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〜さ

1050 「酒と泪と男と女」 河島英五 03/05/19
A「人類」(75/6/25)
 「酒」「泪」「男」「女」この4つの単語を見ただけで、なんとなく自分の中にストーリーが浮かびます。
人はつらいと感じた時何かにすがりたくなる生きものです。たとえば男なら酒に、女なら泪にという風
に(←今は逆の場合も多いですが(笑))。彼の歌声は決して上手いとは言えないかもしれないけ
ど、そんな評価が安っぽく思えてくるほど聴く者の心にそして涙腺に訴えてくる力があるんですよね。
4598 「ささえる人の歌」 back number 14/07/22
S「恋」カップリング曲(12/3/7)/A「blues」(12/11/21)
 生まれてから一生を終える。このひと言では言い尽くせない時間のために人は生きていると言える
よね。お金や出世なんて生きてゆくひとつの手段にすぎないんだから、病気なんてせずにただ健康で
いてくれていれば何も言うことはない。ささえられている方はそう思われてるとは知らずにただ自分ひと
りで生きてると思ってしまいがちだけど実は誰もが誰かにささえられて世界は成り立っているんだよね。
2228 「さざ波」 荒井由実 06/10/12
A「The 14th Moon」(76/11/20)
 エピローグを迎えた恋にひとり想いを馳せる女性の心情を綴った、ポップなんだけど切ない楽曲。
”愛が終わるのを繕ったら 明日を生きるのにおくれたわ”って歌われていますが、女性ってここまでク
ールな生きものなのでしょうか?(笑)彼女の若い頃の歌には、どちらかといえばポジティブな考え方
の女性が多く登場しますが、それとは逆にメロディからこの感じる翳りが何とも言えないんですよね。
3149 「漣」 スピッツ 09/08/03
A「さざなみCD」(07/10/10)
 サビ最後の部分の「君に会うのよ」という言い回しとメロディーの盛り上がり方がヒジョーに彼ららしい
楽曲。いつまでも飛び立てない自分を省みた時、そこでくすぶってる自分を何とかしたいっていう心情
がすごく伝わってくるアルバムタイトル曲ですね。詞だけではなく、その感情の起伏をメロディー進行に
まで波及させているところがすごいと思います。聴いたことありそでないメロディー、それが彼らの作品。
691 「囁く雨」 中島みゆき 02/05/16
A「心守歌」(01/9/19)
 近年、男性は女性より弱くなったと言われますが、ボクが考えるに、もともと女性の方が男性よりも
強いんだと思います(出産に耐えうる身体を持ってるとか、その他いろんな意味でね)。この歌は、別
れを前にして、男の方が先に泣き出してしまったため、泣くに泣けない女心を描いた名曲だと思いま
す。それにしても、別れ際によりによって街中で女性より先に泣き出してしまう男っていったい(笑)。
4333 「さすらい」 奥田民生 13/10/30
S(98/2/5)
 毎日決められたレールの上を生きている。そしてそれが正しい生き方なんだと心のどこかで納得し
ている。でも本当にそれが正しいのだろうか?毎日決まった時間に起きてきちんと仕事しているから
今を生きていられる、というのも正論といえば正論。でも「生きる」ってそんなに格式ばったものなのだ
ろうか?明日死んでしまうかもしれない。ならば悔いのない一日にしたい。そう思う日もあるのです。
2520 「さすらいのニコチン野郎」 ザ・ブルーハーツ 07/07/31
A「HIGH KICKS」(91/12/21)
 この曲のサイコーにかっこいいところは、何と言っても曲の主旋律となっているこのギターリフでしょう
ね。もちろん傍若無人なマーシーの詩と、ヒロトの圧倒的なボーカルの絡み合いも聴きどころのひとつ
ですけどね。確かにマニュアルばかりに頼ってちゃ、時間だけがただ過ぎていくだけだ。”世界をボウル
に入れてかきまぜて 大時化の海を今渡っていく”まったくもって何もかもスケールのでっかい曲だぜ!
1887 「運命河(さだめがわ)」 ふきのとう 05/11/05
A「風待茶房」(76/7/1)
 始めから終わりまで淋しさがつきまとう楽曲。僕は君が好きだし、君も僕のことを愛していてくれる。
でも、僕の死という、今置かれているこの運命からだけは逃げられそうもない。だけどもし僕がこの後
死んだとしても、南の夜空に輝く赤い星になって君を見守り続けるから。そんな青年の想いが伝わっ
てくる悲しい曲。なんだけど、こういう胸締めつけられる曲がボクはなぜか大好きなんですよね(笑)。
1636 「SUCK OF LIFE」 the yellow monkey 04/12/28
A「未公開のエクスペリエンス・ムービー」(93/3/1)
 初期の彼らの楽曲には”禁断”という言葉がよく似合う(笑)。特にこの2枚目のアルバムには、あり
とあらゆる”禁断”がばらまかれていると思います(笑)。この曲はおそらく”男の同性愛”をテーマにして
るんだと思うんですけど、でもそんな曲の細部がどうのこうのって考えるような歌ではなく、とにかく勢い
ありきな感じのするところがすごく好きなんです。すごく当時の彼らのグルーブを感じる一曲ですね!
3641 Such a Lovely Place」 槇原敬之 11/12/08
A「Such a Lovely Place」(97/11/27)
 人はいつかそこから旅立たなくてはならない。居心地のいいところが自分のいるべき場所だとは限
らない。あえて自分から未知の世界へ飛び込んでゆくことに生きる意味があるような気もする。でも
人ってそんなに強くないよね。そんな決意をして旅立った友人に向かって歌われたハートウォーミン
グな作品。不安に包まれて気弱になった時の「繋がり」の温かみほど、ありがたいものはないよね。
889 「去っていった友へ -T氏に捧げる-」 オフコース 02/12/08
A「FAIRWAY」(78/10/5)
 この楽曲の背景にいったいどういうことがあったのかはわかりませんが、親友って呼べる人って、ホン
ト紙一重だと思います。ボクは小学校時代や中学校時代に親友と呼べる人がいましたが、今では
全然付き合いがありません。だから逆に小学生とか中学生からの友達を持ってる人にすごく憧れを
感じてしまうんですよね〜。もしかしたらそれは運命で決まっているのかも・・・って話がそれた(笑)。
4574 「雑踏の片隅で」 高橋優 14/06/28
A「この声」(12/3/14)
 余計な知識など受け入れないで生きていけたら人はもっと楽に素直な気持ちで生きてゆけるの
だろうか。愛し合ったり助け合ったりすることが大事だとされるその反対側で人を罵ったり蹴落とした
りすることばかりが横行している世の中。素直過ぎればバカを見る。ひねくれ過ぎれば嫌われる。自
分がこの世を去る時、生まれてきてよかったと思えるかどうかを決めるのは「運」だけなのだろうか?
2449 「Sad Emotion」 TM NETWORK 07/05/21
A「Gorilla」(86/6/4)
 もし偶然街で別れた彼女と出会えたとしたら。彼の唯一の安らぎはもう会うことのない彼女に想
いを向けること。それは彼にとって寂しい思いをしている自分を見つめ直せる瞬間なのかもしれませ
んね。ただこういう場合大抵彼女と出会えない方がいいのです。今の彼女は実は別の彼と・・・な
んてこと多いし(笑)。どちらかに問題があって別れたにせよ、男はいつもロマンティストなのだ(笑)。
2244 「殺風景」 さだまさし(グレープ) 06/10/28
A「せせらぎ」(75/5/25)
 ”あなたが嫌いになったわけではありません あなたより好きな人ができただけのことです”ってフレー
ズがすごく印象に残る楽曲。確かに誰かを好きになったからといって、その気持ちが死ぬまで一生ず
っと続くのなら、これほど単純なことはないし、恋を唄う歌だって今ほどあふれてはいないでしょう。他
の誰かを好きになること。それはいつも何かの間違いからいつ誰にも起こりうることなのかもしれない。
4077 「札幌処刑台」 野狐禅 13/02/16
A「東京23区推奨オモイデ収集袋」(04/11/17)
 「生きている」ってどんなこと?どういう結果を残せたら「生きていた」ってことになるんだろうか?誰も
が当たり前のように成果を求め日々励んでいる。でもちょっと落ち着いて考えてみよう。五体満足で
いるだけでもうすでに「生きている」ことになるんじゃないのか?それだけで奇跡的なことなんじゃない
のか?身近でこんな奇跡が起こってるんだ。「絶望」なんてそれに比べりゃただの通過点じゃないか。
1266 「サッポロSNOWY」 中島みゆき 03/12/23
A「歌でしか言えない」(91/10/23)
 どんなにきらびやかで派手なものでもすべてを真っ白にしてしまう雪景色に心奪われてしまう。あの
人が私を好きになってくれるまで、あの言葉にならないほどの雪景色の故郷へは帰れない。もし私を
好きだと言ってくれたなら、あの人にもあの雪景色を見せてあげたいのに。しかし皮肉にもそこには雪
ではなくどうしても想いが届かない女性の「悲しみ」ただそれだけがしんしんと降り続いているのです。

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