カバー・アルバム
『歌い手を代えて』
2006.9.20
 
1. TRAIN-TRAIN
  (THE BLUE HEARTS・1988年)
2. YES-YES-YES
  (オフコース・1982年)
3. もうひとつの土曜日
  (浜田省吾・1986年)
4. 花紀行 
  (荒井由実・1975年)
5. 松山行きフェリー
  (村下孝蔵・1980年)
6. 中華料理
  (山崎まさよし・1996年)
7. 夏休み
  (吉田拓郎・1971年)
8. 夢の世界へ
  (白鳥英美子・1990年)
9. 風
  (はしだのりひことシューベルツ・1973年)
10.初恋
  (村下孝蔵・1983年)
11.サヨナラの鐘
  (山崎ハコ・1975年)
12.少女
  (五輪真弓・1972年)
 彼らはシングル盤のカップリングで往年の楽曲をカバーしています。この盤は、そこに
収められたカバー曲や、この盤のために新たに歌ったカバー曲を収録したアルバムで
す。十代のふたりが歌い直すには、ちょいとキツいかな〜と思える楽曲も当然あります
が、中にはオリジナルを凌駕してるな!と感じる楽曲もあります。特に「4.花紀行」「7.
夏休み」「8.夢の世界へ」「9.風」は素晴らしいと思います。それに村下孝蔵さんの歌
が2曲も入ってるのが個人的にはうれしいですね。そして曲たちを歌う彼らの雰囲気も
バッチリ合ってると思います。彼らにはもっと村下さんのカバーをたくさんしてもらいたい
なあ!やっぱり思春期の揺れ動く感情を歌にした楽曲を歌うには彼らはちょうどリアル
タイムな年代だから、余計響いてくるのかもしれないなあ。反面最初の3曲、そして「6.中
華料理」はどうしてもオリジナルの印象が強すぎて(←オリジナルはアクも強い(笑))素
直には入ってきませんでした。「11.サヨナラの鐘」はちょっと背伸びしてる感じもします。
でもこの挑戦意欲はすごくいいなと思います。「12.少女」はまだ声変わりする前の直次
郎くんの歌声が聴けてちょっとラッキー(笑)。昨今のカバーブームには正直辟易してる
部分もありますが、自分たちがいいと思ったから歌ったっていう若者たちの素直な気持
ちがすごくうれしく感じる一枚です・・・って何だか年寄りみたいなこと書いてるな(笑)。

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