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つのふ〜なつん

1116 「夏の魔物」 スピッツ 03/07/24
A「スピッツ」(91/3/25)
 「夏の魔物」なんだか仰々しいタイトルのこの曲なのですが、すごく覚えやすいメロディーで頭から
離れていかなくて困った時期がありました(笑)。彼女と暮らしていた頃には見えていたものが、彼女
と別れて、いざひとりぽっちになってみたら見えなくなった。もしかしたら「夏の魔物」とは彼の心の中だ
けに住んでいて、彼女との暮らしていた時にだけ見えていた「幸せ」というものだったのかもしれない。
1494 「夏の向こう側」 町支寛二 04/08/08
A「ひき潮」(93/4/21)
 遠い南国でめぐりあった恋。だけどもう僕は帰らなくてはならない。「これは本当の恋じゃない。あく
までこの国に来て彼女と知り合い別れてゆく、この国にいる間だけの束の間の恋なんだ」男は心に
何度もそう言い聞かせながら、一方では彼女のことを忘れられない心の傷みを感じている。もう二
度と戻ってこないあの瞬間に男はかけがえのない切なさを感じてる。なんてはかない曲なんだろう。
408 「夏のラジオ」 徳永英明 01/07/29
A「RADIO」(86/8/21)
 ある夏の日の恋人とのデートシーンを振り返った作品。この曲にとても淡くそして悲哀すら感じるの
です。この二人はもう別れてしまっているんだろうけど、この男のロマンチックさってわかる気がするな。
曇り空と誰もいなくなった海岸、そしてラジオから聴こえてくる想い出のあの曲。その曲がかかっただけ
で、あの頃の苦く甘い想いがよみがえってしまう曲ってありますよね(ボクには苦い方が多いが(笑))。
423 「夏の別れ」 オフコース 01/08/13
A「STILL a long way to go」(88/6/1)
 解散発表と同時に発表されたラストアルバムの中の一曲でシングルにも選ばれた、まさに「夏の別
れ」をテーマとした作品。二人が別れようとしているまさにその瞬間を楽曲にしたものですが、その瞬
間に今までの彼女との想い出が、頭の中を走馬灯のようにかけめぐってるんじゃないかなあ。夏の終
わり=夏との別れ=彼女との別れ。う〜む傷は深い!(笑)でもちょっと彼の未練も感じられるな。
2522 「夏は憶えている」 槇原敬之 07/08/02
A「EXPLORER」(04/8/11)
 「夏は子供たちのためにあるのかもしれない」この曲を聴いているとそう思えてならないのです。山
や海などの大自然の中で遊ぶことによって、大人たちからは決して教わることのできない、人間とし
ての一番大事な部分を夏は子供たちに教えてくれているような気がします。だから夏休みに毎日
塾に通っているような子供たちを見かけるたびに「もったいないなあ」って気になってしまうんですよ。
784 「夏祭り」 長渕剛 02/08/18
A「LIVE」(81/3/5)
 オリジナル未収録の、まさにこのライブアルバムだけに収録された彼の弾き語りによる楽曲。『帰り
道』などに見られる、若い恋人たちの淡くはかない恋物語を綴っています。すごく相手のことが好き
なんだけど、いつまで続くのかわからないどことなく危うげなこの恋。それが彼の初期のラブソングにお
ける特徴だと思います。燃え尽きる線香花火のように、この恋ははかなくも散ってしまうのだろうか?
3907 「夏みかん」 野狐禅 12/08/30
A「東京23区推奨オモイデ収集袋」(04/11/17)
 たとえそれが悲しい想い出でも、思い出しただけで涙するような記憶を持っているだけでその人が
生きてきた意味ってあるんじゃないかな。「何もない」ということがいかに幸せなことか。それは実際に
失ってみないとわからないものなのかもしれない。失った瞬間に「何もない」と思っていた自分は実は
こんなにもたくさんの幸せに囲まれていたんだと納得できるのだろうから。ボーカルとピアノが沁みる。
467 「夏土産」 中島みゆき 01/09/26
A「予感」(83/3/5)
 恋人が友達と旅行に行くといっていたその場所に、彼女の友達も行っていた。そしてその友達から
旅先の写真が送られてきた時、偶然にもその端っこの方に彼女の恋人と見知らぬ女性の影が、って
なんちゅうシチュエーションじゃ!と思わずうなってしまった彼女の名曲。彼が嘘をついてるのがわかっ
ているのに言えない。やさしいメロディーと歌声の中に悲しみを感じる珠玉の作品。切ないですね。
3175 「夏休み」 吉田拓郎 09/08/29
A「元気です。」(72/7/21)
 この曲を聴いてると「夏休み」ってのは確かに始まった最初の頃はワクワクしてくるような期間なんだ
けど、8月も後半あたりを過ぎると何か大きなものを失ってゆくような、そんな寂しさを子供心に感じて
たな、と思い返したりします。周りの環境が知らず知らずのうちに変わってゆく中で、人間ってたとえ子
供でも戸惑いながらもそれに順応できるようになってしまうんですよね。ちょっと悲しいことなんだけど。
4323 「夏をあきらめて」 研ナオコ 13/10/20
S(82/9/5)
 サザンのオリジナルもいいですが、研さんのこちらの方が男の気持ちを女性が歌われている分響いて
くる気がするのは僕だけでしょうか?不思議だなと思うのはよく歌詞を噛み砕いてみるとサザンのアッパ
ーでノリノリな曲にありそうな内容なのにメロウなメロディーとアレンジでこうもしっとりとした作品に仕上
がってしまうのか、ということ。あの夏は今もまぶしく輝いている。でもその夏は二度と戻っては来ない。

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