|  悲しいことがあったら僕の胸におかえり・・・そんな優しさで迎えてくれるスタート曲「1.Close
                Your Eyes」は、ちょいと洒落たメロデ | 
            
            
                | ィーで綴られた小さなゴージャスさを感じる楽曲。「2.記念樹」は、ただ一度だけ心の底から愛した”あなた”にさよならを告げる悲し | 
            
            
                | い女性の思いを歌にした楽曲。次に生まれ変わったとしても、あなたに出会ってかならず気づいてみせる・・・メロディーが明るい分 | 
            
            
                | すごく前向きな歌に感じるんだけど、やはり聴いた後に独特な寂しさを感じる作品ですね。「3.坂のある町」は、海辺の坂のある町で | 
            
            
                | 出会った男と女が織り成す人間模様を歌にした曲。男は「必ず迎えに来る」と言い残し町を出た。女はそれは決して嘘ではないけど | 
            
            
                | 本当でもないというそんな思いで彼を見送った・・・悲しい男と女のすれ違いが彼独特の手法で歌われてます。「4.まんまる」は生ま | 
            
            
                | れてからずっと探し続けてる”まんまるなしあわせ”を歌ってる曲。でもその”まんまる”は、実は自分の胸の中にいるんだね。最初 | 
            
            
                | のメロディーを聴くだけで後年発表されるシングル「息子」を思い出してしまうのだけど(笑)。「5.軽井沢ホテル」はシングル曲。う〜 | 
            
            
                | む、軽井沢ってえと、やはりイコールテニスなのでしょうか(笑)。まあそんな(笑)マークがつくような歌ではなく悲恋の歌なんですけ | 
            
            
                | ど、ピンと来ないのはやはり軽井沢は庶民の行く地ではないからか?(笑)「6.O.K!」は、まるでミュージカル「ピーターパン」のワン | 
            
            
                | シーンを切り取ったかのようなラブソング。ポップではじけてる曲だけど、さださんの曲としては・・・う〜む(笑)。「7.渚にて」は思わず | 
            
            
                | リゾート気分になってしまいそうになるほど(笑)南国の雰囲気を醸しだしたポップソング。「8.夢」は、私があなたと別れるのは、あな | 
            
            
                | たの胸が狭かったわけではなく、私という存在があなたの前にいることであなたの夢を邪魔してしまうのが怖かったから・・・不器用 | 
            
            
                | だけど、私があなたに贈れるものといったらそんなものしかないのだけれど・・・そんな女性の悲しみと愛しさを歌ったバラード曲。 | 
            
            
                | 「9.桐の花」はこのアルバムで最もさださんらしいと思えてしまうバラード曲。離れて暮らす愛する人に手紙を書く女性。「元気です」と | 
            
            
                | 書きながら、本当はあなたと一緒にいれないことに落ち込んでいる自分に気づいてほしい主人公。その彼女の横でひっそりと咲く桐 | 
            
            
                | の花が悲しいですね。「10.おむすびクリスマス」・・・タイトルだけだと絵本の題名のように感じてしまうけど、愛のほかに何もなかった | 
            
            
                | ふたりがクリスマスケーキの代わりに用意したのは塩のきいたおむすびだったというお話。今でこそ別々の道を歩いているけれど、 | 
            
            
                | 実は貧しさの中愛を分かち合ったあの時こそが幸せだったと気づく男の心が切ない曲。ポップなんだけど泣けるアルバムですね。 |