フェイバリット・ソングスへ  アーティスト検索

んさ〜てんわ

4725 「天使」 KOKIA 14/11/26
A「trip trip」(02/1/23)
 形あるものはやがて姿を変え、そしていつか必ず滅びてゆく。だからこそこの目に見えるもの
すべてが儚く、そして愛おしく見えてくる。いつまでもそのままの姿ではいられないかけがえのな
いものだからこそ、愛おしさと同じくらいの悲しみがあふれ出してくるのだろう。そんな時、人に
は空から天使が降りてくる。言葉にできない何かを形で表そうと「涙」という姿に形を変えて。
4680 「天使」 フラワーカンパニーズ 14/10/12
A「ハッピーエンド」(12/10/3)
 彼女とふたり夜道を歩く。いろんな話をしながら僕らは辿ってきた道のりをかみしめていた。
彼女と会える最後の夜だから、何気ないすべての風景が特別に思えて見える。今まではす
べてふたりのものだった。でも今夜は何もかもが僕と君とを分かつかのように見え、聞こえる。
いっそ天使がふたりまとめてどこかへ連れ去ってくれれば、いつまでも一緒にいられるのにな。
4194 「天使と悪魔」 世界の終わり 13/06/13
A「ENTERTAINMENT」(12/7/18)
 「正しい」と思える意見もあればその反対もある。物事の善悪にしても同じことが言える。
でもその「正しい」は本当に正しいだろうか。「間違い」は本当に間違ってるだろうか。その答
えは自分の中にしかないのかもしれない。「世の中に反する異質なものはすべて悪だ」とい
う判断がいじめを生んでいる。でも責められるべきは子供たちではなく今の大人たちでは?
1642 「天使になんてなれなかった」 WANDS 05/01/03
A「Little Bit・・・」(94/4/1)
 バッグの中にいっぱいの夢をつめこんで飛び出した。なんて状況、ボクにはないんですよ。
だから若い頃すべてを引き換えにして自分の描いた夢に飛びこんだ人をすごくうらやましい
と思うし憧れでもあります。夢の前に立ちはだかった壁を越えられなかった青年を歌ったロ
ックチューンですが、それでもまた初めからやり直して向かってやるっていう意志を感じます。
1926 「天使の階段」 中島みゆき 05/12/14
A「短篇集」(00/11/15)
 目の前に広がるのは緑広がる大草原。そして耳にはいくつもの鐘の音。この曲を聴くたび
に優しい気持ちになれるのはなぜでしょう?”中島みゆき ミーツ 大教会”みたいなイメージ
を持っているのは僕だけではない・・・だけだったりして(笑)。そこはあらゆる人の邪念も妬み
も悪意も入ることのできない、ただ天使と呼ばれる者だけが行ける神聖な場所なのだろう。
4745 「天使の猫」 斉藤和義 14/12/16
A「和義」(13/10/23)
 自分で捕まえた鳥をくわえた猫が横切ってゆく。その生々しい姿に思わず目を背けたくな
るけど実はその野性的な姿こそ本来の健全な「生きる」姿なのかもしれない。自然に生き
ているその有様に目を背けたくなるということは、それだけ人間だけが不自然に生きていると
いうことなのだろう。「生きる」ことに対してまっすぐで迷いのない猫。それに比べ人間は・・・。
214 「電車」 岡村孝子 01/01/14
A「liberte」(87/7/5)
 仕事と彼とどちらをとるかと選択をせまられ、仕事を取ったキャリアウーマンを歌った曲。人
生にはきっと「正解」という答はないのかもしれない。生きていく中で選択をせまられる状況
に無数に出会うのだろうけれども、結局その時選んだ答えが正解なのか誤りなのかがわか
るのは、きっとこの世を去る時なのかも知れないね(柄にもなく、いやに哲学的だな(笑))。
4069 「電車の窓から」 back number 13/02/08
A「スーパースター」(11/10/26)
 何も知らなかった頃はどんな自分にもなれると信じていた。でも社会に出ていろんなことが
わかってくると、あの日の自分がいかに無知だったかを思い知らされてしまう。電車の窓には
あの日とまるで同じ風景。なのに僕はあの日とこんなにも変わってしまった。確かに無知さを
思い知らされ、恥ずかしく思うことがある。でもそれを知らずして、先へは進めないんだよね。
67 「電信柱にひっかけた夢」 長渕剛 00/06/27
A「JEEP」(90/8/25)
 この曲はアルバム「昭和」に収録されている「明け方までにはケリがつく」の続編なのではな
ないのかな(とボクは勝手に思っている)。彼は一回デビューした後故郷に帰っているが、そ
のときの想いを歌にした曲なんだと思う。サウンド的にも彼らしいし「俺だって あの日の海を
死ぬまで泳ぎ切るつもりさ」という一節が心に刺さります。情景描写がまぶたにしみますね。
393 「伝説」 中島みゆき 01/07/14
A「パラダイスカフェ」(96/10/18)
 まるで吹雪の中にいるような感覚に落ちてしまう一曲。自分がこの世に存在したってことを
次世代の人に伝えるにはやはり文を書いたり絵を残したりするのがいいんだろうけど「恋心」
や「愛するあの人への気持ち」ってのはいくら文で書いても伝えられない。この曲の普遍性と
いうか「誰も 誰も 誰も〜」とリフレインするサビのワンフレーズに心打ち砕かれたのでした。
2386 「TENDER」 GOING UNDER GROUND 07/03/19
A「h.o.p.s.」(05/2/9)
 「雨の日も風の日も笑って歩けるアイデアを歌姫が唄ってる おかしいね 涙がこぼれたよ」
ってフレーズがあるんですけど、ここすごく共感できるんですよね。キレイな心で過ごせばきっと
幸せになれる、っていうような世間に広く受け入れられている歌に、なぜか歌の力をあまり感
じないんです(笑)。過酷な日々を過ごすほどなぜかこの曲のタイトルが胸に響いてきます。
4359 「Tender」 back number 13/11/25
A「あとのまつり」(10/6/2)
 朝焼けはこんなにもふたりを優しく包んでくれている。なのにふたりはこれから二度と会えなく
なるんだ。僕が夢の話をするたびに君は顔を曇らせていたっけ。僕の気づかないうちに君と僕
の意識の差がこんなにも広がっていたなんてね。大人になるってことは、いろんなものを捨てな
きゃいけないってことなのだろうか。君のいない車はそれでも走る。君のいた香りだけを残して。
298 「Tender Is The Night」 TMN 01/04/09
A「Rhythm Red」(90/10/25)
 この曲には苦い想い出がある。高校の時、毎朝電車で違う高校に通う中学の頃好きだっ
た女の子が乗ってきた。何度も話しかけようとしたけど結局できなかった。数日後、その彼女
がなんと自分と同じクラスの男と仲良さそうに歩いてる姿を見て夢破れたり(笑)。さらにその
夜この曲聴いてダブルショック!そんな感じの歌です(←経験談はともかくいい曲です(笑))。
1427 「転宅」 さだまさし 04/06/02
A「帰去来」(76/11/25)
 確かに人生は潮の満ち引きだと感じることがあります。悪いことばかりが続くはずもなく、喜
びもやってくる。この曲は父親が社会に負けて一家で住みなれた家を引き払うという状況を
細かく描写しています。この一家にも巻き返す時期がやってくる。ただそれを一番喜んでくれ
るはずの人はもうこいない。人生は潮の満ち引き。でも人の生命は二度と返っては来ない。
3467 「Tenderly」 徳永英明 11/06/17
A「DEAR」(88/4/21)
 やっぱり女性の詩だなあと思わせる、心の揺れをそのままメロディーにしたようなメランコリッ
クな楽曲。「プラトニックに愛し合う二人じゃなくてよかったね」って詩にドキッとしてしまうけど
だからこそ続けていられる恋愛もあるんだろうな。そういう恋愛だからこそ逆に相手の心の先
が見えてこない不安もあるんだろうけど。ゆったりとした曲調とは裏腹な、悲しい曲ですね。
1418 「天頂バス」 Mr.Children 04/05/24
A「シフクノオト」(04/4/7)
 この曲調と、歌詞カード読んでなきゃ何歌ってんだかわからない(笑)この高音、急に裏声
になるいきなりさもすべて好きなんです。自嘲気味のように聴こえるけど、確実に前を向いて
歩いている歌。「望んでいれば いつまででも成長期」って一節がいいな。まあ一番いいなって
思うのは音楽的な決まり事なんか度外視して突き抜けてるところかな。とかく気持ちいい曲。
2597 「天然色の化石」 さだまさし 07/10/16
A「夢回帰線U」(90/2/25)/A「美しき日本の面影」(06/9/13)
 今から5億年ぐらい後、次の人類が今の世の中のあらゆるものを化石として発見したとした
ら、いったいどう思うだろう?この世のすべてのものを死滅させたのが人間の仕業だ、と気づく
だろうか?そして僕とあなたがこんなにも愛し合っていたことに気づいてくれるだろうか?非常
にショッキングな作品です。”限られた時間の中で生きる”ということを考えさせられる曲です。
4200 「てんびんばかり」 河島英五 13/06/19
S(75/11/25)
 世の中は重たい方に傾くようにできている、はずだ。なのにこと人の心に関してはそう簡単
に「どちら」と言えない場合が多い。どちらにも主観がそれぞれあり、こちらが正しくてあちらが
正しくないと線を引くのは難しい。もちろん世の中の倫理観は共有しなきゃならない。でも今
正しいとされていることは本当に正しいことだろうか?いつまでも解決できない問題だろうな。
3007 「てんびん秤」 中島みゆき 09/03/14
A「LOVE OR NOTHING」(94/10/21)
 すぐに自分の立場とか周りの都合とかを考えて自分の思いをうやむやにしてしまう男に比べ
常に自分の思いに素直に突き進むのが女の人の強さなんだな、と感じてしまう楽曲。”てん
びん秤に乗せるとしたら あんたと もうひとつは地球”なんてセリフ、なかなか思っても言えたも
んじゃないですよ(笑)。器用か不器用か。男と女、考えてみりゃどっちもどっちなんですよね。
1864 「展望台」 エムラミノル 05/10/13
S「恋花火」カップリング曲(04/6/30)
 高校時代によく授業をサボって(笑)来ていた展望台から、まさに自分のこれからを展望す
るポップな楽曲。人が生きていくのに、変わらない自分でいるっていうことは難しい。いや、見
方を変えれば実は簡単なことなのかもしれない。それは気の持ち方ひとつなのかもなあ。この
主人公のように、冷静に自分自身というものを見つめられる場所を持っていたいものですね。
2737 「天命」 熊木杏里 08/04/15
A「風の中の行進」(06/9/21)
 時は人を待ってはくれない。人が幸せに向かうようにはしてくれない。だから人は幸せにな
るために努力するんだろうけど、ダメなことはいくら努力してもダメだってことも残念ながら中に
はあるんですよね。運命に見放されたというべきか。ただ、もともとの運命ですら人が幸せに
なれるようにはできてない気もする。でも運命を変えることはできると信じて生きたいですね。
3758 「電話」 スネオヘアー 12/04/03
A「バースデー」(08/11/12)
 逢いたい時だけ君に電話をかけていた僕。君はもう僕の隣から消えてしまったけど、雨が降
るたび今も君がびしょ濡れになって待っているんじゃないかと、いてもたってもいられなくなる。
僕の気まぐれにいつも付き合わされていた君。悔やんでも時間は戻ってはくれない。曲の最
後の半ばヤケクソ気味で「パッパパララパッパッパ〜」と歌う箇所が、なぜか最も際立つ作品。

フェイバリット・ソングスへ