彼らの記念すべきデビュー盤。とはいっても、彼ら3人の姿はジャケットのどこに |
も見当たらないことから、もうすでにデビュー時から彼らの戦略は始まっていたよ |
うだ。特筆すべきは、やはりコカコーラ・コンテスト(←彼らがデビューするきっかけ |
になった大会)で優勝した受賞曲「4.1974(16光年の訪問者)」である。UFOに遭遇 |
した過去を持つ少年のことを歌ってると思うんだけど、この曲、なぜか聴くと切なく |
なる。個人的にかなり好きなんですよねえ。他には何か赤面してしまうような歌詞 |
(笑)の「1.カリビアーナハイ」、小室哲哉らしい切なげなメロディーが冴える「2.クロ |
コダイル・ラップ」、木根尚登によるスロー・バラード「3.1/2の助走」、ノスタルジーを |
感じる「5.クリストファー」、一転ロックサウンドの「6.イパネマ’84」、そしてデビュー |
シングル曲となった旅行記(?)「7.金曜日のライオン」、アルバムタイトル曲である |
「8.RAINBOW RAINBOW」は摩訶不思議なメロディー&歌詞(笑)、そして何かの始 |
まりを感じさせる「9.パノラマジック」でこの盤は幕を閉じます。TM
NETWORKらしい |
メロディーはさることながら、とにかく奇妙奇天烈な歌詞の多いアルバムです(笑)。 |