腕を組む男の子のジャケットが印象的なB'z13枚目のオリジナルアルバム。全編暗闇から光を |
求めてるような、そんな感じがします。「1.アラクレ」からいきなりハイスピード&ハードロック!誰 |
に見放されても荒くれていこうっていうこの姿勢、大事かも。「2.野性のENERGY」はその流れを |
くんだロックバラード。夢中になれるものを見つけてもただ打ちのめされるだけだった。でもそん |
な今だからこそ自分のエネルギーを解き放て!って曲。「4.儚いダイヤモンド」は今まで溜まった |
痛みを全て抱えこんででも前へ行こうとする一曲。「5.I'm in love?」は始められそで始められな |
い恋の苦悩を歌ったミディアムチューン。「6.IT'S SHOW TIME!!」は今までの後ろ向きだった自分 |
を捨てて生まれ変わろうっていう意志を感じるハイスピードな一曲。「7.愛と憎しみのハジマリ」は |
まさに”愛と憎しみは紙一重”をテーマに歌われた楽曲。男の心の狭さを感じるなあ(笑)。でもそ |
れが「愛」なのかも?「9.Nightbird」はこのアルバムでも数少ないバラード曲(笑)。”禁断の愛”を |
テーマに歌われたこの曲に感慨深いものを感じます。「あなたがすべてを許してる人がいて そ |
の手を誰より柔らかに包んでいる」というフレーズが印象的。「12.CHANGE〜」は今だけよきゃい |
いっていう風潮に警鐘を鳴らしてるような気がします。ラストを飾る「13.ROOTS」は世界はたった |
ひとつのはずなのに、なぜ境界線がひかれるのか?あの国のあの人もこの人も同じ兄弟なのに |
・・・っていう今の世界を歌っていると、ボクだけが思ってるかも(笑)。やっぱり全編通して聴いて |
みると、まだ見ぬ自分の夢に必死に手をのばしている男の像が浮かんできます。これこそ新しい |
・・・いや、今までずっと変わらずに歌ってきた、男にしかわからないB'zのブルースなのだ!(笑) |