ふたつの異なるハーモニーが新しい歌に命を吹き込む・・・そんな表現が似合う彼らの1stアルバム。 |
まるで第一歩を踏み出すかのような「1.YELL」はまるで聴く者を後押しするかのように歌われています。 |
実は彼ら自身に対しても歌ってるんじゃないかなって思える名曲。「2.朝顔」は卒業と同時に夢を追って |
街を出て行ってしまった彼女を想うちょっと寂しさを感じる軽いタッチのラブソング。「3.コンパス」は誰で |
もなれる大人になっちゃったけど、はたして子供の頃に夢見た大人になれたのかな?と思わず自問自 |
答してしまう曲。「4.そばにおいで」は限られた時間しか逢うことのできない恋人たちのワンシーンを切 |
り取ったバラード曲。奏でられるストリングスにジワーッと来ます。「5.Ring」は”君”がいなくなった部屋で |
ただひとり虚しく過ごす男の追想曲。もう戻らない彼女の幻影を、この男はいつまでも追い続けるのだろ |
うな・・・。「6.memory」は今の自分なら君を守れたのに・・・そんな学生時代の恋を思い起こす楽曲。「7. |
2人」は学生時代特有の”はじめての恋”に右往左往する男の子の心情がとても”よく”(笑)描かれてま |
す。相談するにもまわりに彼女がいる奴なんかいないっていうシチュエーションが微笑ましい一曲です。 |
「8.miss
you」は彼女に別れを告げられた男の悲しみを綴ったバラード曲。もし願いが叶うなら”彼女と |
もう一度”ではなく”彼女と出会う前に時を戻して存在さえ知らぬままでいさせて・・・”ってところにリアリ |
ティを感じます。彼女と歩いたあの海辺を、もう同じようには歩けない・・・。「9.轍」は、閉じた扉など叩き |
潰して轍のない道を未来へ向かって歩こう!と歌われた力がわいてくるポップチューン。「10.ANSWER」 |
は、今までもそしてこれからも、小さな答えをひとつひとつ解き明かしていくことが生きていくことだと歌わ |
れた感動すら覚えてしまう壮大な一曲。確かに”答え”は自分の足元に転がっているものかもしれない。 |