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〜し

786 「汐風の日々」 浜田省吾 02/08/20
A「イルミネーション」(78/9/21)
 なぜにこんなにもセンチメンタルな楽曲が作れるのか?若き日の彼の楽曲、特にバラードには
もれなくこんな感情を抱いてしまいます。この曲は若い時期の曲ですが、すでに遠い日々の淡く
切ない想い出を歌にしています。演奏や歌声はまだ幼さを残していますけど、その幼さがまたい
い意味で染みてきますね。また夏に聴くとホントに言葉にはできない想いが伝わってきますよね。
4719 「潮騒ちゃん」 スピッツ 14/11/20
A「小さな生き物」(13/9/11)
 いつの日にも幸せな気持ちでいたいと思うのは万人共通の願いであります。でもいざその中に
身を投じることができたとしてもどれが幸せでそれが幸せじゃないのかわからなくなる、つまり幸せ
に鈍感になっちゃいそうな気もする。厳しい日々の中に見つけるささやかな幸せが一番心に来
るような気もするんですよね。その幸せがあるからがんばれる。それが一番健全な姿なのかもね。
2256 「しおりのページ〜」 平川地一丁目 06/11/09
A「七つのひらがな」(03/3/5)
 生きてゆくことは本を書いてゆく作業に似てる気がする。今まで書いてきたことがそのまま自分
の体験として実になっているはずだし、まだ書かれていない白紙のページにはこれから先歩いて
ゆく軌跡が記されてゆくのだろう。でもふと「この物語の1ページ目ってどこだろう?」と本をめくりか
えしていっても、そうそう簡単には見つけられない。そこが人生と本の最大の違いなんだろうな。
3437 「自我像」 スネオヘアー 11/05/18
A「フォーク」(04/12/15)
 自分とはまったく別の、第三者として自分自身を見ることができたらな。きっとこの曲のように
歯がゆさばっかりが浮かんでくるんだろうな。あまりの忙しさに「自分がもし二人いたら」なんて思
うこともあるけど、こんなのが二人いたらきっとケンカばかりの毎日だろうな(笑)。エフェクトがかっ
たボーカル同様瞳の向こうに見える歪んでゆく一方の自我像にやるせなさを感じてしまいます。
3736 「四月になれば」 森山直太朗 12/03/12
A「あらゆるものの真ん中で」(10/6/9)
 「暦」はあくまで人間が作っただけのものであって、季節が変わったから、月が変わったからとい
って劇的に何が変わるわけではない。だけど停滞していた周りの状況も四月になればなんか好
転しそうな気がする。それはただの思い込みにすぎないんだけど、その思い込みがけっこう重要
だったりする。もちろんそれに合わせて何も行動してなきゃ、ただの愚考になってしまうんだけど。
3971 「時間の止め方」 スキマスイッチ 12/11/02
A「musium」(11/10/5)
 たとえ憂鬱な日々が続く暮らしでも、すべてが暗い闇に閉ざされているわけじゃない。心の底
から自分を解放できる瞬間がどこかにあるはずだ。ないように思えてもそれは自分から探そうと
していないだけであってすぐそこにあるのかもしれない。科学や文化がどれだけ発達しようと最終
的に大事なのは人の心。すべての行き着く先は「それが魂に響いたかどうか」なんじゃないかな。
3989 「シキナ」 GLAY 12/11/20
A「GLAY」(10/10/13)
 生きているうちに何度「サヨナラ」を繰り返すのだろう?「サヨナラ」をするたびにその心は打ちひ
しがれ立ち直れないほどの痛みを受ける。まるですべてが終わったかのような悲しみに襲われる。
でもそこですべては終わらない。時が経つにつれやがてその痛みは癒されて、また歩き出す。確
かに別れはそんなに生易しいものじゃない。そこからまた歩き出すことこそが「人生」なのだろう。
3276 「シグナル」 GOING UNDER GROUND 09/12/08
A「TUTTI」(06/2/22)
 誰もが痛みのない方へ向かって歩いていきたい。今の痛みを和らげるためにはどうすればいい
のか?その願いが工夫を生み、生きる術となってゆく。痛みを和らげるためには結局痛みが必
要だという矛盾が起きるけど、痛みを知らずして和らげることなどできないってことなんだよな。水
槽に潜ってるような前半部とダイナミックに展開するサビ部分のコントラストが効果的な楽曲。
764 「SIGNAL」 B'z 02/07/29
A「GREEN」(02/7/3)
 あれだけ逢いたいと思っていたのに、いざ毎日のように逢えるようになったら慣れてしまう。そん
な恋人たちのの複雑な感情を描いたB'zのミディアムテンポな一曲。相手が自分のことをどう思
っているのだろう?とか、こうしたら相手はどんな風に思うだろうか?っていう恋をしはじめた時の
初々しい感情っていうのは、次第に薄れてゆくものなのだろうか?永遠のテーマですよね(笑)。
4715 「シクラメンのかほり」 小椋佳 14/11/16
A「道草」(76/6/10)
 出逢った頃の君はまるで汚れという言葉を知らない子供のように美しく輝いてすがすがしく見
えた。それからというもの、いつも君を見つめるたびまぶしく思えた。時が経ち、やがて君のそのま
ぶしさは徐々に姿を消してゆく。僕の中での君への慣れがそうさせていくのだろう。もし時をあの
頃に戻せるなら・・・僕にそう思わせてしまうシクラメンの香りに、時の経過の残酷さを思い知る。
1308 「時効」 中島みゆき 04/02/04
A「月-WINGS」(99/11/3)
 たとえば殺人は誰にも知られることがなければ15年で時効が成立する。けれどそれはあくまで
人間が決めただけのことであって、その罪は未来永劫許されはしない。時を味方につければ新
しさは正しさに変わる。それはもしかしたらただの気休めなのかもしれない。たとえ誰もがその罪
を咎めようとしなくても「自分」という最も厳しい相手が、いつもその自分を責め続けるのだから。
4411 「地獄」 野狐禅 14/01/16
A「野狐禅」(08/12/17)
 過去や今を消せる消しゴムや、今や未来を描ける鉛筆があったらいいな。でもそんなものはど
こ探したってありゃしない。しいて言うならそれはこれからの生き方に隠されてるのかもしれない。
せっかくある時間を持て余し考え込むより、実際にそれを行動に移せるかどうかがすべてだ。過
去など消せやしない。ただ過去を塗りつぶせるぐらいの未来をつくれる可能性は、ゼロじゃない。
329 「時刻表」 中島みゆき 01/05/10
A「寒水魚」(82/3/21)
 ささやくように歌われているこの曲には、実はマスコミ批判というか、マスコミに踊らされてそれを
信用してしまう群衆を嘆いている彼女の思いが感じられるんです。それは名曲「世情」にも通
ずるテーマでもあるんですけど。それにしてもこの歌声。思わず抱きしめてしまいたくなってしまう
ほどはかない。「金を稼ぐ」のではなくて「米を買う」という表現がなんか彼女らしくていいですね。
4595 「時刻表」 ゆず 14/07/19
S「REASON」カップリング曲(13/1/9)
 今見てるこのあざやかな夕焼けを素直に「キレイだ」と思えたあの日からいったいどれくらい経っ
ただろう。あの時の僕は今の姿を想像できていただろうか。もしできていたとすれば寂しい話だし
できなかったにしてももう少しマシな自分を思い描いていただろう。このまま時が進んでしまうくら
いならいっそすべてを壊して一からまた始めたい。とそう思うのは簡単ですが実際は、ね?(笑)
4871 「子午線」 浜田省吾 15/04/21
A「マインドスクリーン」(79/5/21)
 君のことは遠く記憶の彼方に置いてきたはずだった。なのに何かの拍子に僕の記憶の中に鮮
明によみがえってしまった。君といたあの頃とは別の人生を今僕は歩んでいる。君といたあの頃
の思い出は輝いていた若き日の記憶として眠らせておいたはずなのに。もう昔のことだ、とそう自
分に言い聞かせても君の影は消えない。まるで私のことを忘れないでとせがまれているように。

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