「忘れかけた郷愁を歌に託して・・・」というキャッチフレーズでデビューした彼
のデビューアルバム。悲しいけれど明るいメロディー「1.松山行きフェリー」
幕を開け、彼女と遠く離れた場所で「2.ひとり暮らし」する青年、古い「3.レン
ガ通り」にあるアパートで、別れた彼と暮らしたひとときを思い出す女性を描き
「4.二年前なら」迎えに行っていたかもしれない彼女・・・変わってしまった彼女
からの電話に彼は・・・今頃電話なんかしてくんな!(笑)「5.青春の日々に」
いをはせ、「あの頃の苦しみや悲しみはいつか勇気づけてくれる」と歌う。今こ
の瞬間の悲しみも2年後、3年後には自分の糧になる・・・中島みゆきの「時代」
にも通ずる曲。「6.月あかり」の中、彼女と最後の旅の宿で彼は酒を飲みなが
ら・・・。「7.酔いしれて」彼女は歌謡曲調に(笑)彼に愛されていた日々をふり
かえる。一方「8.一目ぼれ」した遊び上手と呼び声の高い彼女にもう彼はメロ
メロだ(笑)。「9.最後の手紙」に託した彼への想い。彼とは一生暮らしてゆけ
ると思ってた・・・でも彼は別の人と・・・。そして「10.故郷へ」の想いを綴ったま
さに「郷愁」というこのアルバムのテーマにふさわしい曲がラストを飾ります・・・。
1stアルバム 
「汽笛がきこえる街」

1980.7.1

 
 
1. 松山行きフェリー
2. ひとり暮らし
3. レンガ通り
4. 二年前なら
5. 青春の日々に
6. 月あかり
7. 酔いしれて
8. 一目ぼれ
9. 最後の手紙
10.故郷へ
 
 
 

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