インディーズアルバム
『七つのひらがな』
2003.3.5
 
 
1. 青い花
2. 時計の独り言
3. しおりのページ〜
4. まさ夢
5. かわれないので
 
 
 
 
 
 
 
 
 全編手作りの温かさが伝わってくるような、そんなミニアルバムの登場です。若干15歳と13歳
のふたりだけで作った5曲入りの一枚ですが、フルアルバム並みの充実感と満足感をえられま
す。”君”が雨に濡れてないかを心配する少年の心がすごくジーンと染みてくる「1.青い花」。”君
”とは青い花をさしているんでしょうけど、でもホントは”愛しい人”をさしているんだろうなあ・・・。
「2.時計の独り言」は”時間が知りたいなら他を当たってくれ”というフレーズが印象的な一編。
自然や物を通して”人の心”を表現するのがものすごくうまいなあって舌を巻いてしまうような一
曲です。「3.しおりのページ〜」は今まで生きてきた時間を本に例えて「あのしおりをはさんだペ
ージに戻ろうよ」って歌われた楽曲。ホントに15歳が作った歌かよ!(笑)「4.まさ夢」は何も変わ
らないあの頃のままの君が夢に出てきた。もしあの夢がまさ夢になってくれたらなあ・・・そんな
想いが伝わってくる一編。「5.かわれないので」は進むことだけが幸せになることじゃない、と歌
った楽曲。確かに先に進むしか生きていく道っていうのはないように思えるけど、そこにとどまる
っていうのもひとつの道なんだよなって思わせてくれるセンチメンタルな一曲。う〜む、十代前半
でこのような楽曲たちを生み出してしまう彼らはすごい!というより、うらやましいなあ・・・。

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