9曲入りのアルバムながら、このアルバムは彼の音楽性というか、彼の楽曲のエッセン |
スが十二分に詰まってる名盤だと思う。おそらく彼の曲ではお初のアコギ弾き語りによる |
「1.発明王」。なかなか恋人に会えない男の悲哀を歌った曲。歌詞カードにギターコードが |
書いてあるのがおもしろい。「2.決まりだもの」は永遠のテーマ「顔」について歌った曲。そ |
う、こればっかりは変えられないけど、「出会ったのがdestiny
2年で慣れるさ」って歌詞が |
いい。「3.プロポーズ」は彼特有のバラードナンバー。ほんとにさりげない二人のはじまり。 |
「4.ときどき雲と〜」は名曲。この曲を聴くと、ホッとすると同時に言いようのない悲しみが |
こみあげてくる不思議な曲。「5.ぼくの彼女は〜」はタイトルだけ見ると軽く思えるが、実は |
彼のプロフェッショナルな一面が垣間見えるスーパー・ポップス。「健全
安全 好青年」に |
つづく、しゃべり言葉楽曲である(笑)。彼の彼女とは実は・・・。「6.永遠」は彼のバラードの |
中で一番ボクの中に染みている一曲。ぜひ広めたいと同時に、聴いてるだけで涙が・・・。 |
「7.信じられない人」は歌詞どおりラテン調なポップチューン。彼のさんざん考えた挙句の |
作戦に彼女は・・・。種ともことのデュエット曲。「愛は勝つ」の次のシングルとして発表され |
た「8.イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」(「4.ときどき雲と〜」と両A面)はかなりのプレッシャーの |
中で作られた楽曲だが、個人的には「愛は勝つ」よりもこちらの方が好きである。「きっと |
自分の望むゴールはある」・・・そんな思いが込められているような気がする。「9.恋人」は |
別れの情景を描いた一編。ホンワカなメロディーの中に深い悲しみを感じる名曲です。 |