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〜き

4329 「ギター」 斉藤和義 13/10/26
A「45 STONES」(11/10/19)
 ギターをかきむしる。イヤなことをすべて忘れられる瞬間。それはきっと本能でかき鳴らしているのだろ
う。生きてりゃ、そりゃあどうしようもなく行きづまる時だって塞ぎ込んでしまう時だってあるさ。そんな時こ
そ奥の方にしまってあった「自分」を出す時なんじゃないかな。譜面なんてどうでもいい。メロディだって
どうでもいい。ただ好きなように弾く。そうすればきっと、今までに思いもしなかった自分に会えるからさ。
1860 「GUITAR KIDS RHAPSODY」 B'z 05/10/09
A「OFF THE LOCK」(89/5/21)
 「ゆずれないことをひとつ持つことが本当の自由さ」っていう一節が忘れられないロックバラード。束縛
されないことを自由だと勘違いするなっていうメッセージを感じます。たとえ物事が自分の思い通りに進
んでいかなくても、その障害になってるものを言い訳にするんじゃなくて、どんな障害の中でだって自分
の意志を貫き通す。それこそが本当の自由ってことなんじゃないかな、きっと。彼らの中でも熱い曲だ。
3842 「擬態」 Mr.Children 12/06/26
A「SENSE」(10/12/1)
 日々周りを見ながらバランスをとって生きている。ちょっとでも外れた生き方をしただけで変わり者だと
思われるから、そうならないように気をつけてる。そのくせ今の自分に満足していない。他人のモノサシ
の中で生きようとしてるんだから、今の自分以上になんかなれっこないよね。ただ周りの人と強調でき
なきゃダメなような気もする。誰に何を言われてももっと我を貫き通すことができればいいんだけど、ね。
4581 「期待ハズレの空模様」 スネオヘアー 14/07/05
A「スネオヘアー」(11/8/24)
 まるでつかみどころのない歌詞。どっちつかずで何もかもがはっきりしないこのうやむや感。正直言って
何を歌いたいのかわかりません。だけどそういう混沌とした自分の心の内を何とか表現しようとしている
姿勢に共感できちゃうから彼の作品は不思議なのです。軽快なメロディーとは裏腹なこのさすらい感。
何の規律もなく流れてゆく毎日はまるで目的地のない旅。どこへ行くでもなく彷徨っているようなもの。
3243 「期待はずれの人」 ザ・ブルーハーツ 09/11/05
A「STICK OUT」(93/2/10)
 何もやらなきゃ「あいつはそんなヤツ」と言われ、やればやったで「それぐらいは当たり前でしょ」と言わ
れる。他人からの評価ってけっこう無責任というかいい加減なところありますよね。「君はそんな人じゃな
いと思っていた」・・・大きなお世話だよ(笑)。要は自分がどうするかが一番大事なんですよね。だって
その他人の評価が自分を一生面倒見てくれるわけもないしね。そんなテーマを皮肉った曲だと思うな。
187 「北風」  槙原敬之 00/12/14
A「君が笑うとき 君の胸が痛まないように」(90/10/25)
 その街に初雪が降った夜、彼は好きな彼女に早く雪が降ったことを知らせたかった、というラブソング
なんだけど、この曲には惹かれるものがありました。人は家族以外の誰かに初めて愛を傾ける時、そ
の瞬間から自分が今までとは違う、新しい自分になれたような気がします。そんな初めての気持ちを
歌にした名曲。さらに寒い冬の日に聴くと、この歌の持つ意味がいちだんと心に染みてきますね〜。
862 「北風に吹かれて」 吉岡秀隆 02/11/11
A「分岐点」(94/5/20)
 確かな「夢」ってものをいまだ持てないでいる。以前はなりたいなあって思っていた職業も、今ではそ
の日の仕事に追われて、やっと片付けたと思ったらもう明日はすぐそこまで来ているって毎日を過ごし
てる。今の仕事が嫌いなわけじゃないけど、やっぱり「その仕事で自分が生きた証を残せるのか?」と
訪ねられたら答えは・・・いい答えはできないな、きっと。その葛藤をこの曲を聴くたびに思い出します。
2726 「帰宅」 村下孝蔵 08/04/04
A「新日本紀行」(91/4/25)
 「アットホーム」っていう言葉を文字通り表現したような曲。村下さんの温かい歌声とメロディーが、そ
の情感をさらに高めている気がします。決して豪華じゃない、どちらかといえばささやかな幸せ。寂しさ
をカバンに詰め込んで仕事から帰ってきた者にとって「帰宅」とは、一日のうちで人間的な感情を取り
戻せる唯一の時間帯なのかもしれない。温かいんだけど、どことなく切ない。この曲にもそれがある。
2326 「北国列車」 風 07/01/18
A「時は流れて」(76/1/25)
 北国にかかわらず、自分が住んでいる場所から遠く離れた場所に旅すると何とも感慨深くなってし
まうのはなぜでしょう?そしてとても悲しくなる。おっと本題から離れました(笑)。この曲は目の前から
いなくなってしまった愛すべき人を忘れるために旅する青年が主人公。忘れるために旅に出たのにい
つしか彼は去年彼女と来た場所へと。本気で愛した人をそう簡単には忘れられるはずがないよね。
4396 「kitatani」 SION 14/01/01
A「Naked Tracks 2 〜鬼は外〜」(09/9/13)
 過ぎてしまうまでは長く、過ぎてしまったらあまりに早い。「憎まれっ子世にはばかる」じゃないが「ど
うしてお前が?」っていいヤツばかりあの世に引っ張られる。自分にだっていつお迎えが来るかわから
ない。それが今日なのか十年後なのか二十年後なのか。だから好きなものをしっかりと抱きしめて生
きていかなきゃな。何が正しくて何がそうでないのか。間違っていれば自分に跳ね返ってくるけどな。
4578 「気付けなかったよ、ごめんね」 野狐禅 14/07/02
A「野狐禅」(08/12/17)
 「ため息」はよくない状態に置かれている象徴。でも私の場合は幸せの象徴でした。だってため息
をつけばあなたが励ましてくれたから。最初は不幸な自分に対するため息だったのに、そのうちあなた
の優しさが欲しくなってわざとため息をついている私がいた。いつの間にかあなたの優しさに慣れてしま
った私は、あなたのため息に気づくことができなくなっていたのね。互いの心が離れる瞬間。つらいね。
3734 「キッズリターン」 野狐禅 12/03/10
A「鈍色の青春」(03/12/3)
 今自分の立っているところは”いつでも”岐路だ。過ごしてきてしまった過去は逆立ちしたって変えら
れないが、まだ見ぬ先の”これから”には無限の可能性が秘められているからだ。地面に這いつくばっ
てしまうような苦しい思いはできれば避けて通りたい。でも実はその這いつくばった数の分だけ立ち上
がったから今ここに居られるんだよね。その数が多ければその分だけ自信につながる・・・はずだよね?
308 「きっと忘れない」 尾崎豊 01/04/19
A「誕生」(90/11/15)
 彼の楽曲の中で唯一のバースデー・ソング。様々な困難や孤独の日々もくぐり抜け、誕生日を迎え
ることができた「君」にむかって精一杯のお祝いを贈ろう!という歌。メロディーもとても覚えやすいし彼
の明るい面が存分に出てる。友人の誕生日に歌ったことがあるけど「これ尾崎の歌なの?」と驚いてい
たのが印象に残ってる。誕生日はその日まで生きられたことに対する感謝をする日でもあるんだよね。
1164 「キツネ狩りの歌」 中島みゆき 03/09/12
A「生きていてもいいですか」(80/4/5)
 メルヘンチックで明るく歌われてるけど単にキツネ狩りを楽しむという歌ではなく、その世界はそのまま
現代社会をさしてる気がする。「君と駆けた君の仲間は 君の弓で倒れていたりするから」キツネを狩っ
て祝杯をあげてる仲間は実はキツネが化けた姿で、射抜いたキツネに見えたのは実は自分の仲間だ
ったのかも。正しいと思ってしていたことが実は人を傷つけていたっていう経験をしたことありませんか?
4304 「切符」 フラワーカンパニーズ 13/10/01
A「チェスト!チェスト!チェスト!」(10/11/3)
 今が一番大変な時だ。いっそ過去や未来へ飛んで行ってしまった方が楽なんじゃないのか。でも落
ち着いて考えてみると、ここまで来た苦労を過去に戻ってもう一度繰り返すなんてまっぴらごめんだし
一気に未来に行けたからって今の自分でいられるかなんて未知数だ。結局ここでもがきながら時を重
ねていくのが一番幸せなことなんじゃないかな。もちろん今も逃げ出したいのは変わらないけど(笑)。

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