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〜く

4034 「首をかしげて」 野狐禅 13/01/04
A「鈍色の青春」(03/12/3)
 すべての感情を簡単に分類しうることができれば人がこんなにも悩むことはないだろう。もし機械
ならどこかのカテゴリーに入れてしまうか「エラー」と表示しさえすれば済んでしまう。でも人間の感情
はそんなに簡単にはできていない。言葉には言い表せない、はっきり判断できない感情をどこへ持
って行けばいいのか?持って行けても解決できるわけでもない。だから人は難しいし、素晴らしい。
4335 「雲の形」 フラワーカンパニーズ 13/11/01
A「チェスト!チェスト!チェスト!」(10/11/3)
 今までどれだけのものを捨てて生きてきただろう。それを捨ててきたからこそ今の自分がいるのだ
から見方を変えればそれも無駄じゃなかったのかもしれない。でもその望みを捨てずに生きていた
としたらいったいどんな人間になっていただろう?「たら」「れば」で人生を語れるなら幾通りも道は
ある。ただ、それらを捨てずに生きたはずの人生にはもう二度とたどり着くことはできないだろうな。
2142 「くもりガラスの夏」 槇原敬之 06/07/18
A「君は僕の宝物」(92/6/25)
 今年の夏もまっ黒に陽に焼けた。ボロボロはがれおちたシーツを自分のためだけに洗う姿を、君
はどう思うだろう?僕の部屋にはもう君はいない。君の言うこと聞かなきゃ、どこかに行っちゃいそう
な気がしてたから何でも君の言うこと聞いてたよね。でもそれがいけなかったみたい。でも終わって
みなきゃわからないってこともあるよね。そんな自問自答が、今年も繰り返される・・・のだろうか。
2215 「曇り空、ふたりで」 SION 06/09/29
A「東京ノクターン」(05/6/8)
 真面目に生きてたらいつかきっと報われる。悪いことをしたらいつかきっと罰せられる。でもいつの
頃からかこの世界はそんなものさしでは計れなくなった。真面目に生きてる人が馬鹿を見てずる賢
く生きてるような人が守られる時代。そして弱き者が強き者に押しつけられる時代。でもそんな社
会からは逃げようがない。神様って本当にいるのかよ?彼からのメッセージが胸を突くバラード曲。
2891 「曇りのち晴れ」 SHAM SHADE 08/11/18
S(99/2/24)
 聴いているだけで、まるで大空を旋回してるかのような気持ちにさせてくれるロックチューン。人間
生きていればいつかはどこかで悲しみにぶつかってしまうだろう。だけどその悲しみがいつまでも続く
はずもない。この空のように雨や曇りの日もあれば、当然晴れる日だってきっと来る。流した涙だっ
てきっと次に輝くためのコツになってゆくはずさ。そんなメッセージがこめられた爽快な楽曲ですね。
2213 「Glass」 河村隆一 06/09/27
S(97/4/23)/A「LOVE」(97/11/22)
 君の夢がこの街でガラスのように音をたてて崩れてゆく。そんな彼女のそばにいながら、どうして
あげることもできない男の心情を綴った、美しくもはかないバラード曲。街は誰かのために待ってく
れるようなことはしない。街って人が作ったものなのに、その人でさえ制御できないほどにその存在
は膨れ上がっている気がします。そしてそれとは対照的に、人の夢はとてもちっぽけな存在へと。
2462 「GRAVITY OF LOVE」 小室哲哉 07/06/03
S89/11/17/A「Digitalian is eating breakfast」(89/12/9)
 彼が初のソロシングルとして1989年の10月から3ヶ月連続でリリースしたシングルの2作品目がこ
の曲だったんですよね。決して彼自身の歌に問題があるとは言いませんが(←言ってるようなもの
だ(笑))その彼のボーカルの微妙なヘタウマさが、この曲の魅力をさらに引き出してる気もします。
めぐり逢いは「運命だ」って言うけれど、そこには地球の引力も一枚かんでいるのかもしれないね。
2073 「グラフティー」 GOING UNDER GROUND 06/05/10
A「かよわきエナジー」(01/10/24)
 街中を走り抜けるようなメロディーと共に歌われたロックチューン。明るく楽しかったことも想い出
に変わると、胸をキュンとさせられちゃうのはなぜだろう?それはきっとその当時の自分に二度と戻
れないさみしさを感じるのと同時に、今の自分では到底感じることのできない感性が、その当時
の自分にはあったと感じるからなのかも。そう考えると想い出って、甘くもあり酸っぱくもあるよね。
2246 「くらやみ乙女」 中島みゆき 06/10/30
A「回帰熱」(89/11/15)
 さだまさしさんの妹さん、佐田玲子さんに提供した作品を自ら歌い直したもの。”血のような紅
い服で あなたに会いに行くよ”というフレーズが彼女らしくメチャクチャ物騒なのですが(笑)、確か
に世の中ってやきもちやきばかりかもしれないな。ちょっと人と違ったことするだけで「やめとけ、それ
があなたのためだ」とか言ってあきらめさせようとする、そんな世の中を恋にたとえて歌った楽曲。
1585 「暗闇の中の言葉」 長渕剛 04/11/07
A「乾杯」(80/9/5)
 浪人の時、自分に社会的な肩書きがないことにすごく脅えてた時期がありました。高校生でも
大学生でも社会人でもない自分って、何なんだろう?と。今にして思えば造作もないことですけ
どね(笑)。この歌では社会的に肩書きとはいえない「歌手」という職業に就いた彼のくやしさが書
きなぐられてる気がする。勝ち誇る奴ばかりがいつも正しい世の中だけど・・・変えていかなきゃね。
4377 「クランベリー」 吉井和哉 13/12/13
A「The Apples」(11/4/13)
 けたたましく始まったかと思いきや中盤でメロウな雰囲気になり、終盤には重厚になるという一
曲の中にさまざまな表情を見せる作品。「禁断」とは人を今いる場所と違うところへと連れてゆく。
それを知らない方が身のためだったのか。知ったからこそ得られたものがあるのか。知ったから失うも
のも少なくない。「I LOVE」と囁くあたりが切なくていい。なんかイエローモンキーっぽい作風だな。
3728 「Cleaning Man」 槇原敬之 12/03/04
A「Such a Lovely Place」(97/11/27)
 川沿いの素敵なレストランに今日も掃除夫として裏口から入る。ドラマに出てくるような恋人達
が床に残したパンくずを拾いながら、いつか彼女とここへ来て大事な告白をするんだ!と意気込む
青年の希望を歌った作品。もちろん自分たちが床に散らかしたパンくずをその後掃除しに来るんだ
けどねというオチが微笑ましい。ささやかな想いを大事にしてる彼の曲を聴くとなぜか安心するな。
2833 「GREEN DAYS」 槇原敬之 08/07/20
S(07/8/15)/A「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」(07/11/7)
 世の中わからない事だらけで、そのわからない事の答えを探してる気持ちを「青春」と呼ぶのなら
人は死ぬまで「青春」時代を彷徨う生きものなのかもしれない。だって納得する答えなんて、本当
はこの世に存在しないのかもしれないのだから。ただその答えを探し彷徨ってる時にもし傍らに自
分のことを理解しようとしてくれる人がいてくれるのなら、きっと実りのある人生を送れるんだろうな。
4022 「CRYSTAL」 鈴木亜美 12/12/23
S「リトル クリスタル」(05/12/7)
 「クリスマス」ってなぜこうも人の心を揺さぶるのでしょう。「元旦」「大みそか」と並ぶ”日本三大特
別日”(←勝手に命名(笑))と呼んでも過言じゃない。年末仕事でそれどころじゃない僕でもそう
思う。暗闇を抜けると、名前も知らぬ君の笑顔があった。僕はいつまでもその笑顔を見ていたかっ
た。「クリスマスの夜」という独特の空間で出会った二人の行く末は明るいものになるのでしょうか。
2028 「クリストファー」 TM NETWORK 06/03/26
A「RAINBOW RAINBOW」(84/4/21)
 何とも摩訶不思議な彼らの初期の作品。まるで異空間での出来事を歌っているような、そんな
セピア色のような印象を持つ歌。ある日目覚めたら君の部屋が売りに出されてた。君はいったい
何処へ行ってしまったんだ?そんな悲しみが伝わってくる木根尚登作曲のポップチューン。でも古
い冷蔵庫を開けたらセピア色の老婆が微笑んでいた、なんて、はっきり言ってイヤですよね(笑)。
3292 「Christmas Avenue」 森山直太朗 09/12/24
S「ワスレモノ」カップリング曲(01/11/10)
 僕は必死で君に手を振っていた。でも遠くを見つめて歩いていた君はそんな僕に気づいてはく
れずにどこかへと行ってしまった。夢の中のそれだけのやりとりを歌った曲なのに、こんなに惹きこま
れれてしまうのはなぜだろう。もしかしたらこの「君」って夢の中でしか会えない人なのかも。目の前
から消えてしまった人なのか、亡くなってしまった人なのか、想像上の人物なのかわからないけど。
196 「クリスマス・イブ」  山下達郎 00/12/24
A「Merodies」(83/6/23)
 ボクらの世代にはやっぱりクリスマスソングといえばヤマタツさんのこの曲が真っ先に思い浮かぶ。
毎年この時期になるとテレビでもラジオでもこの曲がひっきりなしにリクエストされてくるというのだか
らスゴイ。雨から雪に変わる夜、きっと君は来ない。でも心のどこかで「もしかしたら・・・」という男
一縷の望みを歌った一曲。「不朽の名曲」とはこういう作品のことを言うのかもしれないなあ。
553 「クリスマスキャロルの頃には」 稲垣潤一 01/12/23
S(92/10/28)
 確かテレビドラマ「ホームワーク」の主題歌だったと思う。えーっと唐沢寿明、清水美沙、それか
らまだ売れてない頃の福山雅治と、もうひとり男の子のような女の子が出てたような・・・(笑)。
物語は二組のカップルの互いの相手への思いが交錯し、それがクリスマスまで描かれている。その
バックに流れてたのがこの曲!クリスマスキャロルの頃までにこのふたりの答えは出たのだろうか?
193 「CHRISTMAS CHORUS」  小室哲哉 00/12/21
A「Digitarian is eating breakfast」(89/12/9)
 TMネットワークの活動を休止し、ソロ活動をはじめた小室哲哉が1989年10月から立て続けに
発表した3枚のシングルの一番最後のシングル。オーソドックスなクリスマスソングなんだけど、「君
を守りたい」という強い意思が伝わってくる。そして聴いているだけでなぜか心の奥からこみ上げて
くるメロディー。ただやはり小室氏の歌声では・・・ヒジョーにいい曲なので誰かカバーしてくれい!
905 「クリスマスソングを唄うように」 中島みゆき 02/12/24
A「歌暦」(87/2/21)
 オリジナルアルバムには収録されず、このライブアルバムのみに収録されたみゆきさんのクリスマ
スソング。クリスマスの一日だけはどんなにせわしい人も優しくなる。でも、目の前にいる愛するあ
なただけはいつも通りそっけないまま。せめて今日だけは、皆と同じように優しくなって私だけを見
つめて欲しい、という切ない女性の歌。クリスマスソングというには、あまりにも悲しい歌ですよね。
4753 「Christmas Time」 DEEN 14/12/24
S「Classics One WHITE Christmas time」(99/11/25)
 都会での僕は全然冴えないけどひとつだけ自慢できるものがある。それは僕の育った故郷の
雪景色。何の自信も持てない僕だけどあの景色にだけには胸を張れる。そんな街に今夜君を
連れ出そう。「クリスマスソングは?」と聞かれ何曲か即座に浮かぶうちのひとつがこの曲です。詞
やメロディがどうこうというよりこの曲全体が醸し出してる温かい雰囲気がすごく良いんですよね。
2926 「Christmas Day」 オフコース 08/12/23
S「愛の中へ」カップリング曲(81/12/1)
 小田和正と鈴木康博、ふたりの数少ない共作のうちのひとつであるこのクリスマス・ソングは彼
らの作品にしてはあまりにもシンプル。ですが元々はコーラスワークで聴衆を魅了していたグルー
プなのだから当然といえば当然ですよね。短い曲ながら神聖な雰囲気が伝わってきます。クリス
マス・ソングって、やっぱり賑やかなものよりそこはかとなく悲しみを感じるものの方がいいですね。
4037 「GLITTER」 Perfume 13/01/07
S「スパイス」カップリング曲(11/11/2)
 今ない状態を作りあげるには今までやってないことをやるしかない。新しい何かを始めていかな
ければ目指す場所へは辿り着けない。もちろんやったからといってその場所に辿り着ける保証は
ないし、やっていくうちに目指す場所が変わることだってあるのだけど。それにしてもこの導入部に
は小室イズムを感じてしまう。同じ旋律を繰り返すことによって感情が揺さぶられるあの感じを。
4678 「狂い花を胸に」 SION 14/10/10
A「NAKED TRACKS 3 〜今日が昨日の繰り返しでも〜」(10/6/21)
 誰かに頭を下げるたび、また嘘がひとつ増える。誰かに頭を下げるたび、また傷がひとつ増える。
表面を取り繕わなければ生きていけないこの時代を生きる者に、無傷な奴などひとりもいない。
とりあえず笑顔でいさえすれば何とかなると思い込む。まるでやっと水面に顔を出せたような感覚
でやっとのこと息をしている。自分自身の本当をさらけだせる場所。それは夢のまた遥か向こうだ。
4817 「crew」 GReeeeN 15/02/26
A「今から親指が消える手品しま〜す。」(14/8/6)
 誰にも逃げ出したくなるシーンのひとつやふたつはあるし、実際に逃げ出してしまったこともあるだ
ろう。肝心なのはその逃げ出してしまったことをどうとらえているかってこと。ひとりじゃ乗り越えられな
かったようなことも、仲間とならきっと乗り越えてゆける気がする。逃げ出してしまったあの日の僕も
今より強くなるためのステップだったと思い込もう。そして今日で昨日の弱さを蹴飛ばしてやろうよ。
4220 「ぐるぐる」 野狐禅 13/07/09
S(04/10/27)A「東京23区推奨オモイデ収集袋」(04/11/17)
 あの時、まさか今のこんな自分になろうとは夢にも思っていなかったはずだ。どこで踏み違えてし
まったのだろう。ただ今それがどこでとわかったところで今が好転するはずもない。どういう道を進ん
でいようと、遅かれ早かれ今の自分になっていたはずだ。なぜかといえば、それがどうにも変えるこ
とのできない過去のことだから。じゃ、いったいどうすれば?それは今これからどうするかってことだ。
3854 「CRUCIFY MY LOVE」 X(エックス) 12/07/08
A「elementary」(96/8/26)
 静寂の中で吐露された告白に胸を締めつけられるピアノとストリングス中心のバラード曲。とは
は言え全編英語詞なんですけどね(笑)。激しい衝動と対極にあるもうひとつの顔、この美しく切
ない旋律に思わず息を飲んでしまう。明確な答えを持たないまま、迷いながらそれでも生きてい
こうとする静かな強い意思が伝わってくる。シンプルなものだからこそ響いてくるものがそこにある。
1606 「車の中でかくれてキスをしよう」 Mr.Children 04/11/28
A「Kind of Love」(92/12/1)
 彼女の心を抱きしめようとして逆に傷つけてしまう不器用な青年とその彼女の繊細な恋模様
が綴られているバラード曲。個人的には尾崎豊さんの「I LOVE YOU」の世界に近い場所に位
置する楽曲かなって気がします。「I LOVE YOU」で歌われていた「落ち葉で埋れた空き箱みた
いな部屋」はこの曲では「車の中」なんですよね。だけどこの曲の二人はもう子供じゃないんだ。
2819 「車は走る」 KAN 08/07/06
A「KREMLINMAN」(99/4/21)
 槇原敬之さんの作品・・・ではありません(笑)。ただ初めて聴いた時にはやはり一瞬「彼の作
品か?」と思ってしまうほどのインパクトのある曲でした。KANさん自身も彼を意識して作ったとい
う、恋人たちのやりとりを歌ったこの作品、とても微笑ましくコミカルに描かれてるんだけど、ラスト
前付近で憂いを感じさせといて最後にオトすというKAN作品ならではのスパイスが利いてます。
2799 「車も電話もないけれど」 ユニコーン 08/06/16
A「ヒゲとボイン」(91/9/30)
 舞台は鎖国真っ最中の江戸時代。そんなお江戸にやってきたでっかい黒船。そこに乗ってきた
日本人とは瞳も髪の色も違う女の子に一目惚れしてしまった男の想いが詰め込まれた楽曲。一
方通行というか思い込みが激しいというか、全部この男の妄想なんじゃないだろうか?と思えるく
らいナンセンスな曲なんですけど(笑)そこに彼らの作品への痛快さを感じてしまうんですよね〜。
4903 「クルマレテ」 KOKIA 15/05/23
S「君を探して」カップリング曲(09/8/5)
 同じ旋律を繰り返すシンプルなメロディーなのに、いつかの少年の頃に心を戻されてしまいそうに
なるのは「子守唄」には人の心に癒しを与える成分が含まれてるからなのかな。これだけ科学が進
歩しているのにいまだに解明されていない事例は数多い。「眠り」もそのひとつ。眠っている間って
常識とか現実とかが一掃される。誰もがこれだけ回数を重ねているのにわからない。不思議だね。
1295 「くるみ」 Mr.Children 04/01/22
S(03/11/19)
 人は生きてゆく中で希望と失望を繰り返す生き物だと思います。さんざん明日に輝きを期待し
てきたにもかかわらず、今までその輝きを手にすることはなかった。その過去の経験から、きっと明
日も輝きを手にすることはできないだろうと思いながらも、それでも「きっと明日こそは!」とひそか
に望みをつなげていく。人ってそこが不思議だし素敵だなあ。優しい歌声もすごく染みてきます。

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