れ」 SION 12/03/11
A「Naked Tracks 4 ”同じ空の下、違う屋根の下で”」(11/8/27)
 あの大震災以降、日本という国はひとつになれただろうか?いや、なれてはいない。ひとつになるこ
とすら不可能なのだろう。他地域から見ればあくまで「他人事」にしか映っていない。もしそうじゃない
のなら、がれき処理が進み復興は今より何倍も早く進んでいるだろう。「励まし」っていったい何なのだ
ろう?彼らへの想いを言葉にすれば薄っぺらく、しなければ伝わらない。「言葉」は時として無力だ。
2901 「恥ずかしすぎて」 南野陽子 08/11/28
S(83/6/23)
 今日こそどうにかしてあなたへのこの張り裂けそうな想いを伝えたい!という思いを秘めながらも結
局は今日も想いを伝えられない女の子の気持ちを歌った彼女のデビュー曲。なんとかして怖がる自
分を奮い立たせようとしてるんですけど、とても恥ずかしくて言えない。その恥ずかしさは「断られたら
もう彼の顔を見ることさえできなくなる」という不安に裏打ちされてるんでしょうね。よくわかります(笑)。
836 「バス通り」 中島みゆき 02/10/09
A「臨月」(81/3/5)
 ある喫茶店(多分)で主人公の彼女が座っている席の外のウインドウに立ったのは、一年半前こ
こで会うという自分との約束をすっぽかしてそのまま別れてしまった男。しかも今自分のことを話題に
してる。今まで「何かの間違い」だと思っていた彼女の淡い期待は脆くも崩れ去り(おそらく彼にもら
った)ガラスの指輪を静かに床に落とす。「ねえ一年半遅刻よ」って一節がすごく印象に残ってます。
3027 「パスポート」 GOING UNDER GROUND 09/04/03
A「TUTTI」(06/6/28)
 この街で君と出会えたことで出会う喜びを知った。それと同時に別れる悲しみも知った。君と出会
ったのも別れたのも桜の花が咲くこの季節だったね。あの頃の僕はただ不安の中に生きていた。そん
な僕の前に現れたのが君だった。君と別れて再びひとりになってしまったけど、君と出会う前と今の僕
は明らかに違うよ。出会いと別れが人を前へと進ませる、そんな切ないメッセージを感じる曲ですね。
3698 「パズル」 奥華子 12/02/03
A「うたかた」(10/8/18)
 『もし僕が死んだら早く忘れて誰かと幸せに』あなたはいつも優しい。でもそんなところが嫌い。もっ
と本音で話してほしい。何かを包み隠すような優しさを私は望んでいない。そんな女性の「女の情
念」を歌い上げた楽曲。激しく無軌道に鳴り響くリズム隊の旋律がこの女性の切なく戸惑う心情を
映し出している。最後の『「死ぬまで私のことを忘れずにいて」と言うでしょう 』に思わずゾクッ(笑)。
4657 「パズル」 斉藤和義 14/09/19
A「斉藤」(13/10/23)
 眠れない夜、僕はいつも古いアルバムを開く。あの頃はすべてに可能性を感じていた。がんばれ
ば何にでもなれる気がした。僕はあの頃より成長したのだろうか?それとも後退しているのだろうか。
ただひとつ言えるのは写真の中で無邪気に笑っているみんなが今も必死に生きているということだ。
関ジャニ∞への提供曲をセルフカバーした作品。彼もずいぶんシブい内容の曲を提供したね(笑)。

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