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〜つ

852 「月」 吉岡秀隆 02/10/31
A「分岐点」(94/5/20)
 学生時代は友達と一緒にまぎれて大人の言う事を聞いてれば、なんとなくですけどその場をしのぎ
きれた感じがします。でもいざ社会に出てひとりひとりが社会に対して立ち向かわなければならなくな
った時、すごい孤独感を感じたものです。そんな孤独感をうまく表現してるなっていうのがこの楽曲!
人は常に立ち止まらず前を見て走り続けてゆくしか、生きてゆく方法はないんだなって感じましたね。
493 「月あかり」 村下孝蔵 01/10/22
A「汽笛がきこえる街」(80/7/1)
 「忘れかけた郷愁を歌に託して・・・」というキャッチ・フレーズとともにデビューした彼のデビューシング
ル。ボクの中ではオフコースの「忘れ雪」、さだまさしの「縁切寺」とならび「別れ旅の歌三部作」と勝
手に呼んでいるのですが(笑)。今までケンカばかりしていた二人も、いざ別れることが決まってみると
言葉のとらえ方も変わってくるんだなとしみじみ感じてしまう楽曲。イントロからもうすでに切ないな。
2611 「月明かりに照らされて」 山崎まさよし 07/10/30
S(95/9/25)/A「アレルギーの特効薬」(96/4/1)
 月明かりに照らされた君の微笑む顔が悲しすぎるから、僕は君とこれからも一緒にいたい。そんな
男の想いをシャウトした彼のデビュー曲。今まで僕は遠まわりをしすぎてた。でもこれからは迷わず君
を待たせず一緒に生きようとする男の決心が妙に痛快に響いてきます。ポップでブルージーなアレン
ジとハーモニカ、彼独特の歌声がこの決して明るくない曲に希望を感じさせる不思議な作品です。
2113 「月が一番近づいた夜」 SION 06/06/19
A「I DON'T LIKE MYSELF」(93/10/21)
 月が地球に近づいた夜、各地でさまざまな不思議な現象が起こる、という歌。助けようのなかった
患者が急に元気になったり、帰ってくるはずのない人がひょっこり現れたり、子供たちの身体にあった
障害が治ったり。でも聴いた直後にとてつもない悲しみを残す歌なんですよね。彼独特のしゃがれ声
で温かく歌われたこの羅列されたエピソードは、きっと叶うことのない願いのひとつひとつなんだろうな。
2479 「月影」 斉藤和義 07/06/20
A「Because」(97/12/26)
 もし10年前に戻れるとしたら、いったい何をするだろう?今の自分の状況とかをその当時の自分に
伝えて、もっと違う道に向かわせようとしたりするんだろうか?それとも「そんな思い込まなくてもいいん
だよ」なんて声をかけるんだろうか?(笑)揺られるバスの中で、ふっと思いつくこういう他愛もないエピ
ソードを歌にできるっていうのが彼の作品の魅力ですよね。なぜか心がワクワクしてくる曲ですよね。
1906 「月影」 ゆず 05/11/24
S「またあえる日まで」カップリング曲(02/10/17)
 彼女からサヨウナラを言われてしまった青年の悲しみが表現された、美しいストリングスに彩られた
曲。今自分の頭上に輝いている月影のかかった雲を彼女も今見ているのだろうか。もし見ているの
なら、もう一度君に逢えるかもしれないな。それは今ひとりでいる状況を飲み込みたくない青年の精
一杯の前向きな想いなのかもね。岩沢君ののびやかなボーカルがさらに情感を引き立ててるなあ。
1993 「月が吠える」 長渕剛 06/02/19
A「家族」(96/1/1)
 阪神淡路大震災にインスパイアされ、多くのかけがえのないものを失った人々に想いを馳せ作ら
れたという静かなバラード曲。そしてここには間違いを犯してしまった彼自身への反省の念も込めら
れている気がします。ただ月の一筋の光だけがさす場所でひとり歌ってる彼の像が浮かんできます。
イントロのブルースハープがまたいい味を出している彼の優しさが五臓六腑に染み渡ってくる名曲。
1645 「月と海の贈り物」 徳永英明 05/01/06
A「太陽の少年」(95/12/8)
 たとえば自分は今本当に孤独だと思っても実はそうではなくて、それはただ単に自分の周りに「人
」がいないだけであって、太陽も月も海も、言ってしまえば大地や木々だっていつもその場所で自分
を待っていてくれる。そう考えれば今の悩みがすごくちっぽけなものに思えてくるんじゃないだろうか?
というテーマを感じるバラード曲。自然って雄大でそして人間ってちっぽけだなって感じる名曲です。
1577 「月の赤ん坊」 中島みゆき 04/10/30
A「Miss.M」(85/11/7)
 二十歳を過ぎると一般的には成人として認められるけど、精神的な部分では子供から大人へと
”ここで変わるよ”っていう分岐点はない。たとえば「あんな大人にはなりたくない」と思った時点でそ
の子はもうすでに大人の視点をもっている、と歌う彼女の視点こそすごいなって思います。月明かり
の中で奏でられているような静寂な雰囲気をもちながら、痛烈なまでのメッセージを放っている曲。
4767 「月の石」 槇原敬之 15/01/07
A「LIFE IN DOWNTOWN」(06/2/22)
 人間とはいかに乱暴で勝手なのかということを思い知らされることがある。人間にとって都合のいい
ことは、この地球上の人間以外のすべてのものにとっては不都合ということになる。そしてまたその逆
も然り。ある会場で展示された「月の石」。本当は太陽に照らされることで初めて輝けるその石をわ
ざわざ地球に持ち帰り輝けぬ暗い場所でずっと人の目にさらしている。それも人のエゴなんだよね。
668 「月の歌」 the yellow monkey 02/04/23
A「Four Seasons」(95/11/1)
 「太陽」と違って「月」ってどちらかと言えば明るいイメージがない。「月」は当然夜に見れるものだ
から、そうなってしまうのかもしれないけれど。そんな「月」に向けて歌われたバラード曲。イエローモン
キーの暗の部分を表現したピアノが印象的な作品です。同アルバムに収められているシングル『太
陽が燃えている』とも対照的。目立たぬ月がその気になれば、世界をも破壊する力を持っている。
2566 「月のそばで眠りたい」 奥華子 07/09/15
A「やさしい花の咲く場所」(06/3/1)
 不思議な閉塞感が漂う楽曲です。”あなただけが あたしだった”このフレーズには、あなたが目
の前にいた瞬間だけが、あたしという存在がこの世に認められたと思える瞬間だったっていう意味が
込められている気がします。けれどあなたは目の前にはもういない。そしてあたしはなぜか今たった
ひとりでここにいる。そんな状況で彼女にできるのはただひとつ、眠ることだけ。哀しい歌なのです。
3088 「月の傷」 熊木杏里 09/06/03
A「私は私をあとにして」(07/10/24)
 知らないうちに人を傷つけていることがある。その言葉が人を傷つけているかどうか、それを知るに
は言われたその人の心を自分の心に置き換えてみるしかないんだけど、それだって結局はただの
自分勝手な想像でしかない。本当に落ち着ける”自分の場所”なんてこの世にないのかもしれな
い。いや、今いるその場所こそ実は”自分の場所”なのかもしれない。心って曖昧なものですよね。
3347 「月の爆撃機」 ザ・ブルーハーツ 10/02/17
A「STICK OUT」(93/2/10)
 自分の心をあてもなく目標に向かって飛ぶ「爆撃機」にたとえて歌われたロックチューン。人がた
どり着く人生の最終地点は最初からみな決まってる。問題はそこにたどり着くまでの過程なんだよ
ね。はっきりとした目標なんてない。あったとしてもその場所が本当にあるかどうかさえわからないよ
うな薄っすらとした月明かりしか見えない。みんなそうやって暗がりを必死こいて生きてるんだよね。
3151 「月の光」 さだまさし 09/08/05
A「古くさい恋の唄ばかり」(96/10/25)
 人は自分の中の時間すら止めることができない。たとえどんなに強く「ずっと忘れない」と思ってい
ても、いつしか頭の中の記憶は花びらが散りゆくように色褪せてゆく。あれほど燃え上がった恋心
や離れてしまった悲しみも、やがて時が経つにつれ忘れてしまうのだろうか?そんな男の心情を綴
った切ない一篇です。しあわせとは、そして生きることとは、「はかなさ」でできているのだろうか?
3856 「月の夜に」 GLAY 12/07/10
A「GLAY」(10/10/13)
 人はいつか空に還る。すべての人が例外なくそう決められている。もし明日自分や愛する人が
そうなる運命だとわかったら、今まで感じていたすべてが特別なものに思えてくるのは「今」は永遠
に続くものじゃないことをどこかで悟ってるからなのだろう。かといって「特別」を維持できるほど心は
簡単じゃない。ただ一方でそんな不完全だからこそ、愛したり心惹かれたりができるんだろうけど。
3548 「月のワーグナー」 ユニコーン 11/09/06
A「SPRINGMAN」(93/5/21)
 まるで古い蓄音機から発せられているかのようなノイズの入った前半部分から、一気に霧が晴
れたように壮大になってゆくこの曲構成が大好きなんです。いつも同じように見える三日月の形だ
ってまったく同じ状態ではいられないのと一緒で、周りの状況だって刻一刻と変わり、様々な変化
がめまぐるしく押し寄せてくるだろう。でもそこで胸を張って生きられたら・・・負けないよね、きっと。
4960 「月はそこにいる」 中島みゆき 15/04/10
A「常夜灯」(12/10/24)
 私は今いる場所から逃げ出したかった。すべてを投げ出してしまいたかった。でもその反対側に
は、今の自分をあきらめたくない私がいたのかもしれない。だから私は今もここにいる。空を見上げ
れば悠然と月が輝いている。私ごときがどこで何をしようと、まるで何事もなかったようにこれからも
輝き続けるのだろう。だとしたら私の今あるつらさだって実はとるに足らないものなのかもしれない。
2038 「月はピアノに誘われて」 TMN 06/04/05
A「EXPO」(91/9/5)
 ”月はピアノに誘われて”とはなんてロマンティックなタイトルなのでしょう。こういう雰囲気は小室さ
んの曲じゃ出せないんですよね。やはり木根さんはただ者じゃないと思います。伊達にいつもサング
ラスかけてませんね(←それは関係ない(笑))。最後のつもりで抱きしめキスしたあの時の、言葉に
ならない僕との約束を今も覚えているかい?蒼い月の下で、主人公の想いはまたあの瞬間へと。
3496 「月見草幻想」 南野陽子 11/07/16
A「GAUCHE」(89/7/12)
 こういう幻想的な曲は80年代アイドルならば誰しもが通らされる道(笑)。ただその中でも群を抜
いていた(頭のねじの外れ方も含め←すいません(笑))彼女のこの曲は彼女自身とのギャップも含
め強く印象に残ってる作品。恋に破れてもまた傷つくとわかっていながら恋してしまうことを「花は摘
まれるために咲くのです」と歌う彼女がはかない。絶頂期のアルバム『ゴーシュ』に収められた一編。
1863 「月夜に抱かれて」 辛島美登里 05/10/12
A「Good Afternoon」(90/5/23)
 ただ月光が降り注ぐ部屋の窓辺を連想させるバラード曲。本当に愛してしまった相手に対して本
当の言葉なんて出てこない。たとえ何を言ったとしても虚飾のように感じてしまう。だけどあなたのた
めなら私は天使にも、そして悪魔にだってなれる。そんな女性の彼への強い想いが描かれています。
その鬼気迫るほどの強い女性の想い。男性から見たらうれしい反面ちょっと怖いかもしれない(笑)。
3074 「月夜のくしゃみ」 南野陽子 09/05/20
A「GAUCHE」(89/7/12)
 人も街も明日を迎えるために眠っている真夜中。私だけが取り残され、紺碧の空に浮かぶ月をた
だ見ている。この月の満ち欠けをいくつ数えたら私の望むものが見えてくるのだろう。そんな女性の想
いを綴った、彼女自身が作詞を手がけた屈指の名曲。夜明け前に夜空を見ながらふと思いにふけ
ると、明るい時間には考えもつかなかったことが次から次へと脳裏に浮かんでくるから不思議ですね。
4361 「月を超えろ」 奥田民生 13/11/27
S(99/2/20)
 ただ単にパーティー会場へ君を乗せて車で行くというシーンを歌にした曲ですけど、この状況とは裏
腹なシリアスっぽい曲進行が印象に残ります。このシンプルかつ個性豊かな曲調がいいな。そしてな
ぜか70年代アイドルのブロマイドみたいなこのシングルの彼の長髪ジャケットも印象に残ります(笑)。
ホントにドライブ好きなんだなと思えちゃう。考えてみれば車に乗ってる彼の歌、すごく多いですよね。
739 「償い」 さだまさし 02/07/04
A「夢の轍」(82/12/11)
 とても他人事だとは思えない。明日自分が「ゆうちゃん」の立場になってもおかしくはない。たとえ運
転手がどんなに疲れていようと同情的な理由があろうと交通事故の被害者の遺族にとって「人殺し
」に違いないのだから。「ゆうちゃん」が許される日は来るのでしょうか?それはゆうちゃん自身が自分
を許せる日ということなのでしょうけど。人間というサガの、素晴らしさと悲しさが同居している名曲。
3646 つぐみ」 スピッツ 11/12/13
S(10/6/23)/A「とげまる」(10/10/27)
 普段は当たり前ののように思えるけど、僕と君がこの世でこうして知りあえて一緒にいることができ
るのは本当ならありえないほど少ない確率なんだ。明日も一緒にいれる確率だってすごくあやふや
なものなんだ。もしかしたら僕は明日死んでしまうかもしれない。後悔したくないから僕は君に言う。
「愛してる」と。犬の名前のバンドなのに、妙に鳥の歌が多いなと感じるのはボクだけだろうか(笑)。
2452 「つくり笑い」 あみん 07/05/24
A「P.S. あなたへ・・・」(83/4/25)
 以前別れた恋人から優しい声をかけられた女性の複雑な心情を歌った楽曲。人は無垢のまま
生まれ、悲しみや苦しみを経験するたびに人を信じられなくなってゆく。悲しいことだけど、それが生
きる上での避けられない約束事なのかもしれない。そう考えると”時の流れ”って罪深いものだよな
と感じてしまう。ただ、それでも元に戻れるのなら戻りたいと思うのもまた人の業なのかもしれない。

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