| 前作「smile」のビッグヒットを受けて、このアルバムは今までのイエローモン |
| キーの持っていた中性的な妖しさは影を潜め、歌詞を見てもロックを前面に |
| 押し出している。その顕著な例がシングル「2.太陽が燃えている」であろう。彼 |
| らの楽曲にしてはかなり健康的なナンバーだもんね(笑)。タイトル曲「1.Four |
| Seasons」の「人様にコーヒーと迷惑はかけちゃいけない」というフレーズが好 |
| きだ。そしてハイスピード・ロックチューン「3.I Love You Baby」もノレるし、「4. |
| Tactics」の怪しげなサウンド運びもよい。そしてピアノ演奏がもの悲しく響き |
| 渡る「8.月の歌」はその雰囲気に引きこまれる。もうひとつのシングル曲「9.追 |
| 憶のマーメイド」はまさに昭和のGSサウンドを彷彿とさせるロック歌謡、「10. |
| Father」はボーカル吉井和哉氏が幼くして亡くした父親への歌、ラスト「11.空 |
| の青と本当の気持ち」は壮大なるロックバラード。今までのアルバムと比べる |
| と比較的一般大衆に聴きやすいサウンドとなっており、オリコン初登場1位もう |
| なずける内容となってはいるが・・・なんか完成されてしまった感もある一枚。 |