フェイバリット・ソングスへ  アーティスト検索

〜き

2993 「キヲク」 Every Little Thing 09/02/28
S(02/5/15)
 「好き」って気持ちに理由づけしてしまえるか、そうでないかですれ違っていった恋人たちの心
情を歌い上げた楽曲。言葉にしてしまえばその時点で薄っぺらくなってしまうと感じる気持ちも
わかるし、でも言葉にして伝えなければ相手にわかってもらえない。結局ふたりは離ればなれ
になってしまったけれど、ふと思い返すたびに”キヲク”の中で君は今も笑いかけてくれている。
1157 「気をつけて」 オフコース 03/09/05
A「The Best Year of My Life」(84/6/21)
 「自分と別れた時のあの過ちを繰り返さないで」・・・そう別れた彼女に思いを馳せる男。自分
の次に愛する男には、自分と付き合っていた時のような間違いを繰り返さないで・・・と一見そう
いう風に案じている男性像が浮かんできますが、実はまったく逆で「あの時と同じ過ちを犯して
また僕のところに戻ってきて欲しい」という裏の意味があるようにも思えてならないんですよね。
1624 「銀色の夢」 森高千里 04/12/16
S(96/11/11)
 ポツリポツリと降り出した雪を連想してしまう曲。大切な人をなくした女性の悲しみが曲全体
に散りばめられています。雪っていうのは人の悲しみや苦しみをを封じこめてゆくもの・・・ってい
うのは雪国に住んでないから言えることなのかもしれないけれど(笑)それでも今まで見慣れて
いた景色がすべて白く覆われるっていうのは今までの悲しみを和らげてくれるような気がします。
4718 「金色のライオン」 SION 14/11/19
A「NAKED TRACKS 3 〜今日が昨日の繰り返しでも〜」(10/6/21)
 秩序を守れぬ人間は社会にとって迷惑でしかない。でもその秩序に何の疑いも抱かず寄り
かかってるだけの人間にもなりたくない。大人がつくった社会に縛られず自由に人生を送りたい
とそこにいる誰もが思っていた。やがてそこからひとり抜けふたり抜け、思い通りに生きることがい
かに大変かを思い知り大人になってゆく。昔話をするたび誰もがその表情に影を落としながら。
3712 「銀河」 フジファブリック 12/02/17
S(05/2/2)/A「FAB BOX」(05/11/19)
 しかしヘンテコな曲である。真夜中のふたりの逃避行を彩るハイテンションな演奏と、それと相
反したボーカルのアンバランスさが強く印象に残る。イントロのギターリフ。「タッタッタッ タラッタラッ
タッタッ」「パッパッパッ パラッパラッパッパッ」という歌詞(笑)。でも不思議とクセになって気づくと歌
ってる(笑)。そして聴いた後の妙なやるせなさ。つくづく”いい意味で”ヘンテコな曲である(笑)。
2850 「銀河行き」 GOING UNDER GROUND 08/10/08
A「ハートビート」(03/10/22)
 最終バスに乗る時「どこへ連れ去ってくれるんだろう?」という妙なワクワク感を抱くことがあり
ます。実際は当然決まった場所しか行かないんだけど(笑)。そんな最終バスを人生に見立て
たこの曲は、若者たちの未来への希望や不安をすごく巧みに表現していますよね。涙はでき
れば避けて通りたいけど、涙を経由せずして輝かしい未来へ行くなんてできっこないんだよね。

1796

「金魚」 SION

05/08/06

A「抱きしめて」(95/11/22)

 ある少年の金魚にまつわる物語。どうしても金魚が飼いたくて「いい子にするから」と親にやっ

と買ってもらえた金魚と水槽。だけどいつしか少年は金魚のことを忘れ・・・ただ単に少年が金

魚の世話を忘れて死なせてしまったということを歌にしたのではなく、この金魚のように忘れられ

たら誰でも寂しくて死んでしまうんだと悟った少年の心がすごく痛く伝わってくるんです・・・。

2089 「金魚」 中島みゆき 06/05/26
A「予感」(83/3/5)
 ひらりとすぐに身をかわされてしまう金魚すくいに、届くことのない夢を重ね合わせた楽曲。曲
のほぼ半分が前奏っていうのも、彼女の軽めの歌唱も、逆にこの歌を”ただの歌”では終わら
せていない。あれだけがんばったのに、ついに一匹もすくえなかった金魚。おかげで袖が水びた
しになってしまったシャツ。夢を追いかけ、その分傷ついてしまった心情を表してるんだろうな。
3994 「金属バット」 野狐禅 12/11/25
A「鈍色の青春」(03/12/3)
 金属バットを振り上げる青年の心に潜んでいた幸せへの渇望。誰だって愛する人たちと笑い
あって過ごしたい。でも誰もがそんな日々を簡単に送れるほど甘くはない。時には幾重にも覆
いかぶさってくる悲しみにすべてを捨てて暴れたくなる。綺麗事だけの言葉たちにうんざりする。
なのに見上げた空は、これでもかと言わんばかりの澄み切った青。人生って何なんだろうね?
1275 「銀の龍の背に乗って」 中島みゆき 04/01/02
A「恋文」(03/11/19)
 夢っていうものは待っていても、向こうからやっては来ないもの。たとえ自分がどんなに非力で
も、まずは自分が何かをはじめなくてはその夢に近づくことはできない。「柔らかな皮膚しかない
理由は人が人の傷みを聴くためだ」・・・人の心の傷みを知るには、その傷みを自分に置きかえ
てみるしかない。たとえその傷みが、傷ついている本人にしかわからないものだとしても・・・。
1646 「金曜日のライオン」 TM NETWORK 05/01/07
A「RAINBOW RAINBOW」(84/4/21)
 TM NETWORKの記念すべきデビューシングル。聴いた当初はその歌の世界に現実的というよ
りは幻想的で、日本にはないリズムみたいなものを感じたものでした。考えてみればこのデビュー
アルバム自体にもそう感じます。言うなれば「多国籍音楽」とでも申しましょうか(笑)。そんな新
鮮さを彼らには感じたなあ。ジャケットも砂漠の中で車のドアに手をかけてるワニだしね(笑)。

フェイバリット・ソングスへ