オフコース
1970〜1977       1978〜1982       1984〜1988
 
オフコースはどちらかというとオリジナルアルバムに収録されなかった楽曲の中にも
メチャクチャ名曲じゃんか〜!という曲が多いバンドなんですよね〜。
そんな数多い名曲をこのコーナーでは恒例の(笑)独断と偏見でお送りします。
 
君の倖せを祈れない 26thシングル『夏の日』カップリング(1984/7/18)
作詞 小田和正/作曲 松尾一彦
 彼女が自分の腕から離れて、誰か他の男とともに人生を歩んでゆく・・・その彼女に対して
の素直な気持ちが「君が倖せならばそれでいい」ではなくて「君の倖せを祈れない」というのは
その通りだと思う(笑)。自分の手で幸せにしたかった・・・そんな男の心情があふれています。
call 28thシングル(1985/2/21)
作詞/作曲 小田和正
 夜、男の電話にかかってきた相手は別れて他の男のもとに走った彼女からだった。苦しい
思いをしてやっと忘れかけたのに、なぜ今頃になってまたかけてきたのか。男は「オレはそん
なに調子のいい男じゃない」と思いながらも心の底では彼女を求めていた・・・って曲。
たそがれ 29thシングル(1985/5/22)

作詞 小田和正・Randy Goodrum/作曲 小田和正

 ゆったりとしたメロディーの中に、黄昏時のあの淋しさが散りばめられています。行き交う
人々がこんなにも多くいるのに、なぜか孤独感を感じてしまうのはやはりその多くの人々は
みな何かを心に抱えていて、それを守るためだけに生きているのかもしれないからかなあ。

LAST NIGHT

29thシングル『たそがれ』カップリング(1985/5/22)
作詞 秋元康/作曲 松尾一彦
 恋人との最後の夜を迎えた男の心情を綴ったラブソング。両手いっぱいの思い出があっ
たとしても、君のさよならだけは止められないんだね・・・そんな悲しい気持ちが松尾氏のボ
ーカルを通してこちらにジワーっと伝わってきます。それにしても切ない状況だ。
夏から夏まで 30thシングル(1985/9/21)
作詞/作曲 小田和正
 去年の夏に始まった恋が、今年の夏終わろうとしている・・・そんな状況を歌ったシリアス
なポップチューン。いつも他の女性に気を取られてる男が、ことあるごとに彼女に弁解する
っていう内容なんですが、オフコースっぽくないなあ(笑)。でも新境地ともいえる名曲。
ぜんまいじかけの嘘 30thシングル『夏から夏まで』カップリング(1985/9/21)
作詞 秋元康/作曲 松尾一彦
 なんかこの頃のオフコースって「騙して流す涙も愛のうち」というような歌が多いですね。
真理と言うか、うわべだけのラブソングにはもう飽きたということなんでしょうか(笑)。この
曲は自分が騙していたつもりが実は自分も騙されていたというショッキングな歌です。
時代のかたすみで(せめて、今だけ) ”RONIN”オリジナルサウンドトラック(1986/1/18)
作詞/作曲 小田和正
 武田鉄矢主演の映画『幕末青春グラフィティ RONIN坂本竜馬』に提供した楽曲。この切
ないメロディーが好きなのです。激動の時代を生きている主人公の安らげる場所は何の変
哲もない暖かい温もりだけだったのかもしれません。その想いが染み渡っていきますね。
 
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