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〜し

849 「白菊」 中島みゆき 02/10/28
A「月 Wings」(99/11/3)
 アレンジャー瀬尾一三氏の手腕が発揮されてる楽曲ですね。イントロを聴くだけで深々と静
かに雪が降る中を川が流れていっているという情景が浮かんできます。長渕剛の『結晶』にな
らぶほどボクの中ではジーンと来ます。雪に耐えて春を迎える”白菊”のように、破れてしまった
恋も春になってまたよみがえってくれたら。そんな女性の想いがこめられている名曲ですよね。
3720 「知らないことが多すぎる」 森山直太朗 12/02/25
A「あらゆるものの真ん中で」(10/6/9)
 世の中は「知らないこと」であふれている。知らなくていいことまで知れてしまう今の世の中は
行き過ぎてる気もするけど。だいたい自分の気持ちにすら知らない部分があるわけだから短い
一生のうちに知る量なんてたかが知れてる。この曲のように、どうでもいいものとそうでないもの
が混在してる「知らないこと」を知りたがる好奇心があるからこそ人は生きてゆけるんですよね。
226 「シリアス」 長渕剛 01/01/26
A「JAPAN」(91/12/14)
 彼の絶頂期のアルバム「JAPAN」のアコースティックな一曲。「一生気が楽な人生を送りたけ
れば家族など持つな」とボクには聴こえるんだけど。愛し合った男と女が暮らし始め、ずっと一
緒にいたいという想いから結婚に踏み切った時、それと同時に口に出せないことけど何か独身
時代に感じなかったもどかしさを感じることは正直ある時もあるよね。そんな想いのこもった歌。
3699 「時流」 アンダーグラフ 12/02/04
A「UNDER GRAPH」(10/9/15)
 大地は気の遠くなるような時間を実にさまざまな時代とともに過ごしてきた。それに比べれば
人間の過ごした時間なんてちっぽけなものだ。そんなちっぽけな人間にもかけがえのないものは
ある。時代がどう移り変わろうと。かけがえのないものは決して変わることはなく、変わってはい
けないと強く思う。だから未来の子供たちのことを考えた時「とりあえず今は」じゃいけないよね。
2616 「シルエット・ロマンス」 大橋純子 07/11/04
S(81/11/5)
 かなり大人の世界の恋模様を歌った曲ですが、愛すれば愛するほど切なくなってゆくこの曲
の世界観がなぜかすごく好きなんです。自分の感情を表には出さない、いや出せない女。だ
からこそ”あなた”にもっと私の本来の姿を引き出してほしいと願う女心。自分ではどうにもでき
ないこの感情をどうにかしたい。切ないメロディーがこの女性の情感をさらに高めている楽曲。
590 「シルクスカーフに帽子のマダム」 the yellow monkey 02/02/04
A「未公開のエクスペリエンス・ムービー」(93/3/1)
 次のアルバム「jaguar hard pain」への布石ともなる、欧州の貴婦人・マリーの悲しげな表情
を歌った、まさにこのアルバムのハイライトとなる大曲。「ジャガーはライフルで あの世行き♪」
という導入部は、意味は次のアルバムが出るまでわからないというのも、なんとも彼ららしい味
付けだよな。マリーはフランス行きの船に乗った後、どんな人生を送ることになったのだろう?
2663 「シルビア」 森山直太朗 08/02/01
A「風待ち交差点」(06/11/29)
 喫茶店のテーブルで愛しい人を待つ青年の心情を綴った楽曲。でも彼には愛しい人に会
えることを手放しで喜んでいるようなウキウキ感はない。むしろ、どことなく社会や暮らしに心を
ズタズタに引き裂かれたかのような印象を彼に感じる。もしかしたら彼はこれから彼女に別れ
を切り出すのかも。単純に一筋縄じゃいかないところが彼の楽曲の持つ魅力なんですよね。
3430 「ジレンマ」 斉藤和義 11/05/11
A「ジレンマ」(97/2/26)
 「自分」という存在がいったい何なのか?他人からどう見られたらうれしいのか?また、どう
見られたくないのか?くだらないことのように思えるけど、実はそれが「生きることのすべて」だ
ったりするのかもしれない。聖人君子を目指してはみても、そこに到達することなどできるはず
がないのはわかってる。それでも人は今日も自分を嘘で着飾って生きていくしかないのかな。
2395 「白い朝まで」 松任谷由実 07/03/28
A「紅雀」(78/3/5)
 もやのかかった小雨の降る朝を「白い朝」とはよく言ったものですね。こういう風景を見て思い
起こすのは、どうしても昔の悲しい思い出になってしまう。まるで心だけが時間と空間を超え、
その当時の自分に戻ってしまう気がすることがあります。もう悲しくて見たくはないんだけど、だ
けどそれでも見てみたい。淋しさの似合いすぎている複雑な思いがする風景がここにあります。
2696 「白い足跡」 奥華子 08/03/05
S「魔法の人」カップリング曲(06/1/18)
 君はなんにも悪くない。ふたりが笑って過ごしていた日々を壊してしまったのはすべて僕なん
だ。自分の歩くスピードばかり気にして、君の歩く早さに合わせてあげられなかったと今ではわ
かるよ。もちろん、今気づいたとしてもそれはもう遅すぎることなんだけど。そんなもう二度と取
り戻せない恋を想う男の子の気持ちを綴ったバラード曲。なんにせよこの歌声は罪だ(笑)。
2123 「白い雨」 アンダーグラフ 06/06/29
A「ゼロへの調和」(05/6/15)
 損得勘定なしに生きる。今の時代、そうやって生きてくのってすごく難しい。それができるのは
生活のすべてを保証されてるごく少人数の人たちと、苦労を先送りしてる若者たち。だからこそ
俺たち若者は、今からでも遅くないから未来を考えていこうよっていうメッセージが伝わってきま
す。いつの時代も社会の闇をキレイに洗い流すのには若者の力って絶対に必要なんだよね。
4907 「白い椅子の陰」 NSP 15/05/27
S「あなたこっちを向いて」カップリング曲」(77/6/10)
 君とよく来たこの喫茶店。おしゃべりな君がこの店に来た時にだけ淋しそうな表情をするのは
そういう理由があったんだね。僕と出会う前に付き合っていた誰かとの想い出がつまっていた店
にわざわざ連れてきてしまった僕も僕だけど。そのことを知ってから急に君の顔を見るのがつらく
なった。やがてだんだん会わなくなった。青春時代のすれ違いは、純粋なだけに残酷ですね。
802 「白いカイト」 MY LITTLE LOVER 02/09/05
A「evergreen」(95/12/5)
 挫折にかられた時、ボクはできるだけ「自分がここで悩もうが、苦しもうが、たとえば何かを失
ったとしても、地球はそんなことに関わらず廻り続けていくし、明日はまたくるんだ」ってできるだ
け考えるようにしてます。もちろん全く問題意識を持たないってことじゃなくって、進めずに立ち
止まってしまう時はこの曲を思い出します。もっとスケールの大きい人間になりたいなあってね。
4420 「白い記憶」 DEEN 14/01/25
A「The Best Classics」(07/12/19)
 君は掌の中で握ると壊れてゆく雪のように儚い存在だった。なのに僕はいつまでも君と一緒
に生きてゆけると思い込んでいた。今君はどこで過ごしているのだろう?寒い思いをするのは
僕だけでいい。君のいる場所だけは暖かい場所であってほしい。そんな男の彼女に対する想
いが優しいメロディにのせて歌われた作品。君の笑顔の記憶にはいつも雪がちらついている。
1637 「白いくつ下は似合わない」 辛島美登里 04/12/29
A「Eternal-One」(01/2/21)
 1976年にアグネス・チャンが発表したユーミン作の作品を彼女がカバーしたものです。アグネ
スも辛島さんもこの歌の世界を自分のものにしてるな。いつまでも心の中にいてくれるはずだっ
た彼が別の女性に心惹かれて自分の前から去ってしまう。ユーミンの歌唱では出せない世界
観をこの二人は作り出せたのかもしれません。どうにもならない別れを綴った悲しい曲ですね。
4388 「白い恋人達」 桑田佳祐 13/12/24
S(01/10/24)
 もう二度と逢えるはずのない人を待つ男の心情を綴った曲。のはずなんだけど、とても心が
温まってくる気がするのは彼の持つ独特な歌唱のせいなんだろうな。現れるはずのない人を待
つ間に、さまざまな幻が次から次へと目の前を通り過ぎるようなそんな感覚をおぼえる。悲しみ
の底を知ったからこそ見ることができた天使たちの微笑みが、この男を救っている気がしますね。
4253 「白いダイアリー」 いきものがかり 13/08/11
A「NEWTRAL」(12/2/29)
 そのダイアリーを開けば、あなたといた想い出がまるで昨日のことのようによみがえる。恥ずか
しそうに秘密を打ち明けてくれた時、あなたが認めてくれたんだという気がしてうれしかった。何
かを目指して向かってゆくあなたを見てもっと好きになった。そんな想い出たちも今は過去のこ
と。このダイアリーを閉じよう。そしてあなたなしで生きてゆける私になれるように歩いてゆこう。
1634 「白い花」 ZONE 04/12/26
S(02/11/27)
 夜空から静かに降ってくる雪がまるであなたがそばにいるような優しさを運んでくるのはなぜだ
ろう。そんな少女の想いを歌にした一編。あなたと手をつないで歩いたあの日もちょうど今夜の
のように雪が降っていた。雪を「夜空に白い花が咲いてる」という表現してる部分の画像が頭の
中に浮かんでくるようです。少女の彼との再会への希望を強く抱いた名曲です。悲しいけれど。
4375 「白い花」 山崎ハコ 13/12/11
A「綱渡り」(76/5/25)
 目の前で咲いている白い花。人の気も知らないでほほえましく美しく咲いている。そしてその
花はあの人の瞳にも誇らしげに美しく映っているのでしょう。私もあの人の心の中にお前と同じ
ように咲きたかった。でもあの人は私に振り向いてはくれなかった。だから白い花、。あなたはあ
の人と生きて行け。この白い花、彼を振り向かせた自分以外の女性をたとえたものなのかも。
3290 「白い冬」 ふきのとう 09/12/22
S(74/9/21)
 あれほど輝いて見えていたあなたと過ごした秋が、ひとりで過ごす今ではただ空しい日々にし
か感じなくなりました。そしてこの後やってくるのはただ悲しみしか感じさせない真っ白な冬。「あ
なたのことはもう秋の枯葉の中に捨てました」というのは、まだ彼を忘れられていない証拠。これ
から来る冬の寒さ以上に、この主人公の心に凍えそうなほどの淋しい風が吹き荒れています。
3330 「白い部屋」 EBI奥田阿部西川手島(ユニコーン) 10/01/31
S「UNICORN」(93/1/21)
 確かにその白い部屋に僕はいた。そして確かにその隣には君がいた。だけど今はもう君はここ
にいない。君が僕に置いていった手紙だけが、そこで僕と暮らした君の痕跡を残している。そん
な、部屋にただひとり取り残された男の空虚な心のうちを歌った、ユニコーン5人のソロを各1曲
ずつ集めたこのミニアルバムのトリを飾る曲。手島さんの曲最後のボーカルリフレインにジーン。
1874 「白い炎」 斉藤由貴 05/10/23
S(85/10/21)
 テレビドラマ『スケバン刑事』主題歌。このドラマのエンドロールで流れる彼女の2ndシングルで
あるこの曲は、とにかく切ない歌。あなたには彼女がいるのに、それはわかっているのにこんなに
もあなたを想ってる私がいる。そんな私はかなしい女の子ですか?ここまで迫ってくるこの心情
は何なのだろう?安全地帯の玉置さん作曲。玉置さん、実はアイドル曲もイケますね(笑)。
2516 「白い闇」 TM Revolution 07/07/27
A「vertical infinity」(05/1/26)
 もうすぐ逢えなくなる愛しい君。いつかこんな日が来るんじゃないだろうかと、人知れず怯えて
た。君が目の前からいなくなるという厳しい現実が、僕を白い闇へといざなってゆく。そんな男の
悲しみを綴った壮大なバラード曲。この日を覚悟してきた男は、その悲しみを「白い闇」とたと
えた。きっとこの男はこの雪が降るたびに彼女のことを思い出すのだろうな。これからもずっと。
4398 「白い雪」 KOKIA 14/01/03
A「songbird」(99/7/16)
 白い雪は風や埃にまみれ、その姿形を無惨に変えながらもそこに根を張るようにたたずんで
いる。人にも同じことが言えるのではないだろうか。汚れを受け入れず純白さだけを追い求める
者は消えてゆき、汚れを甘んじて受け入れ純白だった心を幾色にも染めゆくものだけが残って
ゆく。どちらが正しいとか正しくないとかではなくそれはその人個人の生き方の問題なのだろう。
2052 「白と黒」 長渕剛 06/04/19
A「乾杯」(80/9/5)
 彼の若い頃の気質を見事に表現したかのようなアコギ一本で歌われたポップな一曲。そり
ゃあ世の中にはこんなに大勢の人がいるんだから、出会う人が自分にとってみんながみんない
い人ではないわけで。中にはぶん殴りたくなるヤツにだって当然遭遇するわけで(笑)。しかし
彼もよっぽどイヤな目に遭ったんでしょうね。この曲アルバムに入れちゃうぐらいだからね(笑)。

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