2年ぶりに登場した彼のセカンド・アルバムは、前作にも増してドラマ性が増し、芸能人である自分と |
普通の青年である自分の間で揺れ動く心の葛藤を歌っています。「1.不良」はひとりで生きてゆくことを |
歌ったバラード曲。結局自分を信じてゆくしか、人が生きてゆく道はないって痛感させられます。「2.少 |
女」は大人の都合で離ればなれになってしまった少年と少女の恋物語。タイトル曲の「3.つづく」は、自 |
分の周りの状況がどんな風になろうと、人生はつづいてゆくということ。たとえそれが、どんなに悲しい |
ことだとしても・・・。「4.路上の華」はアップテンポで綴られた楽曲。何もかもを捨てて路上で暮らせば、 |
今のように苦しみながら生きてゆくこともないだろうってこと。「5.涙の行方」はミディアムテンポで展開 |
される一編。命ある限り生きることが一番大切な勇気だと歌ってる。「6.生きる仲間」はサックスを多用 |
した一曲。たとえボロボロになろうとも自分らしくいく、人にやさしくすることが唯一の道だと歌ってる。 |
「生きる準備もできずに生まれて」っていう表現が圧巻。「7.夕暮れに立つ少年」は自分の少年時代の |
回想録。子供の頃、大人になればわかると言われたことって、確かに大人になるとどうでもいいことに |
なってしまうのが悲しいな。「8.始発のベル」は誰でも傷つかずに生きてゆきたいって思ってるけど、傷 |
つかない人生ってのにはいったいどんな価値があるんだろう?っていう疑問を歌ってる。みんな何か |
を抱えながら、始発のベルとともに一日をスタートさせるんだ。「9.愛することが〜」はタイトル通りの曲 |
です(笑)。ただ自分と出会う前の相手のどうでもできない過去にさえ許せなくなるっていう表現がすご |
いなって思います。「10.遠い風」は”人間はすべてを否定さえしてしまえば もっと楽に生きてゆける” |
と歌うやさしいメロディーが印象的な楽曲。大昔の人間たちもきっと悩んだろうな、きっと。このアルバ |
ムで歌われてる楽曲たちについて1行や2行で説明するのは不可能に近いことです(とかなんとか書き |
ながら無理矢理していますが(笑))それほど彼は心の深いところを歌っているんだと思いますね。 |