珠玉の名曲たちが散りばめられた24枚目。ジャケットの彼女は美しいなあ・・・。「1.旅人のうた」は「空と君のあいだに」 |
に続きチャート1位を獲得したシングルであるが、アルバムでは主旋律はピアノではなくストリングスであるため、いいテン |
ポである。そして内容もすごく希望的な歌だ。「2.伝説」は隠れた名曲中の名曲。ボクはこの曲を黄昏時に聴くといつもジ |
ーンとしてしまう。「3.永遠の嘘をついてくれ」は吉田拓郎への提供曲だが、彼が作った歌だと思うくらいメロディーラインが |
「たくろう」だ(笑)。ジャズ喫茶にいるかのように感じてしまう「4.ALONE, PLEASE」、彼女にしてはポップなロックナンバー |
「5.それは愛ではない」、久々に出た!酔いどれ歌唱の「6.なつかない猫」はかつての彼女のシングル「やまねこ」を思い |
出してしまう楽曲。そして「7.SINGLE BAR」は今にも消えてしまいそうなほど、か細く、そして切なげに歌われているバラー |
ド曲。「日々をひたすら生きてゆくだけだから 嘘のような時間がほしかったんです」・・・わかるなあ、その気持ち。「8.蒼い |
時代」は昔の彼との再会を歌った短篇。二人は昔同棲してたみたいだけど、親に引き離されたようだ。「正しくても間違い |
でもかまわなかった」・・・若い時はただ愛する人がただそばにいるだけで、ただそれだけで生きがいを感じるもの。でも |
成長していくに連れて・・・。刑事ドラマの主題歌になったシングル「9.たかが愛」はメロディー、歌詞をとってもボクの中では |
かなり上位に来る曲。人々は愛に傷つきながらも愛を捨てることは出来ない。たとえどんな人であっても、愛は何かを癒し |
てくれるものなのだろう。「10.阿檀の木の下で」は沖縄を連想させる曲。唯一戦場となり、多くの人の命が奪われ植民地と |
されたこの島の感情がそのまま歌になったような、そんな感じがする。そしてラストを飾るアルバムタイトル曲「11.パラダイ |
ス・カフェ」は軽快なメロディーにのせたロックチューン。まるで夢の中のようなこの酒場で、いったい何人の人がどんな夢 |
を見たのだろう。・・・と以上全11曲ですが、どの曲もクウォリティが高く、まさに名盤と呼ぶにふさわしい一枚なのです。 |