このアルバムから大間・清水・松尾の3氏が本格的に合流し、5人編成のオフコースが誕生しました。それを表すかの |
ようにオフコースのサウンドはよりロックに、よりポップになります。イントロの歌い出しが印象的な「1.思いのままに」は、 |
今までの彼らにはなかったより前進的な歌です。「2.恋を抱きしめよう」は他の男に心を奪われてる女の子を想う男の恋 |
心を描いた曲。悲観的にではなく、恋をするのは素晴らしいっていう観点で歌われています。「3.その時はじめて」はブル |
ージーなエレキギターで始まる一曲。出勤時のある女性を見かけるうちに、その女性に恋してしまった男の歌。これまで |
にはないタイプの楽曲。「4.歴史は夜つくられる」は「夜は誰も縛りはしないさ」というフレーズが印象的な一曲。ボクは夜 |
中から仕事に縛られてますが(笑)。「5.愛を止めないで」はオフコースの代表曲。恋そのものだけではなくて、その先の |
人生ということに触れている点がこれまでの楽曲にはない新しいとこですね。「6.SAVE THE LOVE」は”かっこいい”とい |
う印象が強いんですよね〜ボクの中で。メロディー、演奏、そして歌のどれを取ってもすごくいいですね。まさに”愛を守る |
歌”だと思います。「7.汐風のなかで」は、まだ見ぬ愛しい人に向けて歌われたジーンと来る一曲。「愛」とは喜びばかりじ |
ゃなく、苦しみも悲しみもひっくるめて「愛」なんだなあ。「8.愛あるところへ」はオフコース中期の真骨頂とも言うべきロック |
・チューンです。「9.生まれ来る子供たちのために」はまるで大海原を進む小さな舟を連想してしまうメッセージソング。こ |
の国の犯した過ちを飲みこんだ上で、僕らにできることはいったい何だろう?というテーマを歌っているバラードの名曲。 |
最後には前作の隠しトラック「いつもいつも」のライブバージョンも・・・。あきらかに前アルバムまでとは印象が異なり、す |
ごく世界が広がった感じがする名盤ですね〜。 |