「忘れかけた郷愁を歌に託して・・・」というキャッチフレーズでデビューした彼 |
のデビューアルバム。悲しいけれど明るいメロディー「1.松山行きフェリー」で |
幕を開け、彼女と遠く離れた場所で「2.ひとり暮らし」する青年、古い「3.レン |
ガ通り」にあるアパートで、別れた彼と暮らしたひとときを思い出す女性を描き |
「4.二年前なら」迎えに行っていたかもしれない彼女・・・変わってしまった彼女 |
からの電話に彼は・・・今頃電話なんかしてくんな!(笑)「5.青春の日々に」思 |
いをはせ、「あの頃の苦しみや悲しみはいつか勇気づけてくれる」と歌う。今こ |
の瞬間の悲しみも2年後、3年後には自分の糧になる・・・中島みゆきの「時代」 |
にも通ずる曲。「6.月あかり」の中、彼女と最後の旅の宿で彼は酒を飲みなが |
ら・・・。「7.酔いしれて」彼女は歌謡曲調に(笑)彼に愛されていた日々をふり |
かえる。一方「8.一目ぼれ」した遊び上手と呼び声の高い彼女にもう彼はメロ |
メロだ(笑)。「9.最後の手紙」に託した彼への想い。彼とは一生暮らしてゆけ |
ると思ってた・・・でも彼は別の人と・・・。そして「10.故郷へ」の想いを綴ったま |
さに「郷愁」というこのアルバムのテーマにふさわしい曲がラストを飾ります・・・。 |