7th Album
 バンド名を「TM NETWORK」から「TMN」へと変え、「リニューアル」(デパートの売り
場みたい(笑))した彼らの七枚目のオリジナル・アルバム。全体的に「音」が太くなっ
ており、幾十にも重ねられた演奏がダイナミックさを感じさせる。それをまとめて表
すと「1.Time To CountDown」のようになる。この曲はTMNとなってからの初のシング
ルであり、前奏のピアノから一転、重たい演奏がはじまるという、「ジェットコースター」
に乗っているような曲。「2.66/99」にもそれを感じる。そして真骨頂は「3.Rhythm Red
Beat Black」。ジャンルで言うと、当時流行った「ハウス」になるのかな。この曲がシン
グル化された時、B面を歌っていたのが、これがデビューとなる「電気GROOVE」であ
った(彼らの歌は、この「Rhythm〜」の替え歌で、これはこれで面白かった)。そして
静けさと激しさが両極端な「4.Good Morning Yesterday」、まさに「世界の終り」を歌っ
「6.World's End」が続く。8曲目からは木根作曲の作品が3曲ならぶ。「8.Reasonless」
は彼の作品にしては珍しい疾走感あるポップチューン、「9.Tender Is The Night」には
ボク自身苦い想い出が・・・(いつかアポロ・ライブラリーで触れますが(笑))、「10.Look
-ing At You」ではデビュー6年目にして初の木根メインボーカルによるバラード。思っ
たより甘い声にウットリ(笑)、そしてリニューアル目前にでたシングル「11.The Point of
Lover's Night」で幕を閉じる。発表当時、以前からのファンからは賛否両論が飛び出
したアルバムではありましたが、なんとも個人的にも思い入れのあるアルバムです。
「Rhythm Red」
1990.10.25
 
1. TIME TO COUNT DOWN
2. 69/99
3. RHYTHM RED BEAT BLACK
4. GOOD MORNING YESTERDAY
5. SECRET RHYTHM
6. WORLD'S END
7. BURNIN' STREET
8. REASONLESS
9. TENDER IS THE NIGHT
10. LOOKING AT YOU
11. THE POINT OF LOVER'S NIGHT
 
 
 
 
 

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