適用支間が40m~150mであり長大橋にも対応できます。

①地上からの作業を必要としないので、河川・海上・渓谷・市街地などで桁下の使用条件に制約がある場合や、
橋脚が高い場合に橋梁上部工を安全確実かつ経済的に施工することができます。

②従来の移動支保工の長所に加えて張出し分割施工することによって適用支間が40mから150mとなり、長大橋にも対応することができます。




③1ブロックの長さを10m程度にでき、橋脚両側の1対のブロックを、標準11~12日(稼働率を考慮)で施工
するため施工速度が速く、工期が短縮できます。

④施工が機械化・電動化されるために省力化でき、各作業がサイクル化されるために熟練労働者をそれほど必要としません。

⑤地上支保工を用いずに側径間部の施工をすることもできます。




⑥柱頭部を地上支保工や揚重機なしで施工できます。

⑦変断面の橋梁にも対応できます。

⑧緩和曲線を含む曲線橋の施工も容易です。最小曲線半径350mの施工実績があります。

⑨同一の装置で支間の異なる橋梁にも容易に対応できます。

⑩張出し架設時、柱頭部に大きなアンバランスモーメントが生じないようにできるので、連続桁形式の場合、
橋脚と上部工間の仮固定工が小規模ですみます。
またラーメン形式の場合にも橋脚に大きなモーメントを伝えないように容易に調整できます。

装置側面図

装置断面図