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〜みつし

1024 「未成年」 B'z 03/04/23
A「The 7th Blues」(94/3/2)
 B'zの楽曲に出てくる主人公って、みな一様に陰を持ってることが多いですよね。誰もがどこか
で挫折してる。この曲に関してはその一番最初の挫折を歌っているのかもしれない。「線をひか
れた ここからキミ入れないと笑われて」っていうフレーズは、特に未成年だからって意味ではなく
彼女を振り向かせられなかった、満たすことのできなかった一線を表してるような気がしますね。
4807 「店じまい」 槇原敬之 15/02/16
A「LIFE IN DOWNTOWN」(06/2/22)
 僕は銃を作るのを生業にしている。テレビは相変わらずどこかの国の戦争を映し出している。
画面に映った兵士が持っていた銃を見て僕は閉口する。あれは僕が作った銃だ。僕ひとりが作
るのをやめたところで世界が覆るわけじゃない。でもこの手は命を奪うためにあるわけでもないん
だ。だから今日限り店をたたもう。「銃を作ること」に関わらずこんな風に思うことって、あるよね。
4624 「ミセナイナミダハ、きっといつか」 GReeeeN 14/08/17
S(12/2/29)
 今流してるこの涙はいつかきっと今後の人生にとって大きな糧になる。実際にその時にはくや
しさが先行しすぎてそうは思えないんだけどね。今だから思えるけどあの時の苦しさ、くやしさが
あるから今の僕があるんだと言える。もちろん今も苦しみやくやしさ、感じるけどね(笑)。その涙
が報われるのは数年後、あるいは報われないかもしれない。でも流せるのはね、今だけなんだ。
1792 「店の名はライフ」 中島みゆき 05/08/02
A「あ・り・が・と・う」(77/6/25)
 かなり気だるい雰囲気で歌われた(笑)というよりはかなりネバっこい声とメロディーで綴られた
ミディアムテンポな作品。おそらく彼女が学生時代に出入りしていた喫茶店のことを題材にして
いるんでしょうけど一度聴いたら忘れられない、というよりも傷つけられるような感覚になってしま
うのはなぜなんだろう(笑)。昔親しんでいた場所が変わってしまうというのは哀しいな、確かに。
2651 「霙」 サガユウキ 07/12/09
S(07/1/24)
 今まで誰かの優しさを傘にして、痛みや傷つくことを回避してきた気がする。でもこれからは君
の傘になって、霙のように降ってくる目に見えない痛みを僕が受け止めよう。そんな青年の決心
を歌った楽曲。確かに霙って確かに悲しい存在のような気がしますね。雨にも雪にもなれない
中途半端な存在。そこに割り切れない人の心の痛みが重なり響いてくる、そんな曲なのです。
1257 「みぞれ雪」 ゆず 03/12/14
A「ユズモア」(02/3/6)
 彼女と出会ってかなりの月日が経った。出会った頃のトキメキとか相手をすぐに心配してしま
うこととか、そんな淡い気持ちっていうのはあんまり感じなくなってしまったけど、それでも君を思う
気持ちはあの頃とちっとも変わってないよっていう男の心情を彼ららしいメロディーにのせた一曲。
彼らの繰り出す音楽って、もれなく「青春」という2文字を思い起こさせてくれちゃうんですよね。
4960 「道」 奥華子 15/07/19
A「君と僕の道」(14/3/19)
 涙を流すたびに「なぜこんなに悲しまなきゃいけないのだろう?」と思うくせに、幸せだと感じる
たびに誰かのそれと比べてしまう。自分が幸せだと思えればそれでいいはずなのに、他人の幸
せに比べて私のそれは、とつい思ってしまう。いつか誰かとこの道を歩いてゆけたなら、私のこの
くせもなくなるのでしょうか。想いを寄せる人がいる。それだけで私は、この道を生きてゆける。
2951 「道」 GReeeeN 09/01/17
S(07/1/24)
 こういう曲を聴くと「ホント、若いっていいなあ」って感じてしまうのはもうオジさんになってしまった
からなんでしょうか?(笑)もちろんオジさんにはオジさんなりの人生の経験から導き出されたもの
はあるけど、若い人に唯一かなわないのはやはり無限大の可能性を秘めた未来を持っている
ってところかな・・・ってこういうことを書くこと自体、オジさん化してる自分が何だかさびしい(笑)。
3800 「道 (はないちもんめ)」 さだまさし 12/05/15
S「風に立つライオン」カップリング曲(87/11/10)
 誰にでも思い出の「道」はある。幼かった頃の純粋無垢な自分を知っている「道」。今ではあ
の頃の自分とは大きく変わってしまったけど、あの「道」は今でもあの時と同じように受け入れて
くれるだろうか。遠く離れた街でその「道」を思う青年の想い。きっと彼は今大きな障害の前にい
いるんじゃないかって思う。だって昔のことって、今がつらい時にふっと思い出すことが多いからね。
10 「道標」 徳永英明 00/04/28
S「壊れかけのRadio」カップリング曲(90/7/7)/A「JUSTICE」(90/10/9)
 徳永英明の真骨頂は、やはりバラードにあると思う。彼の歌うバラードには別れた男女の恋
模様が歌われている曲が多いのですが、この曲は高校を卒業して見知らぬ街でひとりで働いて
いる男の子と、高校のときに付き合っていた彼女への誓いを歌った青春している曲である。曲を
聴いたあとになぜかとてもさわやかになれる曲。ユーミンの「卒業写真」の男性版みたいな感じ。
3721 「道標」 福山雅治 12/02/26
A「残響」(09/6/30)
 どんな生き方を辿っても所詮育ててくれた人の手のひらの上から出ることはできない。生きて
いれば時にはつらい目にも遭うだろう。だけどそんな時ふと”素の自分”に還ることで、敗れそうに
なる危機も突破できそうな気にさせてくれる。そんな精神的に無垢な自分に帰れる場所を持っ
ているって恵まれたことですよね。彼の歌声とメロディーが人の温かさを感じさせてくれる曲です。
2400 「道の途中で(ON THE WAY)」 さだまさし 07/04/02
A「Glass Age」(84/12/12)
 「あきらめる」という結論を出すのはまだまだ早い。僕らはたとえどこで立ち止まってしまおうとも
生きているかぎりそこは道の途中なんだよっていうメッセージを放っている曲。君とはここで別れて
いくことになるけれど、たとえこの先の人生で挫折が襲いかかったとしても、お互い自分らしさを失
わずに歩いていこうね。いかに自分を見失わずに生きていくか。肝に銘じるべき歌だと思います。
4949 「Mission to GO」 TM NETWORK 15/07/08
A「QUIT 30」(14/10/29)
 規則正しく暮らすことは社会の中で生活していくうえで不可欠だし、それが他の人々とうまくや
っていく秘訣だ。軌道を外れず後ろ指をさされるようなことは決してしない。だけどね、それはあく
まで人間たちができるだけ厄介を背負わないように決めたルールであって、その厄介さの中に「本
当」があったりするんじゃないか。もう不必要だと捨てられたものの中にもきっと、それはあるはず。
1853 「Missing」 久保田利伸 05/10/02
A「SHAKE IT PARADISE」(86/9/10)
 ホント、久保田利伸さんの楽曲っていうのは初期の頃しか聴いたことないんですけど、だからか
初期の頃には好きな曲がたっくさん詰まってる。この曲もそのひとつなんですけど、彼女を自分だ
けのものにしたいのにできないもどかしさが描かれたバラード曲なのです。切ない歌声と、特に終
盤部分の「黄昏に 精一杯の息を吸って♪」からは、今聴いても心が高揚してしまうんですよね。
576 「Missing Place」 Favorite Blue 02/01/21
A「Missing Place」(98/2/18)
 別れる悲しさに耐えきれなくなって友達を呼んで淋しさを紛らわす。あ〜懐かしい(笑)。いやい
やこの曲はそんなことを歌ってるんじゃなくて(笑)人はいつも「終わりのない永遠の愛を探し続け
る」ということを歌ってるんじゃないかな。確かにそうであれば悲しい思いをせずに済むんだろうけど
もしそうだとしたら、自分の内側で人の悲しみを思い計ることなどできなくなるだろうな、とも思う。
2988 「missing you」 GLAY 09/02/23
S(00/11/15)
 この曲の破天荒で劇的なアレンジがたまらなく好きなんですよね。そしてアレンジやメロディー運
びが激動なら「別れてゆくことを知っていながら、なぜ僕らは愛し合ったのだろう」と歌い上げる歌詞
も激動。まさに真冬の吹雪に襲われるような感覚がこの曲の主人公の心の中にも起こっているの
でしょう。このあと春が訪れたとしてもきっと彼の心には癒えることない大きな傷が残るんでしょうね。

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