6thアルバム
 9曲入りのアルバムながら、このアルバムは彼の音楽性というか、彼の楽曲のエッセン
スが十二分に詰まってる名盤だと思う。おそらく彼の曲ではお初のアコギ弾き語りによる
「1.発明王」。なかなか恋人に会えない男の悲哀を歌った曲。歌詞カードにギターコードが
書いてあるのがおもしろい。「2.決まりだもの」は永遠のテーマ「顔」について歌った曲。そ
う、こればっかりは変えられないけど、「出会ったのがdestiny 2年で慣れるさ」って歌詞が
いい。「3.プロポーズ」は彼特有のバラードナンバー。ほんとにさりげない二人のはじまり。
「4.ときどき雲と〜」は名曲。この曲を聴くと、ホッとすると同時に言いようのない悲しみが
こみあげてくる不思議な曲。「5.ぼくの彼女は〜」はタイトルだけ見ると軽く思えるが、実は
彼のプロフェッショナルな一面が垣間見えるスーパー・ポップス。「健全 安全 好青年」に
つづく、しゃべり言葉楽曲である(笑)。彼の彼女とは実は・・・。「6.永遠」は彼のバラードの
中で一番ボクの中に染みている一曲。ぜひ広めたいと同時に、聴いてるだけで涙が・・・。
「7.信じられない人」は歌詞どおりラテン調なポップチューン。彼のさんざん考えた挙句の
作戦に彼女は・・・。種ともことのデュエット曲。「愛は勝つ」の次のシングルとして発表され
「8.イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」(「4.ときどき雲と〜」と両A面)はかなりのプレッシャーの
中で作られた楽曲だが、個人的には「愛は勝つ」よりもこちらの方が好きである。「きっと
自分の望むゴールはある」・・・そんな思いが込められているような気がする。「9.恋人」
別れの情景を描いた一編。ホンワカなメロディーの中に深い悲しみを感じる名曲です。
「ゆっくり風呂につかりたい」
1991年5月22日
 
 
1. 発明王
2. 決まりだもの
3. プロポーズ
4. ときどき雲と話をしよう
5. ぼくの彼女はおりこうさん
6. 永遠
7. 信じられない人
8. イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ
9. 恋人
 
 
 
 
 
 

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