オフコース最後の作品となる『STILL
a long way to go』のリリース直前に発表されたソロとして2枚目 |
のアルバム。「1.a
song of memories」はほとんどを英詞で構成された楽曲。悲しみはやがて思い出の |
歌となってゆく・・・そんな想いがこめられた歌。「2.僕の贈りもの」はオフコース初期楽曲のリメイク曲。 |
この歌が何度もリメイクされるのは、やはりここが彼の歌の原点だからなのでしょうね。ちなみにこの |
アレンジ大好きです。「3.静かな夜」は今まで気にも留めなかった彼女の過去がふっと気になりだした |
男の心情が綴られています。「4.I
miss you」は本当の自分という存在を自分で抑えて、見せかけだけ |
の優しい男になって望んだ愛を手に入れた男の心の葛藤が歌われてる。常に自分の心を偽りつづけ |
るのって、きっと心の休む暇もないのだろうな・・・。「5.一枚の写真」はある夏の日の恋を切り取った一 |
編。はじめから終わりが見えてる恋をする男と女が描かれたミディアムテンポな楽曲。「6.誇れるのは |
たゞ」はわがままばかりを言って周囲を困らせていた自分が誇れるのは、そんなわがままな言い分を |
聞いてくれた友たち・・・と歌う名曲。そう、いつも人は誰かに助けられているんだ。「7.in
the city」は東 |
京をめざし来た者は皆この街から逃れることはもうできないと歌った、ある種人の心が埋もれてしまう |
都会生活のやるせなさを歌った曲。タイトル曲「8.between
the word~」は軽快なサウンドで綴られた |
”心と言葉の間”をテーマにした一曲。”あなた”の本当の気持ちを伝えてほしい・・・そんな想いがこめ |
られたポップチューン。なれどこの曲聴くたびに渡辺篤史の顔が浮かんでくるなあ(笑)。「9.ためらわ |
ない、迷わない」は生きていくうちに自分の世界を狭めてしまった男の、それでもためらわず迷わず生 |
きていこうとする決心を歌った名曲。「10.moon
river」は映画『ティファニーで朝食を』のテーマ曲をカ |
バーしたもの。映画好きらしい選曲ですね。以上、このオフコース解散前の最後のソロアルバムはひ |
とりになったとしても歌を歌っていくんだという彼の強い意志を感じる一枚に仕上がっています。 |