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〜しやの

2190 「しなやかな腕の祈り」 Cocco 06/09/04
A「ラプンツェル」(99/10/14)
 大きな優しい存在に包まれているような感じのする歌。人は生まれてから死ぬまでずっと何かを
捨てながら、しかも何かを求め生きていく。だけどどんなに欲張ってみたところで、誰もがいつかは
この世から消えてゆく運命にあるんだよね。当然生まれる前に戻りたいと思ってもそうすることはで
きない。そんな行き場を失った魂を優しく包み込んでくれるように、囁くように歌われた名曲です。
4222 「シナリオライター」 GOING UNDER GROUND 13/07/11
A「Roots & Routes」(12/11/14)
 生きている間は誰もが「シナリオライター」なのだ。少年の時に描いた将来の夢。今はただの絵
空事にしか思えないけど、でも当時のそのシナリオがあったからこそここまで歩いてこれたとも言える
よね。大人になった今シナリオを書けずにいる。それは書く上で最も邪魔な「現実」という存在がの
しかかってきてるからだろう。それをどれぐらい排除して描けるか。それが未来を描くことなのだろう。
1779 「死ぬまで君を離さない」 KAN 05/07/20
A「TOKYOMAN」(93/2/25)
 このタイトル通りの言葉を言える人にすごく男っぽさっていうか、潔さっていうか、そんな決意を感
じます。”君が疲れてるんじゃないか”そんな風に彼女を気遣う男。この盤の中で最もKANさんの
男らしさが出ているバラード曲ですが”僕の記憶に君さえ残ればいい”普通なら「何を?」と思って
しまうことも彼が歌うと不思議と全然いやみも強引さも感じない。そこがまたいいんだよなあ(笑)。
4670 「東雲」 野狐禅 14/10/02
A「野狐禅」(08/12/17)
 たったひとつの約束が今日を生きる力になる。どんなに小さな約束だっていいんだ。その約束が
ある限り、僕が今ここにいる意味になるから。その約束を果たすために僕は今日も明日もがんば
って生きていかなくちゃならない。だってその約束が放っておいたら堕落していきかねない僕をつな
ぎ止めていてくれるのだから。「野狐禅」無理かもしれないけどまたふたりによる作品が聴きたい。
4087 「死の魔法」 世界の終わり 13/02/26
A「EARTH」(10/4/7)
 「始まったものはいつかは終わる」この世でその構図から外れてしまえるものはない。「命」もその
ひとつだよね。それじゃ何のために人は生きるのだろうか?一生懸命何かを積み上げたとしてもい
つかは崩れ去ってしまうのに。ただ、いつまでもそこに「ある」ことが大切なことじゃないんだよね。瞬
時に去ってしまう「今」という空間をいかに悔いなく走れたか。本質はそこにあるんじゃないのかな。
1879 「始発列車」 ゆず 05/10/28
S「いつか」カップリング曲(99/1/20)
 あの日の君と僕は歩道橋で始発列車を待っていたね。君はもう僕の隣にはいないけど、今まで
忘れよう忘れようと思ったけど、今日まで君のこと忘れられなかった。だけど今夜を最後に、君の思
い出を忘れるよ。そんな、今さらどうにもできない思いを忘れようとする青年の決心を描いた曲。で
も彼はこの後も何度も”君”のことを思い出してしまうんだろうな。聴くほどに、切ない歌なのです。
3092 「飛沫(しぶき)」 さだまさし 09/06/05
A「日本架空説」(00/9/21)
 雨が降ったある日の朝。車で通りかかった時、信号機のない道端で手を上げて立っていた少年
が目に入った。しかし渡りたいという彼の意思をあざ笑うかのように停まらずに走り去った自分。な
ぜあの時停まってあげなかったのだろう?停まってくれると信じて何度も行き交う車の飛沫を浴び
ながら立っていた少年の姿が今も自分を責め立てる。アルバムテーマにも通ずる重く静かな楽曲。
4735 「自分の胸は自分ではうまく温められない」 SION 14/12/06
A「NAKED TRACKS 3 〜今日が昨日の繰り返しでも〜」(10/6/21)
 本当は誰かにすがり泣きつきたいほど心の底から冷えている。でも、いい大人が泣き叫ぶ姿など
誰が見たいと思うだろうか?いい歳をしてみっともないと思われるのがオチだし、そういう思いから涙
を我慢することを世間体というのだろう。ただ自分の心をうまくコントロールして温めようとしても、本
心から温めることなどできない。やはり人間はひとりぼっちで生きてはいけない生きものなんだよね。
2735 「しまった生まれてきちまった」 森山直太朗 08/04/13
A「風待ち交差点」(06/11/29)
 生命の誕生っていうのは、まっさらなまま生まれて来るわけじゃなくて、どこかで生きてた魂がいつ
しか死んで再生される、という過程を踏んでる気がします。当然前世の記憶などないけれど、もし
持っていたとしたらきっとこの歌のような感情を持つのかなあ?人間誰にもいつかは死が訪れるの
はわかってる。わかっててもなお、人は生きてゆく。その理由とは、いったいなんなんでしょうねえ?
2206 「島を離れる夢を見て」 平川地一丁目 06/09/20
A「海風は時を越えて」(05/7/27)
 ”いつか僕がこの島から君を連れ出して夢を掴むよ”そう約束した少年に、少女は疑いながらも
首を縦に振った。やがて学校を卒業した少年は、まだその島にいた。もう一度校舎の屋上にあの
日のふたりの残像を見つめていた。どうか「そんな約束もあったね」とは言わないでほしい。その瞬
間夢は思い出になってしまうから。はざまで揺れ動く少年の表情がすごくよく出てる曲だよなあ。
1506 「島人ぬ宝(しまんちゅぬたから)」 BEGIN 04/08/20
S(02/5/22)
 BEGINの3人が沖縄出身であることから「これは沖縄の歌だ」ととらえられがちだけど、ボクはこれ
は日本という国の歌だと思っています。この国では皆いろんなものをすり減らして生活している。だ
けどすべての人がいつの時も踏みしめてる、そして受け入れてくれてるこの島を愛しているだろうか
?普段忘れがちだけど、この「島」がなければボクらはその大地に立つことすらできないんだよな。
3300 「自問自答」 スネオヘアー 10/01/01
A「スネスタイル」(02/10/9)
 「こういう風な自分になりたい」うっすらとでもいいからそんな自分の希望が見えていたら自ずと今
やるべきことって浮かんでくる気がする。だけどそんな希望さえ浮かんでこず、ただ「何かやらなくち
ゃ」と気だけがあせってる主人公。とても他人事とは思えません(笑)。そして時間だけは無情にも
過ぎ去ってゆく。その中でやることといえば・・・毎日自分自身に問いかけていくしかないのかもな。
4732 「じゃあ、何故」 阿部真央 14/12/03
A「素。」(11/6/1)
 なぜあの時君は僕をあんな目で見つめたの?あんな目で見つめるものだから、てっきり君が僕の
方を向いてくれていると思い込んでしまった。本当はその寂しさを癒せるのなら誰でもよかったんだ
ろ?たまたまその時に近くにいたのが僕だったから優しくしてくれたんだろ?そうひねくれてみても結
局は僕が君に勝手に夢中になっただけだ。君を悪者にでもしなければ僕の心は救われないから。
2938 「じゃあね それじゃあね」 小松未歩 09/01/04
A「prime number」(05/1/26)
 荷物をまとめて愛しい人の部屋を出てゆく女の子の悲しい想いを綴ったバラード曲。別れ際に「
またどこかで じゃあね」と言ったのも、部屋が無駄に広く感じてしまっても例の彼女がすぐに埋めてく
れるよと言ったのも、すべて私の強がり。本当はまだ君をこんなに愛しているのに。本当はね君も淋
しいと思ってくれてると信じたい。その想いだけが彼女の救いとなっている、ボーカルが響いてくる曲。
4460 「Shining」 GOING UNDER GROUND 14/03/06
A「Roots & Routes」(12/11/14)
 最初から欲しいものがすべて手にあったとして、はたして輝いた人生を送れるだろうか?僕らはい
つも何かを望み「ああ、もしその想いのすべてが今この手にあったらどんなにいいか」とてっとり早く手
に入れる方法ばかり考えている。でも本当の輝きはそれを追い求めている姿の中にあるんだよね。
なかなかたどり着けない到達点。それがデカければデカいほどその人の人生は輝くのかもしれない。
1230 「SHINE」 B'z 03/11/17
A「Brotherhood」(99/7/14)
 スペインを連想させるイントロで始まるこのロックチューンですが、人生の中で輝きを放つためには
自分が手を抜かずにとにかく一生懸命生きてゆくということだ!と教えられてるような気がします。
自分から愛を求めるよりも、どうやったら自分がその人にとって忘れられない存在になるか?それは
やっぱり自分が輝くように努力し続けることしかないのかもしれない。言うのは簡単だけどね(笑)。
2826 「Shine and Eternity」 吉井和哉 08/07/13
S(07/7/25)/A「Hummingbird in Forest of Space」(07/9/5)
 毎日朝になると太陽が昇るのって、自分の中じゃあまりにも当たり前のようになってしまっているけ
ど、考えてみりゃ地球上にこれほど生きる気力をたたき起こしてくれる現象もそうはないですよね。
そんな恵みのShineを浴びて前向いて生きていこうよっていう彼にしては珍しくポジティブな曲(笑)。
「もしかしたら遠い昔 みんな一つだけのデカイ固まりだったりして」の一節にド肝を抜かれました。
4345 「ジャカランダの丘」 さだまさし(レーズン) 13/11/11
A「あの頃について」(91/11/10)
 夢を追い町を出る君を僕は笑顔で送り出した。君から送られてくる手紙で「忙しい」という言葉
を初めて知った。ジャカランダの花の咲く頃にきっと帰ってくると言った君から「もう帰らない」という手
紙を受け取った時、僕は何とも言えぬ喪失感と同時に、この変わらぬ町で生きていこうと決めた
んだ。「別離」がテーマのこの曲を聴いた時、タイトルに「岬」と入ったあの曲を思い起こしました。
102 「JUSTICE」 徳永英明 00/09/11
A「JUSTICE」(90/10/9)
 「輝きながら」という曲を中学のときにはじめて聴いて彼を知ったのだけれど、はじめて本格的に
聴いたのがこのアルバム。このタイトル曲は、当時数多くの「恋」を歌っていた彼の作品の中にあっ
て、異色なメッセージソングで地球規模な愛を壮大に歌った曲でした。「壊れかけのRADIO」とは
また違った視点の、少年が大人に変わる瞬間の不安や悩みを見事にとらえてるなって思った曲。
2106 「JUST A LITTLE DAY」 YOSHII LOVINSON 06/06/12
A「WHITE ROOM」(05/3/9)
 幼い頃、生きてるってことに不思議さを感じてた。10代の頃、自分は何のために生きてるんだ
?っていう答えを探しながら生きてた。そして今毎日の忙しさに我を忘れて何のために生きてる
のかっていう疑問さえ忘れて過ごしてる。何のためにっていうよりも、まずは生きるために何をする
?って思いだけが先に立ち、結局時だけが過ぎてゆく。ハッと我に返してくれるような歌ですね。

1795

「JUST ILLUSION」 T-BOLAN

05/08/05

A「BABY BLUE」(93/4/2)

 イントロがかかった瞬間、夏なのに身体が凍りつくような衝撃を受ける一曲(←あくまで個人的

にです(笑))。”激しく燃えた愛は幻”まあボクにはそういう世界のことはよく計り知ることはできな

いですけど(笑)とにかくカッコいい曲だなっていう、強烈なインパクトが残ってます。失礼ですけども

彼らの歌唱よりも、ある意味カラオケで友達が歌ってた印象の方が強い曲なんですけどね(笑)。

1819 「JUST BECAUSE」 J-WALK 05/08/29
A「RIDE ON」(88/6/25)
 この楽曲の特筆すべき点は、最後はひとりでは歌えない、という点。つまり輪唱なんですよね。
しかもかなりしつこいくらいの(笑)。だけどそこに、胸に迫ってくるものを感じるバラード曲。降り出
した雨に立ち尽くすふたり。多分ふたりは今までお互いに心の内をさらしては来なかったのだろう。
この先ふたりは果たして愛し合うことになったのだろうか、それとも憎み合うことになったのだろうか。
730 「Just U」 米米クラブ 02/06/25
A「K2C」(91/1/25)
 米米クラブの王道をゆくメロディーと、かなりホロ苦い詞が絶妙な一曲。このベスト盤のみに収め
られた曲なのですが、もっと世間に認知されてもおかしくはないほどの名曲です。100%失恋の歌
なのですが、そのメロディーの明るさに救われるどころか、逆にその明るさが切なさの増大に拍車を
かけるのです。きらびやかなメロディーの中歌うカールスモーキー石井さんの歌声も絶品なのです!
1444 「JUST ONE」 DEEN 04/06/19
S(99/7/23)
 紆余曲折を重ねてきた恋人たちが、ついに「自分にはこの人しかいない」と気づく瞬間を男の側
の気持ちで綴った名曲。今まで孤独を彷徨っていたのは君に逢うためだったんだ。だから過去を振
り返らず、これから君と歩いてゆく道に灯りをともしてゆこうと誓う男の、純粋で強い決意を感じるバ
ラード曲。池森さんのボーカルも手伝ってか聴いているだけでどこか優しくなれるような歌なのです。
2829 「JUST ONE VICTORY」 TM NETWORK 08/07/16
A「CAROL」(88/12/9)
 人々が勝利を目指して邁進する姿に心が熱くなるのは、それが人間という生きものに与えられ
た本能だからなんだろうな。だけど「人生の上での勝利の瞬間とはいつのことを指すのだろう?」と
問われても簡単には答えは出てこない。勝利した!と思えたその後も人生は続いてゆくから。た
だ、勝利したと思えたことが今後の人生に影響を与えるのなら、それは勝ったことになるのかもね。
4842 「写窓」 GOOD ON THE REEL 15/03/23
A「シュレーディンガーの二人」(11/8/17)
 一日を平面的に考えてみる。太陽はいったいどこからやってきて、いったいどこへ行くんだろう?
過ぎ去った昨日はどこへ行ってしまったのだろう?そしてこれから来るであろう明日はどこに隠れて
いるんだろう?そんな風に考えてみると僕らは実に不思議な空間で生きているんだな。そんな当
たり前なことに感慨深くなるハイスピードロックチューン。そして今この瞬間は次の瞬間、どこへ?
4381 「鯱」 高橋優 13/12/17
A「僕らの平成ロックンロール」(09/7/8)
 「社会」という大海原に身を投げてから、すべてに翻弄されてばかりだ。何をやっても空回り。い
いことなんかない。こんなはずじゃなかった。「もういいだろ?」と音を上げる僕に社会は容赦なく追
い打ちをかけてくる。いっそ逃げるか?でもどこにも逃げおおせるはずがない。ならば性根をすえてこ
の社会で踏ん張ってゆくしかないじゃないか。いつ見えるかわからない光に出会えることを信じて。
4982 「借金大王」 ウルフルズ 15/08/11
S(94/8/31)
 お金を返さない友達には幸運にもというかなんというか、出会ったことないけど、借金は借りたモ
ン勝ちってよく言うよね。こっちがお金を貸してるにもかかわらず、なぜかこっちの大切なものを握ら
れている気がしてしまう。この歌に出てくる男はお人よしだか寛大だかわからないけど、やっぱり友
人と対等でいるにはこういう貸し借りはキチンとしないとね。いや〜、それにしても痛快な歌だな。
1384 「JACK」 エコーズ 04/04/20
A「No Kidding」(86/11/21)
 「愛」っていうものがいったい何なのか?それは今でもわからない。この曲に出てくるJACKという
少年も、その「愛」っていうものを切らしてる。そしてそのJACKに言われるままに金を渡す母も彼
に与える「愛」を持ち合わせてはいない。けれど人はみな「愛」という形のないものを求めてる。「愛
」とは、もしかしたら自分が安らぎを感じられる人や場所のことを指しているものかもしれないな。
1850 「ジャニス」 ゆず 05/09/29
S「心のままに/くず星」カップリング曲(99/11/25)
 彼女はいつも自分の直感だけで話したり行動したりするから、僕はいつも振り回されてる。彼
女は本当の思いを自分の胸の中だけにしまいこんで、人を信じようとはしない。でも少しずつでい
いから信じてみようよ。泣き疲れて眠る彼女に向かって僕はこうささやきかけた。「ジャニス」とは若
くして亡くなったあのアーティストをさしてるんだろう。彼女の悲しみと彼の優しさにジーンと来ます。

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