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〜か

3833 「鞄の中、心の中」 藍坊主 12/06/17
A「ヒロシゲブルー」(04/5/12)
 彼女は何度も僕の名前を呼んでくれてた。だけどその度僕は彼女の前から消えていた。いざ
彼女がいなくなってみて初めて僕は「なんてひどいことをしていたんだろう」という悔恨にさらされて
いる。そう現実は甘くないとは思うけど偶然でもいいから今は彼女に会いたい。”何度も何度も
君の名前呼ぶ”と繰り返されるフレーズが胸に刻み込まれる、男の悲しみあふれるロックチューン。
957 「カブトムシ」 aiko 03/02/15
A「桜の木の下」(00/3/1)
 恋する自分を動物にたとえた歌は星の数ほどあれど、自分をカブトムシにたとえてしまった歌っ
ていうところにオリジナリティがあふれてますよね。彼女の歌ってその少しクセのある歌声のせいか、
他のアーティストの歌にうずもれず、いつも個性の光を放ってます。イントロも印象に残るし、一
生をかけてあなたを愛してゆきたいっていう女性の一途な想いが、この曲にはこめられています。
1764 「壁に向かって」 浜田省吾 05/07/05
A「生まれたところを遠く離れて」(76/4/21)
 得るものも失うものもなにもない暮らし。でもそんな生活はもうやめて、攻撃的に自分の生きて
いくべき道を奪い取っていこうぜ!という、浜田さんの作品にしてははあまり似つかわしくない内容
というか、かなり攻撃的な歌ですが(笑)これが若さというものの素晴らしいところなのかもしれない
な。1stアルバムに収められたこの浜田さんの歌唱を聴く度、少々無茶を感じてしまいます(笑)。
4425 「髪」 中島みゆき 14/01/30
A「おかえりなさい」(79/11/21)
 あなたが髪の長い女の人が好きだと誰かに言ったから、私は腰までとどくほど髪を伸ばした。そ
れでもあなたは離れてゆくばかり。だから今夜私は髪を切ってしまいます。あなたの髪の長さまで。
こんなことをしてもあなたは私に振り向いてはくれない。でもあなたの髪に似せることでなぜかあな
たがすぐそばにいてくれるような気がして。そんな女性の髪を通した切なさが響いてくる作品です。
3697 「神様」 森山直太朗 12/02/02
S「君は五番目の季節」カップリング曲(06/3/1)
 夜がしらじらと明けてゆく。今まで犯してきた様々な罪ごと包み込んでくれるかのように今そのま
どろみに包まれている。今までの人生をすべてリセットできたらどんなにいいだろう。でもその人生
がなかったら今の自分はいない。もし違う人生を辿っていたら、そんなことにすら気づかない無機
質な人間になっていたかもしれない。償いは取り戻せない。だけどそれもひっくるめて「僕」なんだ。
844 「神様がいない月」 南野陽子 02/10/23
A「ガーランド」(87/11/1)
 メロディアスなメロディーと共に「別れの瞬間」が歌われています。南野さんの歌う楽曲って、他
のアイドルが歌う曲とは一線を画しているなあって、ラジオを聴きながら思ってましたねえ、中学
生の時に(笑)。なんかこう、その歌の空気っていうか歌謡曲でもニューミュージックでもないってい
うか。ま、これはボクだけに芽生える感情なのかも知れないんですけど、やっぱりどこか違う(笑)。
3117 「神様のくれた5分」 さだまさし 09/07/02
A「家族の肖像」(91/7/25)
 ある初夏の午後。愛しい人との待ち合わせの時間までのひととき。かつて自分が着ていた制服
を着た学生たちを見た瞬間、彼女の脳裏に浮かんだのはあの頃の自分。何事にも真っすぐだった
自分に一瞬だけ戻った彼女は、その後重ねてきた遍歴を思いつつ今の幸せをかみしめます。確か
に人生は失うものも多い。でも、失うことを経験するからこそ同じくらい得るものもあるんですよね。
2544 「雷が鳴る前に」 槇原敬之 07/08/24
A「君は僕の宝物」(92/6/25)
 ある仕事帰りの雨の夜、急に君に会いたくなった。だけど僕は明日も仕事で朝が早い。駅前で
はみんな明日が休みのせいか、笑顔の人が多い。そんな状況が余計に僕を寂しくさせる。とにか
く君の声が聞きたい。その思いを抱いて駅前の公衆電話に向かった彼。携帯電話が普及した今
ではなかなか見れない光景だけどそれがまた彼をヤキモキさせて。思えばいい時代だったな(笑)。
1805 「神の恵み 〜A day of Providence〜」 さだまさし 05/08/15
A「心の時代」(98/9/23)
 この国は60年前、戦争に負けた。その敗戦と引き換えに”もう二度と戦争に加わらない”という
すばらしい宝物を手にした、はずだった。その後この国は「わがまま」と「自由」の境目がわからなく
なり「子供」が「大人」「大人」が「子供」になり、おかしくなった。過ちを犯しても、その過ちを正す
ために未来がくることこそ”神の恵み”だと彼は歌ってる。そのことをこの国は知っているのだろうか。
762 「紙ヒコーキ」 荒井由実 02/07/27
A「ひこうき雲」(73/11/20)
 近年お茶のCMにも使われたユーミン初期の楽曲。この頃の曲ってとてもみずみずしいというか
住んでいる街の情景やその空気感をうまく曲の中に持ちこんでるなって思います。「とりとめのない
気ままなものに どうしてこんなにひかれるのだろう♪」いろいろなものに縛られて生きているからこそ
逆にそういう、自由で何者にも邪魔されないイメージの「空」に人々は憧れてしまうんでしょうね。
884 「髪を洗う女」 中島みゆき 02/12/03
A「予感」(83/3/5)
 女性が髪を洗い流すワンシーン。それはただ単に頭がかゆいからってわけなのではありませんぞ
(笑)。この女性の”自分の髪の毛を洗い流すように、愛していた男の思い出を洗い流してしま
いたい”という想いが歌に込めてられています。でもその想いの強さからなのだろうか、なかなか忘
れられない。もしかしたらその女性の髪の毛を流しているのは、彼女の涙なのかもしれませんね。
3114 「髪を切る日」 槇原敬之 09/06/29
A「SELF PORTRAIT」(93/10/31)
 ”人は髪を切る前 きっと何かを片付ける だからわざわざ混んだ日曜日を選んでしまうのだろう”
何気ないんだけど、でもなんて的を得た表現なんでしょう。みんな今よりも素敵な自分になるた
めに髪を切りに来る。だけど僕は彼女との想い出と決別するために今髪を切る。「あえて君が嫌
いだった髪型にして前へ進むよ」そんな青年の失意からの決意を歌った、どこまでも悲しい曲だ。

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