3rd Album
 TM NETWORKらしからぬアルバム・タイトルですが、小室哲哉氏によると「パワフル
とテンダネス(優しさ)の象徴」を表現したかったらしいのです。本作のクレジットにはコ
ーラスに何と渡辺美里が参加しているという、ゴージャスな1枚。代表曲である「7.Come
On Let's Dance」はスピード感あふれるメロディにのせて若者たちの戸惑いを歌ったロ
ックチューン。「8.Girl」は憧れの少女に対する切ない思いを描いた一編。彼らの楽曲に
はこのような歌が数多く登場するのですが、もれなく好きである(笑)。余談なのですが
「5.You Can Dance」を聴くと高校時代を思い出してしまうのです。なぜ?って聞かれて
も答えに困るんだけどそんな曲ってありません?TMばかり聴いていた時期があって、
その当時の記憶にこの曲も刷り込まれているのでしょうね、きっと。それから最後を飾
「10.Sad Emotion」は別れた彼女と街で偶然出会えたら・・・という男の心情を歌った
バラード曲。スピード感、デジタル感を一切排したこの曲は、聴いているだけで心の奥
底までジーンとなる曲なのです。このアルバムは彼らの残した全作品的に見てもかな
り派手な印象を受けるアルバムですね。だから余計に最後の曲でジーンと来ちゃう。
「Gorilla」
1986.6.4
 
1. Give You A Beat
2. Nervous
3. Passenger
4. Confession 〜告白〜
5. You Can Dance
6. I Want TV
7. Come On Let's Dance
8. Girl
9. 雨に誓って -Saint Rain-
10. Sad Emotion
 
 

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