| 6枚目のオリジナルアルバムとなる本作は、人間界からあらゆる音を盗もうとする |
| 魔王「ジャイガンティガ」と、それをたったひとりで阻止しようとする少女「キャロル」を |
| 描いたコンセプトアルバム。このアルバムの先行シングルである「5.Come On Every |
| body」「6.Beyond The
Time」「7.Seven Days War」が中盤にさりげなく収められていま |
| すが、それぞれ違った状況でリリースされたシングルのはずなのに(特に「6.Beyond |
| 〜」は映画「機動戦士ガンダム
逆襲のシャア」主題歌、「7.Seven〜」は宮沢りえ主演 |
| で話題になった角川映画「僕らの七日間戦争」主題歌)、物語に自然に無理なく溶け |
| 込んでいるのが不思議ですね。物語の導入部である「1.A Day In The Girl's Life」か |
| ら「2.Carol」へのつながり方、また「10.In The Forest」から「11.Carol」へのつながり方 |
| が美しく、聴く者を惹きこんでしまう感があります。「9.Winter Comes Around」はまさ |
| に「冬のある一日」を歌った名曲であり、「12.Just One Victory」での勝利、またラスト |
| 「13.Still Love Her」ではその後の生活が描かれ(「13.Still〜」はアニメ「シティ・ハンタ |
| ー」のエンディング曲にもなった)その一曲一曲が独特のクウォリティを持っている。 |
| この物語の小説が木根氏の手によって書かれ、またこのアルバムのライブもミュー |
| ジカルと歌の融合のような舞台となり一大ムーブメントとなった傑作アルバムです。 |