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〜れ

1652 「レガリテート」 尾崎豊 05/01/13
A「誕生」(90/11/15)
 「完璧な愛」というものに辿り着くということは決してないのかもしれない。なぜならその「完璧な愛
」に辿り着いたかどうかを判断するのは、どんなにがんばったって完璧になれやしない「人間」という
ものなのだから。そう考えると、彼はハンパな「愛」や「真実」には目もくれず、ひたすら「究極」を目
指した人なのかも知れません。それが自分の身を、今よりさらなる悲しみの方へ導くとも知らずに。
1229 「Resistance」 TM NETWORK 03/11/16
A「humansystem」(87/11/11)
 TMネットワークの楽曲を聴いてていつも思うのは何かに対して疑問を持って大人たちに立ち向か
ってゆく曲に限って、立ち向かっているのは少年じゃなく少女であるということ。その少女をちょっと頼
りなさげな男の子が見守っているという構図(笑)。もちろん作詞のほとんどが女性っていうのも影響
してるんだろうけど、そこが逆に説教くささを感じさせない彼らの魅力なのかもしれないと思います。
2149 「レスター」 森山直太朗 06/07/25
A「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」(02/10/2)
 誰でもひとり閉じこもって、人には話せないようなことを悶々と思いたい時間ってあると思うんです
よ。たとえば人間関係に疲れてる時とか、そんな時は誰とも会いたくないなって思うことがボクには
あります。まさにそんな青年の心情を綴った歌。自分の天寿を全うしてあっちの世界に逝ってしま
ったあの人に僕は聞いてみたい。こんな時あなたはいったいどんなことを考えていましたか?って。
3498 レストラン」 ゆず 11/07/18
A「FURUSATO」(09/10/7)
 僕より田舎者だった君が紹介してくれた東京の小洒落たレストラン。今じゃ僕にとっても馴染み
の店になった。けど君はもうここにいない。都会にくたびれて田舎に帰ってしまった君は今どんな思
いで暮らしてるんだろう?確かにあの時君も僕もここにいて呼吸をしてた。そう考えたら急に泪が出
てきたんだ。ボクにもそんな友人が何人かいる。彼らは今どこで何を思い暮らしているんだろうな?
1468 「Letter」 柿島伸次 04/07/13
A「Rolling DOWN HOME」(95/2/22)
 世の中には「反面教師」って言葉がある。たとえば「こんなこと言う人イヤだな」って思う人を見て
「こうならないようにしなきゃ」と思えたりして、でもそれは結局その人から何かを教わったことになる
んだよな。この歌は彼が高校の教師から言われた寂しくなるような痛烈な一言を今も忘れないと
歌ってる。だからそんな大人にならないようにと強い思いで今も「歌」という夢を追いかけてるんだ。
1689 「Let's Go!」 米米クラブ 05/04/20
A「5 1/2」(89/11/17)
 カールスモーキー石井&ジェームス小野田のゴールデンコンビ(笑)が放つ痛快・豪快なポップチ
ューンです。いったい暗いんだか明るいんだかわからない雰囲気ではありますが、まあ細かいことは
気にせずドンと行こうぜ!ということを歌(にしてるはず(笑))っています。とにかく聴いてるだけで
不思議と元気が出てくる一曲です。なんだか勢い感じるし、悩みも吹っ飛ぶような曲だなあ。
327 「RED LIGHT」 the yellow monkey 01/05/08
A「jaguar hard pain」(94/3/1)
 傑作コンセプトアルバム「ジャガー・ハード・ペイン」の一曲であるが、歌詞がヒジョーに赤裸々であ
る(そういえば彼らの曲に「赤裸々Go!Go!Go!」なんて曲もあったな)。人間はどんなに「いい
人」でも欲がある。吉井和哉の詞には、飾っているようで実は飾ってはいない、誰も歌わないよう
な人間の本質をついていると思ってしまう表現が多いんだな。だからこんなに惹かれるのかも・・・。
641 「LADY-GO-ROUND」 B'z 02/03/27
A「BEARK THROUGH」(90/2/21)
 「こひしかるべき〜」と一部分に古語を使ったこの楽曲はまさにアルバムタイトル通り、稲葉節が
殻を打ち破った印象を受ける画期的な一曲。女性って恋を巡り続ける生き物なのかなあ、とそ
のときは思ったが、男性もそれに負けず劣らず巡り続ける生き物のようである(笑)。「男もまわる
だれかいませんか〜♪」ってところに、なぜか男のいい意味での情けなさを感じてしまうな(笑)。
237 「檸檬」 さだまさし 01/02/06
A「私花集」(78/3/25)
 なんか歌詞だけ見ると、文学小説を読んでるような気持ちになる不思議な曲。それは青春時
代の回想劇。「食べかけの檸檬 聖橋から放る 快速電車の赤い色が それとすれ違う〜」・・・
一種の詩だね、こりゃ。聖橋は御茶ノ水にあってこの快速電車とは中央線、各駅停車とは総武
線のことを示すのだろう。誰もが青春時代に置き去りにせざるをえない想いを綴った哀しい名曲。
3670 恋愛症候群 -その発病及び傾向と対策に関する一考察-」 さだまさし 12/01/06
S(85/8/28)
 コミカルな弾き語りの中で彼なりの「恋」に対する考察が無理やりに詰め込まれていますが、結
局は誰にも解明することなどできないのです。でも自分の身、いや毛を削ってまでも(笑)「恋」と
いう症状を歌で伝えようとするその姿勢が彼らしい。100人いりゃ100通りの症状があり、ひとくくり
にはできないけど「心が枯れてゆくか愛という形に変わるかのどちらか」というくだりには妙に納得。
4705 「恋愛小説」 いきものがかり 14/11/06
A「I」(13/7/24)
 あなたと私の恋はまるで子供がじゃれ合うようなものだった。いつしかふたりとも大人になり、や
がてこの恋に限界を感じるようになった。始まりあればいつかは終わりが来るとわかってはいたけど
やっぱり痛い。今日で終わってしまうあなたとの恋。私はこの恋の向こうにある何かを見つけたい。
そんな女の子の想いを描いた作品。この何とも言えぬニューミュージック感が郷愁を誘いますね。
3974 「恋愛スピリッツ」 チャットモンチー 12/11/05
S(06/6/7)/A「耳鳴り」(06/7/5)
 私はあなただけを想い見つめている。でもあなたの目線の先には私の前にあなたの横にいた人
がいる。今あなたの横にいるのはあの人じゃなく私。だから私だけを見てほしいのに。そんな女の子
の切なる願いが綴られたロックバラード曲。もし再びあの人があなたの前に現れてやっぱりあなたの
ことが忘れられないなんてつぶやかれたら私は捨てられちゃうのかな?そんな彼女の不安が痛い。
1213 「レンガ通り」 村下孝蔵 03/10/31
A「汽笛がきこえる街」(80/7/1)
 満足な別れ話をすることもできずに大好きだった人と別れなければならなくなってしまった女性の
切ない心のうちが綴られています。昔彼といた古いアパートへ行ってみると楽しかった彼との日々が
頭の中によみがえってくるけど、現実にあの頃の彼と自分はそこにはいない。私がこんなにつらい想
いをしてることも、きっと彼にはわからないでしょう・・・初期の村下さんの悲しいバラードの傑作です。
2680 「恋奏花」 アンダーグラフ 08/02/18
A「素晴らしき日常」06/7/19)
 これから襲ってくるであろう悲しみや苦しみを覚悟して生きるっていうのもひとつの生き方なんだろう
けど、そういう時って逆に自分で自分の置かれた状況を難しくしてしまってる部分もあったりする。今
まで生きてきた経験がそうさせるんだろうけど、本当は物事ってもっと単純でいいんじゃないかって気
もします。ただ君が隣で笑っていてさえくれればいい・・・そんな青年のやるせない感情が出た楽曲。
2565 「恋々・・・」 ZONE 07/09/14
S「true blue」カップリング曲(04/7/7)
 恋は幸せを運んでくる、というよりもむしろ苦しみを運んでくる。だけど苦しみといったって決して嫌
なことじゃなくて・・・何て言うんだろうなあ、いつもは見ることができない自分の心の奥の方を目の
当たりにする瞬間っていうか。だから人は理由の見つからない涙を流す。そして想いを強くしてゆく。
恋って自分ひとりでは解決できないもの。だからそこに幸せだけでなく苦しみも生まれるんだろうな。

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