セルフカバー・アルバム

「NEVER CHANGE」
1988年3月5日
1. STAY DREAM   6. 碑
2. 僕のギターにはいつもHeavy Gauge   7. 明日へ向かって
3. あんたとあたいは数え唄   8. 夢破れて
4. 逆流   9. Bye Bye 〜忘れてしまうしかない悲しみに〜
5. 乾杯    
 昔の自分の作った歌の中でも、彼本人が今でも光り輝いていると思う曲たちを1988年現在の声で歌いなおした
セルフカバー・アルバム。このアルバムの冊子の中で彼も語っていましたが、あの当時に歌ったものを今長渕剛
の作品としてラジオなどで流されるのがとても歯がゆい。今俺はここまで来ているというのに、あの頃のまだ未熟
だった頃の自分の声でその歌が流されるということは、まるであの当時から今まで何も変わっていないと思われ
ても仕方がない。だから歌いなおした・・・っていうようなことが書いてあった気が(←正確に書きなさいよ(笑))。
ボクが思うに、ただやっぱりそれはそのアーティストのエゴだとも思うんです。だって人それぞれがその時々にそ
れらの曲に抱いた感情っていうのは、アーティストが自由に操作していいとは思わないし、そんな権利もないんで
すよ。こんなこと言ったら聴く側の傲慢ともとられかねませんが(笑)。だからボクはあまりこの盤を聴きません。
ただ理由はどうあれ、この時期に「5.乾杯」をシングル化したってことがなければ、彼は今ほど知名度がなかった
かもしれないってことを考えると、もしかしたら重要なアルバムかもしれませんね。それと個人的には「4.逆流」
テンポが速くなり、より軽快になってますがこのバージョン好きです。しかも「僕」を「俺」に歌いなおして、歌詞も全
部オリジナルの過去形になっているところがニクイなあ!確かNHKのドラマの主題歌になってたような気がします
が、なんかいいんですよね(笑)。「1.STAY DREAM」「5.乾杯」以外の作品はあまりオリジナルの原型をとどめ
ていない気がします。う〜んここら辺は個人個人の好みにもよるでしょうが、とりあえずジャケットの絵が怖い(笑)。

長渕剛トップページへ