やっと出た!約5年ぶりとなるオリジナルアルバム。しかし、かと言って12曲中7曲は既にシン |
グルで発表された楽曲であり、先行シングル「5.君の名を呼ぶ」を含む5曲が新曲といったとこ |
ろ。しかしいざ聴き返してみると不思議とアルバムとしてのテーマに全ての楽曲がフィットしてい |
る・・・気がします(笑)。いきなり不安な未来を予感させ、考えさせられるバラード曲「1.青空」に |
はじまり、淋しさを心に隠して生きている人たちに向けて歌われた重厚なロックチューン「2.・・・ |
to be"Kissin'you"」、ボクが勝手に「とぎれた愛の物語」の続編だと信じこんでいる(笑)「3.GIVE |
ME〜」、最初に聴いた時は正直苦手だったけど、聴き続けてくうちにすっかりなじんでしまった |
(笑)浜田省吾初のヒップホップ作品「4.LOVE HAS〜」、あてもなく愛する人の名を呼び続ける |
男の純粋な心を歌った先行シングル「5.君の名を呼ぶ」、吉田栄作への提供曲で、シンプルな4 |
ピースバンドによる「6.真夏の路上」、とにかく何が起こったのかわからんほどショッキングな(笑 |
)「7.午前4時の物語」、自分の犯してきた罪を見つめなおし、若い頃へ思いをはせる「8.あい色 |
の手紙」、「なんでこんな美人がオレを・・・」な(笑)「9.彼女」、全編英語語りとジャジーな演奏に |
よる「10.Theme of 〜」はタクシーの客と運転手の会話が中心となっており、訳詞がすごく身に |
染みる。そして個人的にこのアルバムの中で一番彼らしい楽曲だと思う「11.モノクロームの虹 |
」は、浜田省吾の新たなマスターピースになるだろうと確信できるロックチューン。そしてラスト |
はたとえ未来に迷いを感じても、未来の自分が笑えるように今を一歩ずつ踏み出していこうよ |
・・・というメッセージを放つ「12.日はまた昇る」で幕を閉じる。このアルバムは一聴すると多ジャ |
ンルな楽曲たちで構成されてるけど、聴くたびに不思議と統一感を感じる一枚なのです。が、や |
はり5年という長い期間もあり、新曲がもっと聴きたかったなっていうのも正直なところです。 |