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〜か

2825 「渇いた叫び」 小松未歩 08/07/12
A「花野」(03/9/25)
 毎日を生きていると、今まで描いていた夢が日を経るごとに渇いてゆくような気になります。それは
自分に残された時間がだんだん減ってゆくというあせりと、その夢がだんだん現実から離れていってし
まうという冷めた感覚を生んでいるからなんだろうけど、それでもたとえその夢が非現実的なものだと
しても追いかけていたい気持ち、ありますよね。それが日々を生きてゆく原動力になるのならばね。
3814 「変わらない朝に」 SION 12/05/29
A「好きな時に跳べ!」(01/6/16)
 昨日と別段変わらない朝。そこで「今日こそは」と意気込む。朝はそんな新しい力をくれる・・・気
がする(笑)。たとえ同じような事が繰り返されようと、まったく同じ日などないはず。要は感じ方次
第なのだ。「どうせ今日も昨日と同じだ」と思ってしまえば、そこからの後退はあっても前進はない。
やがてまた朝は来る。「今日こそは」の繰り返しがその後の人生を左右してゆくような気が、するな。
2513 「変わらないもの」 奥華子 07/07/24
S「ガーネット」カップリング曲(06/7/12)
 アニメ映画『時をかける少女』の挿入歌。中学生や高校生の頃の恋って大人になっちゃうと、も
う想い出にしかならないのがくやしい。今にして思えば笑っちゃうようなことを一生懸命悩んでたっけ
なあ。だけどそういう感覚って取り戻そうとしても、もう二度と取り戻せないんですよね。”変わらない
もの”どちらかっていうとそういう恋の想い出ってなぜかいい印象にしか変わらない気がします(笑)。
4207 「変わらないもの」 フラワーカンパニーズ 13/06/26
A「たましいによろしく」(08/11/26)
 今まで出会ってきた人たちや出来事。そしてこれから出会うであろう人たちや出来事。今僕はそ
のはざまにひとり立っている。過去を思いやればまるで変わっていないものもあれば、まるっきり変わ
ってしまったものもある。未来に思いを馳せれば、すべてが変わってしまう可能性を秘めている。過
去は変えられないけどこれから起こるすべての事はどうにでも変わる可能性を秘めているんだよね。
1828 「かわれないので」 平川地一丁目 05/09/07
A「七つのひらがな」(03/3/5)
 前へ進んでいくことだけが生きていくっていうことじゃない。できればこれ以上進みたくない、できれ
ばあの日の自分に帰りたい。そんな感傷にかられることがあります。今の時代、自ら変わらなければ
生きていくのは難しい。っていうか、それは変わった人間だから言えることなのかもしれません。本当
はあの時ああしていれば。”人”はいつも”時間”ってものに翻弄される存在なのかもしれませんね。
804 「ガンジス」 長渕剛 02/09/07
A「Captain of the Ship」(93/11/1)
 たとえ政治家だろうと、スポーツ選手だろうと、芸能人だろうと、どんな立場の人間だろうとすべて
の人々はやがて死に灰になる。「死」について考えるのは確かに怖い。でも考えても考えなくても「
死」というものは平等にどの人にも訪れるもの。だとしたらあれこれ考える前に、どう生きてゆけば「
死」を迎える時になって後悔しないかを考えながら生きてゆくべきなのじゃないかな?と思ったり。
3871 「感情七号線」 フラワーカンパニーズ 12/07/25
A「チェスト!チェスト!チェスト!」(10/11/3)
 欲しいもののためにいろんなことを我慢してきたはずなのに、そのうちに本当に欲しいものが何な
のかわからなくなってしまった。シンプルなものがシンプルに感じられない。何か裏があるんじゃないか
と疑ってかかる。歳をとるって経験を蓄えていくのと同時に大きな何かを失っていってもいるんですよ
ね。外で遊ぶ子供たちに疑う目など何ひとつない。純真な心なんてもの、もう持ってないんだよね。
1761 「元祖高木ブー伝説」 筋肉少女帯 05/07/02
S(89/12/5)
 この曲を初めて聴いた時(当時高校2年)の衝撃は今でも忘れられません。まさかあの高木ブー
がヒノキ舞台にあがろうとは!(笑)彼女との別れの時何もできなかった無力なオレは、まるでいつ
も二人で土曜日に観て笑ってた高木ブーのようじゃないか!というメッセージを放っています。ただ
大槻氏本人は大マジメに歌ってますが、演奏力の高さのため滑稽に聴こえるんですよね(笑)。
4800 「ガンダーラ」 ゴダイゴ 15/02/09
S(78/10/1)
 そこに行けばすべての憂鬱が消え、理想だけがはびこるという魅惑の地を歌った作品。なのにこ
んなにも哀しくはかないメロディーに乗せられているというのがこの曲のツボなんだろうな。「そんな場
所などあるわけがない」と人々は信じない。だけど人が想像しうる場所はきっとこの星のどこかにあ
るはずだ。思い出すなあ『西遊記』。「ああ、日曜が終わる」という思いで観てた幼きあの頃(笑)。
918 「神田川」 かぐや姫 03/01/07
S(73/9/20)
 「名曲は世代を超える」という言葉がありますが、この曲はボクにとってまさにその言葉を象徴し
ている歌ですね。もちろんボクはこの曲の時代背景を経験したことありませんが(笑)狭い部屋で
貧しいながらも大好きな人と一緒に暮らすという夢と、これからのことを考えると心の奥から押し
寄せてくる不安との心の葛藤がこの女性が感じてしまう怖さにつながっているんだろうな、きっと。
1921 「寒椿」 村下孝蔵 05/12/09
A「恋文」(88/10/21)
 デジタル音で演奏されたメロディーと、心にジワーッと染みてくる村下孝蔵さんの音楽って意外に
フィットするものなんですよね。この曲は愛する人を椿の花にたとえて歌われています。北国からの
手紙が届いた瞬間、彼女への想いも椿の花のように枯れ落ちる。なんて詩的な表現なんでしょ
う。村下さんの作品ならではの心揺れる物語がロックサウンドにのって展開されてゆく楽曲です。
4192 「頑張ってればたまに」 SION 13/06/11
A「Naked Tracks 2 〜鬼は外〜」(09/9/13)
 「いいこと」は頑張った人にだけ与えられるご褒美だ。頑張らないで「いいこと」をいただいてもそ
れを「いいこと」と認識すらできないだろう。頑張ってるんだもの、そりゃいいことのひとつやふたつに
お目にかかってもいい。ただ「いいこと」を得るために頑張るのはまたちょっと違う気もする。お前が
まだ生きていて俺の横で笑っていてくれたら・・・その「いいこと」はもっと嬉しいものになるのにな。
3607 がんばります。」 ほたる日和 11/11/04
A「elementary」(10/2/17)
 「がんばれ」という言葉をがんばっている人に言うのは失礼だという風潮が最近あるみたいだけど
それでも「がんばれ」と言うしかないんじゃないのかなあ?誰もが他人の人生まで背負うことはでき
ない。最終的にはその人が「がんばる」しか道を切り開くことはできないのだから。もちろんがんばっ
ても結果はついてこないかもしれない。でもがんばらなきゃその可能性さえ生まれないのだから。
1467 「頑張れ!」 長渕剛 04/07/12
A「Keep On Fighting」(03/5/14)
 決して「頑張れ!」と人を勇気づけるのでがなく、この曲の「頑張れ!」とは彼自身に対して歌わ
れている気がするんです。そしてその「頑張れ!」が自然と聴く者の耳に届く。だからイヤミなく軽い
曲調も手伝ってか、スーっと心の中に染み入ってくるんですよね。何か絶対的に信じることのできる
存在がほしい。でも今は・・・そんな憂いもまた、この曲には隠れてるんじゃないかなって思います。
2126 「がんばれがんばれ」 SION 06/07/02
A「フラ フラ フラ」(97/3/21)
 故郷から子を想う母親の気持ちが綴られた、聴いてるだけで心がポッと温かくなってくるような染
みる楽曲。いつでもここへ帰ってきていいんだよ、そう思えばできる我慢のひとつも増えるでしょ?っ
ていう親心がすごく伝わってくる。「お父さんがいたらきっと怒られるかもしれないけど」って歌ってるか
ら、きっとお父さんはもういないんだろうな。親にとって、いくつになっても子供は子供なんですよね。
4280 「がんばれ、なまけもの」 橘いずみ 13/09/07
A「どんなに打ちのめされても」(93/4/10)
 「がんばる」ってどんなこと?大きな目的を目指してたどり着くかどうかはわからないけど一生懸命
そこへ向かって突っ走ることなのかな。そもそも目指すべきゴールを見つけられた人ってどのくらいいる
のだろう?そしてその人たちはそこへたどり着いたら次はどこに向かって走ってゆくのだろう?できれば
人よりもっと上の人生を送りたい。でもそうはならない。だから皆また走り出す。行く先もわからずに。
1749 「Kung-Fu Lady」 米米クラブ 05/06/20
A「5 1/2」(89/11/17)
 感情というか欲情のなすがままに(笑)演奏されたような、でもすごくメロディアスなロックチューン。
おそらくこの主人公、中国人の女性にえらく惚れこんだんでしょうねえ。この頃の米米クラブっていう
バンドには派手な曲ももちろんあるんだけど、こういうあやしい曲も(笑)たくさんあったんですよね。
驚くほどの個性の幅の広さがすごくよかったんだよなと、いまさらながらにつくづく思っちゃいますね。
2985 「寒北斗」 さだまさし 09/02/20
A「Glass Age」(84/12/12)
 面と向かって親に思いの丈を話すことって、何でああも面倒なんでしょうね?友達だったらすんな
りと話せることも、なぜか親が相手になると話しづらくなるんですよね。この曲に出てくる親子もそう
なんだけど、どこかやりとりが不器用なんですよね。でもその不器用さがとても温かく感じるんですけ
どね。そして親が歳をとったなと実感した時、胸の奥の方からふとこみ上げてくるものがありますね。
2618 「かんらん車」 松任谷由実 07/11/06
A「流線形’80」(78/11/5)
 さびついた観覧車に乗りながら、もういない”あの人”を想い起こす女性の悲しい心情を綴った楽
曲。観覧車から見える街の風景は秋から冬へ移り変わろうとしている。きっと以前に今は誰かの肩
を抱いてる彼とこの観覧車に乗ったんだろうな。そして徐々に遊園地のアトラクションは止まりはじめ
観覧車が地上に着く頃彼女は・・・『コンパートメント』で見せたような、どこか死のにおいがする曲。

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