11th 「The Best Year of My Life」1984.6.21
     
1. 恋人たちのように 作詞/作曲 小田和正   6. 愛を切り裂いて 作詞 小田和正/作曲 松尾一彦
2. 夏の日 作詞/作曲 小田和正   7. 愛よりも 作詞 大間仁世・松尾一彦/作曲 松尾一彦
3. 僕等の世界に 作詞 小田和正/作曲 松尾一彦   8. 気をつけて 作詞/作曲 小田和正
4. 君が、嘘を、ついた 作詞/作曲 小田和正   9. ふたりで生きている 作詞/作曲 小田和正
5. 緑の日々 作詞/作曲 小田和正    
     
 前作『I LOVE YOU』から2年の沈黙を経て発表された11枚目のオリジナルアルバム。4人になった上に、レコード会社
が東芝からファンハウスへ移ってますね。それ同様、今までなら描かれなかった内容の楽曲もチラホラ見え隠れしてい
ます。「1.恋人たちのように」は別れの痛手をほかの男で癒そうとする女の悲しみが歌われています。「2.夏の日」はミデ
ィアムテンポで描かれる、男の彼女に対する独占願望について歌われた曲。何となくわかるなあ(笑)。「3.僕等の世界
に」はグッとテンポを落として聴かせてくれるバラード曲。この世界の人間はすべてつながっているっていうことを気づか
せてくれる名曲ですね。「4.君が、嘘を、ついた」は後期オフコースを代表する一曲です。お互いが自分の心のうちをさぐ
りながら過ごすようになってしまったことに憤りを感じている男の心情が歌われています。今までにはないタイプの曲。
どちらかというと鈴木さんが書きそうな内容ですね(笑)。「5.緑の日々」は荘厳ささえ感じる一曲。いろんなことがあった
けれど、あなたと一緒なら生きてゆけるっていう、男の誓いが歌われていますね。「6.愛を切り裂いて」は一転疾走感あ
ふれるロックチューン。女性に裏切られた(と思っているだけかも?)男のシャウトがこだまします。「7.愛よりも」はブル
ージーなイントロが印象的な一曲。歌唱もブルージー(笑)。「8.気をつけて」は別れてしまった彼女との回想を頭の中で
巡らせながら、でも俺には否はなかった(と言い張ってるようにも聞こえる(笑))、どちらかといえば君のほうに過ちが
あったんだから、他の誰かと付き合う時は気をつけてねっていうバラード曲(な、長い文だな(笑))。でもそう歌っている
割りにメロディーにすごく優しさを感じるから不思議です。「9.ふたりで生きている」はこの先別れが来るかもしれないけど
今が一番自分の素敵な時間なんだと歌うアルバムタイトル曲。やはり生まれ変った感があるアルバムでしたね〜。

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