4th Album DEAR

1988年4月21日

  1. 風のエオリア   6. 幾つものワンシーン
  2. HONG KONG NIGHT   7. ガラス越しのあなた
  3. あなたのために   8. どれくらいの時がたてば
  4. Tenderly   9. 真夜中のリバティー
  5. Dear・・・   10.Melody -永遠の鍵-
 
 ベストアルバム『INTRO.』を経て、新たに歩き出した最初のアルバム。「輝きながら・・・」につづくヒットとなった
「1.風のエオリア」は切ないメロディーに乗せて歌われるラブソング。徳永さんの繊細な部分がよく出ている名
曲です。「2.HONG KONG NIGHT」は人々が生活する都会の中にいても、結局は自分ひとりなんだっていうテ
ーマをアップテンポなメロディに乗せた曲。「3.あなたのために」はポップスにおける彼の代表曲だと思います。
今までにない、ハジけた徳永さんがそこに(笑)。「4.Tenderly」は身体の恋愛を歌った大人の曲(笑)。メランコ
リックなメロディが印象的。「5.Dear・・・」は夜の電話での男の身勝手さをテーマにした曲。優しく語りかけるよ
うな歌の中に、彼の歌わんとしてることが詰まってるバラードです。「6.幾つものワンシーン」は初期の作品の
匂いを感じる作品。別れてゆく彼女に向かって歌った男の優しさを歌った悲しいけどハートウォーミングな一編。
「7.ガラス越しのあなた」はポップに歌われた片想いの一曲。邪魔だな、このガラス(笑)。「8.どれくらいの時
がたてば」は「あなたのために」と並ぶ、徳永さんのポップス代表曲だと思います。彼女が自分を忘れていくほ
ど、自分はますます彼女を忘れられなくなってゆく・・・この切なさがシャウトされています。「9.真夜中のリバテ
ィー」はブルージーにアレンジされた一曲。華やかな都会の生活の中で、感じている悲しみをひた隠しにする女
性に向けて歌った作品。いったい真実の愛はどこに・・・。「10.Melody -永遠の鍵-は徳永さんの優しいメロデ
ィーが一際光るバラード。夢を持つことが出来なくなってしまった彼女を解き放つ鍵に僕はなる!という男の決
意みたいなものを感じます。『DEAR』・・・このタイトルの意味は、悲しみにくれた女性たちに対しての彼なりの
メッセージをこめているんだよって意味なのかもしれないな・・・と、また勝手に思ってる次第であります(笑)。
 
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