4th 「SONG IS LOVE」1976.11.5
     
1. ランナウェイ 作詞/作曲 鈴木康博   7. めぐる季節 作詞/作曲 小田和正
2. ピロートーク 作詞/作曲 鈴木康博   8. おもい違い 作詞/作曲 鈴木康博
3. こころは気紛れ 作詞/作曲 小田和正   9. 青空と人生と 作詞/作曲 小田和正
4. ひとりで生きてゆければ 作詞/作曲 小田和正   10.恋はさりげなく 作詞/作曲 鈴木康博
5. ひとりよがり 作詞/作曲 鈴木康博   11.冬が来るまえに 作詞/作曲 小田和正
6. 青春 作詞/作曲 鈴木康博   12.歌を捧げて 作詞/作曲 小田和正
     
 どちらかといえば今までのアルバムは静かな曲調の楽曲が1曲目に来ていたため、逆にアップテンポな「1.ランナウェイ」
で始まるこのアルバムは、すごくフットワークの軽いアルバムっていう印象を受けますね。実際はそんなことないんですけど
(笑)。「2.ピロートーク」は「心の安らぎ」をテーマにした曲ですが、どことなくはかない。「3.こころは気紛れ」は文字通り恋に
気紛れな女性を歌った楽曲。サビ部分はオフコースの真骨頂!一転「4.ひとりで生きてゆければ」は自立と共に友が去って
ゆくという誰もが通るべき道を歌ったひそやかな名曲。このギャップがすごくいいんですよね。「5.ひとりよがり」は誰からも嫌
われてるのに、自分だけは可愛がってくれたおじさんを歌ったちょっと一風変わったコミカルな一曲。「6.青春」は青春時代を
過ごした街から巣立ってゆく若者を歌った曲。「7.めぐる季節」はオフコースの明と暗のそれぞれの部分がほどよくミックスさ
れた超名曲。「8.おもい違い」は歌い手としての彼らの考え方がよくわかる一曲。う〜んと唸らされる歌詞ですねえ。「9.青空
と人生と」にもそれは当てはまる。小田さんと鈴木さんの個性の違いがはっきりわかる面白い曲たちですね。「10.恋はさりげ
なく」はワルツ調のラブソング。とにかく恋はさりげなく(笑)。「11.冬が来るまえに」は秋から冬に季節と共に移り変わる心模
様を歌った壮大なラブバラード曲。ラスト「12.歌を捧げて」は静かな優しさにあふれる楽曲。「わたしの歌すべて あなたにあ
げる」っていう一節が胸に染みます。1枚通して聴くと、「青春時代から大人への脱皮」っていうテーマが、このアルバムから
は見えて・・・いや聴こえてきますね。

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