| このアルバムではB'zの二人が織り成すボーカルとギター、プラスコンピューター |
| サウンドがしっかりとハマっていて、曲自体もバラエティーに富んでいます。「こひし |
| かるべき〜♪」という独特の稲葉古文節(?)が炸裂するシングル曲「1.LADY-GO |
| -ROUND」、確かに今僕は順風満帆の中にいるけど、このままでいいんだろうか? |
| と自問自答を繰り返すタイトル曲「3.BREAK THROUGH」、少年の生まれ育った街 |
| を飛び出してBIGになるという夢を歌う「4.BOYS IN TOWN」、アーティストがライブ会 |
| 場でお客さんに惚れてしまうという、なかなか楽曲としてはお目にかかれないシチュ |
| エーションのバラード曲「5.GUITAR は泣いている」、シングルB面というには、あま |
| りに惜しいキャッチーなサウンドが光る「6.LOVE & CHAIN」、ボクの大好きな曲の |
| ひとつで、ミディアムテンポで別れた彼女への悲しみともどかしさが増大していく「9. |
| 今なら・・・今では・・・今も・・・」(この曲の間奏でのギターはまさに泣いている!)、 |
| 不倫の恋に落ちた(こういう歌がB'zには多いな・・・)男の心情を歌った疾走感あふ |
| れるロックチューン「11.STARDUST TRAIN」と、曲のテーマとなるレパートリーが飛 |
| 躍的に増えた、彼らのキャリアの中では比較的軽いタッチのアルバムであります。 |