7th アルバム 「the 7th Blues」(1994/3/2)

DISK-1
 約1年3ヶ月ぶりのオリジナル2枚組なのですが、いかんせん曲数の多さのため全
体にバラついた印象が残りました。それでもいい曲はやっぱりいい曲なのですが。
「1.LOVE IS DEAD」はホーンセッションを巧みに使ったB'zの王道ナンバー。パンチ
が効いてるにもかかわらずメロディアスという、ボクの急所を突いた作品(笑)。「3.
未成年」は挫折した男の劣等感をそのまま歌にした楽曲。「5.MY SAD LOVE」は稲
葉節が炸裂するポップチューン。確かに今の彼氏より以前彼氏だったヤツの方が
カッチョよく感じると思うよね、今の彼氏からすれば。特質すべきなのは「8.Strings
of My Soul」。インストゥルメンタルの曲なれど、心に響いてくるんだよなあ。でもや
っぱりB'zのアルバムは、曲が数多く収録された2枚組よりも、凝縮された1枚の方
がいいのではないか、と思ってしまった複雑な思いのするアルバムなのです。
 
 
 
 やっぱり1枚目のところでも書きましたけど、2枚目も個人的に散漫な印象を受け
てしまうのですが、「6.春」はB'zの全バラードを通してもかなりの名曲だと思います。
今のままでは成就できない恋を通して男の哀しみが綴られた震えるナンバー。松
本さんのギターの泣き具合といい、稲葉さんのボーカルといい、傑作です。それか
らスローなロックバラード・シングル(な、長い(笑))「1.Don't Leave Me」は一度聴い
たら忘れられないサビがグー。一発で「B'zだ!」とわかってしまえるストリングスの
イントロが印象的な「3.THE BORDER」「7.破れぬ夢をひきずって」もマニピュレー
ターがいい味出してるな。だけど、かなりハードロックに走ってしまったなあって感の
あるアルバムです。ボクの好きな楽曲だけ引き抜いて1枚のアルバムとしてリリース
されていたら、おそらく『RISKY』をしのぐほどのアルバムになったのに・・・って、そ
れを言ったら何でもかんでも最高のアルバムになってしまうじゃないかっ!(笑)
1.LOVE IS DEAD
2.おでかけしましょ
3.未成年
4.闇の雨
5.MY SAD LOVE
6.Queen of Madrid
7.ヒミツなふたり
8.Strings of My Soul
9.赤い河
10.WILD ROAD
 
DISK-2
1.Don't Leave Me
2.Sweet Lil' Devil
3.THE BORDER 
4.JAP THE RIPPER 
5.SLAVE TO THE NIGHT 
6.春
7.破れぬ夢をひきずって
8.LADY NAVIGATION
9.もうかりまっか
10.farewell song
 

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