5th Album REALIZE

1989年5月21日

  1. 君の青   6. 恋人
  2. 眠れない夜   7. コバルトに消えたブルー
  3. ラバーズ   8. MYSELF 〜風になりたい〜
  4. You're in the sky -Eolia-   9. 最後の言い訳
  5. そして星になったよ   10.僕の時計
 
 セールス的にも世間に認知されたアルバム。シングル3曲を収録しています。「1.君の青」は”愛”っていう不確
かなものについて歌われています。もし僕があなたを愛し続けることができるのなら、僕の心には青空が広がる
だろう・・・わかる気がするなあ(笑)。「2.眠れない夜」はメッセージソング。人間が今未来に向かって進んでい
る道は果たして正しいのだろうか・・・そう考えると、僕は今夜も眠れない。「3.ラバーズ」は聴いてるだけで広い
荒野を低空飛行しているような気にさせてくれるポップナンバー。「君の青」で失いかけた”愛”がこの曲で取り戻
されたような感じです(笑)。「4.You're in the sky」は全編英語詞のバラード。前作に収録された「風のエオリア」
のリメイクだけど、メロディーがまるで違う。こっちのバラードもいいなあ。「5.そして星になったよ」は今ではもう
会うことのない恋人との日々に、自分の原点になってくれるかい?と語りかけるバラード曲。「6.恋人」は海辺の
恋人たちを見ながらもう一度あの熱さを取り戻すことはできないだろうか?という恋に冷めた男の心情を歌う、
ムードのある曲ですねえ(笑)。「7.コバルトに消えたブルー」は愛する人を置いてまでも夢に向かって走ってい
る男を描いた一編。何かを成し得るには、やはり何かを犠牲にしなくてはならないんだろうか?「8.MYSELF」
多くの人が行き交うこの街でもまれたとしても、僕は僕でありたい・・・という意志を歌った傑作。人波の中で立ち
止まった時にふと感じる不安や寂しさを見事に歌にしてる作品だと思いますね。「9.最後の言い訳」は徳永さん
本人も「これが本当の意味でのデビュー曲」と言われるくらいの名曲。いちばん大事だったはずの彼女との別れ
を歌っているんですが、この切なさや悲しみの感情は文字で書くよりも、ぜひ聴いてみてほしい一曲。「10.僕の
時計」は徳永さんだから許されるラブソング(笑)。自分の過去の過ちのために別れてしまった彼女に会いに行
くバラード曲。『REALIZE』・・・このアルバムの各曲には、これまでになかったほどのリアリティーを感じます・・・。
 
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