| 彼女が他のシンガーに提供した楽曲たちを彼女自身が歌いなおしたセルフカバー集。まさにアルバム |
| タイトル通りの思いが彼女の中にこみ上げていることでしょう。「1.あばよ」は研ナオコへの曲。この曲は |
| 研の曲も知ってただけに、「え?この曲中島みゆきが作ったの?」というのが第1印象だったのです。恋 |
| 人に居留守を使われ、別れを決心する女性の未練が歌われている。「2.髪」は彼のために伸ばした髪を |
| 今度は彼のために髪を切ってしまう女性の切ない心情を歌った、グラシェラ・スサーナへの提供曲。一転 |
| 「3.サヨナラを伝えて」はテンポの速い別れの曲でやはり研ナオコへの曲。「4.しあわせ芝居」は何でも言 |
| う事を聞いてくれる彼は実は・・・という悲しい曲で桜田淳子への曲。「5.雨・・・」は裏切られ続けて来たゆ |
| えに、やっとめぐり逢えた人をも信じられなかった悲しい女性の心情を綴ってる、小柳ルミ子への曲。「6. |
| この空を飛べたら」は恋人と別れるたびに空を見上げる女性を歌った、加藤登紀子への曲。「7.世迷い |
| 言」は、日吉ミミに提供された曲。「ヨノナカバカナノヨ」・・・見事な回文だ(笑)。「8.ルージュ」はちあきな |
| おみがヒットさせた曲。このアルバム中、唯一他の作詞家の歌を歌っている(作詞・阿久悠)。「9.追いか |
| けてヨコハマ」はこのアルバムで一番ロックしてる曲で、桜田淳子への曲。ラスト「10.強がりはよせヨ」は |
| 彼女の声がヒジョーにか細く聴こえ、男と女のやりとりがすごくリアルな研ナオコに提供された曲。この曲の |
| イントロスゴク好き。全てを通して聴くとオリジナル同然にクオリティーの高い楽曲が並んでるんですよね。 |