夏の歌だけを集めて作られた企画アルバム・・・っていうより、なんだかすごく心が温かくなる |
アルバムです。「1.夏空(かくう)の旅」の「夏空」はもちろん「架空」と掛けてあるんですが(笑)こ |
のアルバムの始まりにふさわしい優しいメロディーのインスト曲。「2.向日葵ガ咲ク時」はお互い |
の足りない部分をお互いが補いながらここまで来たねっていうラブソング。ポップだけど染みて |
くるなあ。「3.風とともに」は僕らは風とともにここまで来た。だからどんなことがあってもまた風と |
ともに進んでいこうよって歌われた楽曲。「4.チョコレート」は悲しい時にいつも隣にいてくれた彼 |
女が今はいない。そのとてつもない事実がさらに悲しみをつれてくると歌った一曲。「嘘の数が |
増えるくらいなら一生が一瞬で終わった方がいい」ってフレーズがすげえ。「5.Theme〜」は小さ |
な男の子をボーカルに据え、終わりゆく夏の名残を歌った寺岡呼人+北川悠仁の合作曲。「6.か |
まぼこ」はこれまた小刻みなメロディーが気持ちいいポップチューン。だけど歌ってる内容は、起 |
きてから寝るまでなんだか騙されてるような生活の中でどう生きていくか、という真摯なものなの |
です。「7.真夏の太陽」は思わずかっこいいと感じてしまわずにはいられないロックチューン。な |
んだかゆずっぽくないのですが(笑)このシリアスさが次のアルバムにつながったのでしょうね。 |
でも歌ってることはデビュー時から一貫してるよなあ。最後を飾る「8.葉月の雨」は限られた時間 |
の中で出会った君をもう離しはしないよと歌われたバラード曲。八月の雨っていうのは他の月の |
雨にはない何かをもってる感じがしますよね。以上全8曲収録ですが、なんだかすごい大作を聴 |
いてしまったような感じをくれるコンセプト・アルバムです。ん〜やっぱり若いっていいなあ(笑)。 |