Cover Album VOCALIST

2005年9月14日

  1. 時代   8. 涙そうそう 
  (中島みゆき・1975年)   (夏川りみ・2001年)
  2. ハナミズキ    9. オリビアを聴きながら 
  (一青窈・2004年)   (杏里・1978年)
  3. 駅   10.ダンスはうまく踊れない 
  (竹内まりや・1987年)   (石川セリ・1977年)
  4. 異邦人    11.会いたい 
  (久保田早紀・1980年)   (沢田知可子・1990年)
  5. シルエットロマンス   12.翼をください 
  (大橋純子・1981年)   (赤い鳥・1972年)
  6. LOVE LOVE LOVE    13.卒業写真
  (DREAMS COME TRUE・1995年)   (荒井由実・1975年)
  7. 秋桜     
  (山口百恵・1977年)    
 
 女性シンガーによるいわゆる”スタンダード”と呼ばれる名曲を集めて歌ったカバーアルバム。あえて女性の曲
ばかりを選んだところがすごいなあと思います。でも考えてみれば彼の声っていうのは、ある意味すごく女性的。
逆に男性ボーカルの名曲を集めた彼のカバー集なぞ聴きたくないかも(笑)。有名どころでこれらの楽曲をハイ
クウォリティに歌えるのは彼のほかには小田和正さんか、スピッツのマサムネさんぐらいだろうなあ。タイトル通り
彼はこのアルバムではあくまで”ボーカリスト”として勝負している。そしてこれらの楽曲を”ボーカリストとしての徳
永英明”を伝えようとする手段としている。思えば彼は初期の頃『輝きながら』をのぞく、ほぼすべての曲を作曲し
てきたが詞は他の作家に委ねていた。つまり”ボーカリスト”だったんだよね。そのうち作詞も兼ねるようになり日
本屈指のシンガーソングライターとなりましたが、このアルバムの意図するものは、歌手として歩き出した頃の自
分に立ち返ってみようってことなのかもしれない。ホント、こうやって聴くと彼の声ってセクシーだよなあ(笑)。
 

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