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〜き

2867 「嫌いになれない」 斉藤和義 08/10/25
A「I LOVE ME」(07/10/17)
 二人でいる時は傷つけてばかりいるくせに、いざひとりになったとたんに寂しさを感じる。嗚呼、
人間ってなんてナルシストでエゴイストな生きものなんでしょうね。単に「好き」なのではなくて「嫌
いになれない」理由が自分でもわかっていないってところにすごく人間味を感じます。さすらうよう
な曲の流れと” 思い出 それってそんなに重要?”って一節が胸に突き刺さってくる曲なのです。
1121 「キラキラ」 小田和正 03/07/29
S(02/2/27)
 まさに”今”を見つめているラブソング。それは”今さえよければそれでいい”という意味ではなくて
昨日も今日も、そして当然明日も悲しみにくれることはあるだろうけど、それでも”今”という瞬間
そして”今”の自分の気持ちを大切にしていこうという意志が伝わってきます。しかし50歳を越え
てもなおこんなポジティブな歌を作り歌えるなんてスゴイ!やはり彼は”小田和正”なのだ(笑)。
4462 「kira kira」 SION 14/03/08
A「Naked Tracks 4 ”同じ空の下、違う屋根の下で”」(11/8/27)
 都会には栄光のすべてがあるように思える。だからそこに出て来るまでは、誰もがヒーローなの
だ。そしてほとんどの人がその希望を完膚なきまでに叩きのめされる。ただ問題はそこからにある
と思うのです。そこからまた這いあがることができるか、もしくは逃げ帰っていくか。成功を手に入れ
れるのは挫折を知っている人だけだと思う。挫折を乗り越える力が成功には不可欠なのだと。
4089 「KIRA☆KIRA☆TRAIN」 いきものがかり 13/02/28
A「桜咲く街物語」(07/3/7)
 春は旅立ちの季節。今年も日本のあらゆるところで故郷から旅立つ人たちと、それを心配そう
に見送る人たちのドラマが繰り広げられることでしょう。「東京」という未知の街に夢を託して駅を
後にする若者とそれを見送る彼女。ポップなのに悲しいのは、そこに希望があろうとなかろうと彼
らが「別れ」てゆくことには変わりないからなんだろうな。春は「さよなら」の季節でもあるのですね。
2226 「きらり」 GOING UNDER GROUND 06/10/10
S(05/8/17)/A「TUTTI」(06/6/28)
 流れ去った季節というのは、自分の中でなんでこうも輝きを増すのでしょう?たとえそれがいい
想い出だったとしても、もう二度と思い出したくもない想い出だったとしても、時の流れには想い
出を浄化する作用があるのかも。「時間が解決する」ってすごく”逃げ”だと思ってた時期があっ
たんですけど、この曲を聴きながら過ぎた日々を今考えれば、それもあながちウソじゃないな。
4536 「嫌われてないかな」 阿部真央 14/05/20
A「戦いは終わらない」(12/6/6)
 君のことが好きだ。でもこの気持ちを知られたくない。知られたら君との関係が壊れてしまいそ
うな気がして。でも一方で気づいてもらいたいと思ってる僕もいる。あの時僕が放った言葉が君
を傷つけていなきゃいいけど。気にしないようにすればするほど僕の君に対する想いは深くなっ
てゆく。どうしたらいいんだろう?ただ、夢の中だけでいいから、僕の恋人になってくれないかな。
1032 「ギリギリ chop」 B'z 03/05/01
A「Brotherhood」(99/7/14)
 超高速スクロール・ロックチューンの登場です(笑)。要は綱渡りのように生きていくのが好きな
んだ!っていうこの主人公の気持ち、わかる気がするんですよね〜。たとえば夏休みの宿題で
初めの頃に片付けて遊ぶ人と、遊びまくって終わり頃にあわててやる人の2種類がいると思うん
ですけど、この主人公は後者なのだ!そしてボクも後者なのだ!(←自慢げに言うな(笑))。
1760 「霧雨で見えない」 松任谷由実 05/07/01
A「ダイアモンドダストが消えぬまに」(87/12/5)
 霧雨が降るとどうしても悲しい出来事を思い出してしまいがちですよね。この歌は愛しい人が
目の前から消えてしまったことを、思い出したくないのに思い出してしまった女性の心情が綴ら
れています。いやもしかしたら彼女は、彼のことをひそかに思い出したくてこんな霧雨の日にこの
橋の上に来たのかもしれない。悲しすぎて直視できかねる情景が瞼の裏に浮かんでくる楽曲。
4587 「キリノナカ」 GLAY 14/07/11
A「GUILTY」(13/1/23)
 まるで考えに共通点のない、どちらかといえば敵対しているといえるふたりなのかもしれない。
なのに離れていかない。恋とも愛とも違う、そして嫌悪感もない。腐れ縁という言葉が一番似
合うふたりかもしれない。互いを想う時、どこまでいっても「キリガナイ」霧の中にいる感覚。そん
なモヤモヤ感を突き抜けるようなサウンドに乗せて歌った「GLAYらしいな」と思わせるロック曲。
2816 「桐の花」 さだまさし 08/07/03
A「ADVANTAGE」(85/6/12)
 離れて暮らす愛しい人に手紙を書く女性の悲しみを綴った楽曲。「私は元気です。だから私
の心配などしないでください」それはすべて嘘。せめてその行間から彼に今の自分の寂しさを知
ってほしいという感情が、彼女の書く文字ににじみ出てしまう。そして、そんな文字を書いてしま
う自分に彼女は苛立ちを感じる。どうにもならない切ない心情が全面にあふれている曲です。
4049 「寄鷺橋(きりょうはし)サンセット」 フラワーカンパニーズ 13/01/19
A「世田谷夜明け前」(04/11/25)
 できれば今置かれた状況に目を背けて逃げ出してしまいたい。そう思っている人の方が多い
世の中になってしまいましたよね。逃げたって解決できるわけがない。そんなことわかってる。逃
げずにがんばれ。そんな正論は聞きたくない。どこにも逃げきれるわけがないんだから。だからた
とえ一時でも自分だけが支配できる瞬間を欲しがるのです。夕暮れ時、確かに染みるよね。
98 「キレイな愛じゃなくても」 B'z 00/09/6
A「LOOSE」(95/11/22)
 松本孝弘が作る壮大なサウンドと、稲葉浩志の独特の恋愛論が繰り広げられるロックバラー
ド。まさにB'zのバラードの王道を行くサウンドがボクの心を締めつけます。「愛」っていうものはな
にもガラスのショーケースに入ってるようなものばかりじゃない。地ベタにはいつくばって、泥んこに
なりながらもつかむ「愛」だってあるはずだし、そんな「愛」の方が100倍強い。そんな気がする。
4919 「キレイな唄」 阿部真央 15/06/08
A「ふりぃ」(09/1/21)
 何かを目指して君が一生懸命に走っている。時には苦しい時もあるだろう。だからそんな時
は僕にだけその苦しみを打ち明けてほしい。君の力にはなれないかもしれないけど、ちょっとでも
それを和らげることができたらそれで僕は幸せなんだ。そんな彼女を見守る青年の心情を綴っ
た作品。敢えて『キレイな唄』とつけるところにどこか意味深さを感じてしまうのは僕だけかな?
1377 「綺麗な首飾り」 ブランキージェットシティ 04/04/13
A「METAL MOON」(93/12/1)
 イントロを刻むベース音がなんともたまらなく気持ちいいほどのこの一曲。夕焼けっていうのは
もちろん太陽が一日の終わりを告げるその象徴のようなもの。だけど考え方を変えれば、世界
の終焉のようにも思える気がします。何でも焼き尽くす炎のように照り続ける夕陽。もしそれが
この世界の本当の色だとしたら少しゾッとしますが、そこがまた魅力的な楽曲なんですよねえ。

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