1stアルバムのみずみずしさがそのまま成長して、青年の心になったような、そんなアルバムです。「1.9月のストレ |
ンジャー」は卒業後に別れた彼女を駅で見かけた男の心情を綴ってるバラード曲。「2.夏のラジオ」はポップでありな |
がらありし日の恋人たちを切なく歌った楽曲。夏の終わる淋しさを十二分に表現しています。「3.僕のハートに君は |
STAY」はタイトル通りのラブソング(笑)。「君はSTAYSTAYSTAY・・・」ってところを聴くとなぜか恥ずかしくなってしまい |
ます(笑)。「4.ライディーン」はアルバム中唯一他の作曲家のもの。このポップさは当時の彼には出せなかったのか |
な?「5.夢に抱かれて」は恋人との最後のドライブシーンを胸に刻もうとしてる男の哀しみを優しく歌っています。「6.抱 |
きしめたい」はやはり夏の悲しい思い出をロックチューンとして作り上げた逸品。「7.ペンダント」は一面広がる海原 |
に向かってひとりたたずんでいる男のシルエットが、この曲を聴くだけで浮かんできます。彼女の思い出がいっぱい詰 |
まったペンダントを・・・この後海に投げたんだろうなあ、きっと。「8.感じるままに」は彼女の危うい想いを打ち消そうと |
外へ連れ出す男の子の健気な行動に涙してしまう。「9.振られるなんて」はこの先どうやって彼女と過ごしていこう?と |
考えてたところへいきなり彼女からの別離宣告を受けた男の哀しみが描かれています。「10.心の中はバラード」は彼 |
の初期のバラード代表曲。今は離れてしまっても、僕はあの頃の君と過ごした瞬間を忘れないよ、と歌われる屈指の |
名曲。ラスト「11.愛の中から」は失恋曲が続くこのアルバムを大きく包みこむかのような壮大なバラード。悲しい曲が |
多いんですけど、その悲しさがなぜかボクはとっても好きなんですよね。夏から秋にかけて聴くと絶品の曲たちです。 |