これがスピッツの音か?と思わせるほどの重厚なグルーブで幕を明ける「1.惑星のかけら」から、この3rdアルバム |
は始まるのです。続く「2.ハニーハニー」はスピッツにとって初めてのサビに英語を使った曲(っていうかあんまりない |
ですね(笑))。でもスピッツワールド全開!「3.僕の天使マリ」は一人の女性しか目に映らないほど恋してる男の、曲 |
調の早いポップチューン。演奏がかなりハードでありながら多国籍な(笑)「4.オーバードライブ」は今までになくロック |
してる。一転2ndアルバムの切なげな雰囲気を醸し出す「5.アパート」は、今はもういなくなってしまった彼女との生活 |
を回想するセンチメンタルな一曲。何とも怪しげなイントロの「6.シュラフ」を聴くと、まるで波間を漂っているような気 |
持ちになっちゃいます。再びバンドサウンドに戻って「7.白い炎」は何かしらのメッセージを感じる曲。まわせ!言葉を |
GASにして♪そして「8.波のり」はちょっとエロスを感じる歌詞が印象的なポップス。今までのスピッツにはなかった曲 |
という印象を受けた。そしてスピッツとしては珍しく6分を越える大曲「9.日なたの窓に憧れて」はシングル曲。愛し合え |
た時から、この世界は二人のメリーゴーランドなのさ・・・と歌ってる(はず(笑))。個人的にも思い入れの深い曲なの |
です。ぜひ最近のスピッツが好きになった方には聴いてもらいたい初期の名曲です!「10.ローランダー、空へ」はSF |
の世界。1曲目とこの曲でアルバムをはさんでるところが構成の妙!歌というよりサントラっぽいなあ。ラストの「11.リ |
コシェ号」はインスト曲。聴き終えてみると、不思議とコンセプトアルバムっぽく聴こえるのはボクだけかな?でも最初 |
聴いた時はけっこう抵抗があったんですよね、どちらかといえばバンドサウンドを前面に出したこのアルバムに・・・。 |