この一枚はボクの中でもかなり印象に残っているアルバムで、B'zの原点・・・いや |
ボクにとっての”B'zのデビュー作”とも言えるアルバムじゃないかと思うんです。2nd |
シングルである「1.君の中で踊りたい」は重厚感の中に都会の若者の恋の苦悩を歌 |
ったロックチューン。「3.NEVER LET YOU GO」は不倫を漂わせながらも「もう少し早 |
く、君と出逢えていれば・・・」と哀しい男の心情がとても出ていて、夜の都会を思い |
起こさせる名バラード曲。つづく「4.SAFETY LOVE」は、僕はこうして君の誕生日を |
祝っているけれど、「他にも祝ってくれる男がいるんだろう?」といったまさに「恋に |
保険をかけている女」が歌われている。「5.GUITAR KIDS
RHAPSODY」はギターを |
抱えながら送ってきた青春時代の迷いや楽しさが歌い上げられています。そして「7. |
LOVING ALL
NIGHT」はきらびやかに彩られた夜の街が、彼ら独特のラップ調で歌 |
われています。そしてこのアルバムの核(ボクは勝手にそう思っている)になるであ |
ろう「9.ROSY」は、遠く離れた恋人を想う男に起こった悲劇をメロディアスに歌い上 |
げている。人の恋しさはやはり距離には勝てないのか・・・?自分の身の上でも激 |
動だった時期に聴いていたので、B'zのアルバムの中でかなり重要な1枚なのです。 |