TM NETWORKらしからぬアルバム・タイトルですが、小室哲哉氏によると「パワフル |
とテンダネス(優しさ)の象徴」を表現したかったらしいのです。本作のクレジットにはコ |
ーラスに何と渡辺美里が参加しているという、ゴージャスな1枚。代表曲である「7.Come |
On Let's Dance」はスピード感あふれるメロディにのせて若者たちの戸惑いを歌ったロ |
ックチューン。「8.Girl」は憧れの少女に対する切ない思いを描いた一編。彼らの楽曲に |
はこのような歌が数多く登場するのですが、もれなく好きである(笑)。余談なのですが |
「5.You Can Dance」を聴くと高校時代を思い出してしまうのです。なぜ?って聞かれて |
も答えに困るんだけどそんな曲ってありません?TMばかり聴いていた時期があって、 |
その当時の記憶にこの曲も刷り込まれているのでしょうね、きっと。それから最後を飾 |
る「10.Sad Emotion」は別れた彼女と街で偶然出会えたら・・・という男の心情を歌った |
バラード曲。スピード感、デジタル感を一切排したこの曲は、聴いているだけで心の奥 |
底までジーンとなる曲なのです。このアルバムは彼らの残した全作品的に見てもかな |
り派手な印象を受けるアルバムですね。だから余計に最後の曲でジーンと来ちゃう。 |