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958 「積木の汽車」 sheen 03/02/16
A「神様のイタズラ」(95/2/25)
 このsheenというバンドの曲はこの一曲しか知らないんですけど、学生の時に何気なく借りてこの曲
を聴いた時の衝動が今も残ってます。すごく刹那的な内容で「僕らは悲しい未来行きの積木の汽
車に乗っているようなもの」と歌われています。だからこそ今君と一緒にいるこの時間を大切にしたい
んだ。この曲の持ってるグルーブ感も含め強く残っている楽曲。若き日に響いた曲って残りますね。
1112 「罪と罰」 椎名林檎 03/07/20
S(00/1/26)
 のっけから耳をつんざくようなイントロと歌声が(笑)。未来にばっかり目を向けないで確信できる今
だけを見つめてっていうのはわかる気がするなあ。「未来」っていう言葉にはどことなく希望的な響き
があるけど、決してそれだけではなくて当然暗く悲しいこともある。だからこそ今現実にここで生きてる
ってことを大切にしたいっていう思いはボクにもあります。それにしてもこのボーカルは特筆ものです!
1769 「罪と夕立」 徳永英明 05/07/10
A「remind」(00/5/24)
 すごくムードを感じる楽曲。おそらく成り行きの恋から発展してしまったであろう恋人たちの密会を
描いているのですが、この”人の本心”をテーマにしたと思われる『remind』というアルバムの中で最も
ダークな印象を放っている印象さえ感じてしまいます。だけど嫌いじゃないんですよねえ、こういうメ
ロディーの進行も。なんだけど内容は大人っぽくて、とてもじゃないけどオレじゃついていけん(笑)。
3772 「罪な奴」 斉藤和義 12/04/17
A「ARE YOU READY?」(10/10/27)
 本能のおもむくままに泣き叫ぶ赤ん坊に勝てるヤツなんかいない。「泣くんじゃない!」大人のささ
やかな願いとは裏腹に(笑)小さな命は周囲を巻き込んで力の限り泣き叫ぶ。矢継ぎ早な演奏と
ともに赤ん坊に対する嫌悪と愛情が入り混じりシャウトされる曲。彼の実体験なんだろうな。そんな
曲にリリーフランキー、妻夫木聡、大森南朋、真島昌利という超豪華なコーラス陣なのが笑える。
4576 「罪滅星」 斉藤和義 14/06/30
A「斉藤」(13/10/23)
 かつてさんざん傷つけて別れてしまった人がいる。もしあの時こういう風に思いやれたら今頃ふたり
こうして夜空の星をながめていたのだろうな。今頃になって彼女が泣いていやしないか、傷ついてい
やしないかが気になって仕方がないなんて。今夜空に輝く「罪滅星」に聞きたい。彼女は俺のことを
どう思っているだろうか?忘れてしまっただろうか?憎まれても許さなくてもいい。憶えていてほしい。
1374 「爪」 吉田拓郎 04/04/10
A「ローリング30」(78/11/21)
 「爪を切る」っていうのはけっこう地味な作業でいながら、失敗して深爪とかになってしまうと、後々
までかなりの痛みが残るものなんですよね。この歌は夜爪を切っている彼女に対して別れを切り出
そうとしてる男の心情を綴っています。爪を切る音以外一切音のしない静寂の部屋。そこで別れを
切り出そうとする男の痛みは、きっと深爪をした傷以上に後々まで残る痛みとなるのかもしれない。
3746 「冷たい雨」 Every Little Thing 12/03/22
S(09/11/18)
 たとえこの恋が叶わないものだとしても、あなたと過ごした時間は私にとってかけがえのないもの。
恋ははかないからこそ愛おしく思えるのかもしれない。いつまでも続く恋を、はたして恋と呼べるだろ
うか?いつ終わってしまうかわからないものだからこそ、人はそこに感情を重ねようとするのでは?
と勝手にですが思ってしまうのです。失うとわかっているのに得ようとする。人間って不思議だよね。
1573 「冷たい瞳」 辛島美登里 04/10/26
A「IN YOUR EYES」(95/2/22)
 「巡り逢いの数だけ物語はある」冷たい瞳をしている彼に惹かれたのは、自分と同じような瞳をし
ていたからなのかもしれない、という女性の運命的な出逢いを歌った一曲。その冷たい瞳にこめら
れた彼の今までの痛みや悲しみをそっと抱きしめてあげたいと願う彼女のその想いは、もしかしたら
同じような思いをしてきた自分を抱きしめてほしい、という気持ちの裏返しなのかもしれませんね。
434 「冷たい頬」 スピッツ 01/08/24
A「フェイクファー」(98/3/25)
 彼らの楽曲の中でも、すごくロマンティックな曲だと思う。「あなたのことを深く愛せるかしら」との彼女
の問いに、彼は「永遠の愛」を求めてはいない。ただ一瞬でも輝く時間が欲しい。そんな雰囲気がと
てもよくわかってしまうのは問題があるかな?タイトルの「冷たい頬」には彼女の現実さと、幻想の世
界の冷たさが込められているような気がする。聴いた後の何ともいえない切なさが、またいいんだな。
443 「冷たい夜」 柿島伸次 01/09/02
A「夜明け前」(94/3/2)
 まさにその情景が映画のように手にとれるほどの表現。この歌は駅の改札口でいつまでも恋人を待
ちつづける女性を描いた一編なのだけれど、この歌が世間にあまりにも知られていないというのは悲し
いことだ。メロディーもさることながら、詞には悲しいのだけれども温かさを感じる。しかし現実とは残酷
なもので、彼女はいくら待っても現れることはなかった。彼にはもっとシーン前面に出てきてほしいな。
1440 「爪の月」 辛島美登里 04/06/15
A「やまとなでしこ」(03/2/26)
 誰かにそばにいてほしいと本当に強く感じるのは、自分の立場が悪くなって自分の周りから誰もい
なくなってしまった時なんじゃないかな。そんな時そばにいてくれたのはあなただった。だから今まで誰
にも見せたことのない本当の私をあなただけには見せたい。そんな彼女の悲しい想いがこの曲に込
められている気がします。導入部とラストのシンプルなピアノの響きとメロディーが染みてくるのです。
2397 「つゆ草のにおい」 辛島美登里 07/03/30
A「IN YOUR EYES」(95/2/22)
 学生時代の女友達に会いに行くワンシーンを歌にした楽曲。一度も女学生になったことがないの
で(笑)女同士の気持ちっていうのはわかりませんが、学生時代のイメージとは裏腹に「何であの人
がこういう道をたどったの?」っていうことがあります。それでも自分たちはあの頃と何も変わっていない
と信じたい。”楽しかった寄り道も 大人になったら近道ばかり捜してる”本当に、そうだよなあ(笑)。
2120 「つゆのあとさき」 さだまさし 06/06/26
A「風見鶏」(77/7/25)
 目をつむるとその別れの情景が広がってくるような曲。恋人との別れを”僕からの卒業式”なんてと
らえるあたりがさださんらしいなって思います。まるで別れを惜しむかのように見つめあう二人。淋しい
けど君にはもう”僕”という制服はいらない。そう思いながら、男は彼女が立ち去ってゆく姿をいつま
でも見つめていた。美しく壮大なメロディーが悲しくもあり、また包み込むように優しくもある曲です。
2199 「強がりはよせヨ」 中島みゆき 06/09/13
A「おかえりなさい」(79/11/21)
 彼にことあるごとに言われる「強がりはよせヨ」のセリフに、彼女は「どうして素直な感情のまま泣け
ない女になってしまったのだろう」とひとりつぶやく・・・。できるなら子供のように素直に泣ける自分に
戻りたい。でも今の自分にはできそうにない。本当は淋しいと答えて泣きたい。でもそうできなくなっ
た女性の悲しみを綴った楽曲。が、なぜこの曲のタイトルの最後がカタカナの「ヨ」なんだろう?(笑)
2577 「強くなりてえ」 SION 07/09/26
A「かわいい女」(91/4/21)
 「強くなりてえ」確かに(笑)。今より少しでも強くなれば、それより先の人生はきっと今までのそれよ
り楽になるかもしれないもんな。だけど、弱いからこそわかることもある。いや、きっと強かった方がわか
らないことの方がたくさんある気がするな。でもわかりすぎちゃうことが、いつもいいことだとは限らない。
だから人は強くなりたいと願うのです。ただ、強くなるってある意味無神経になるってことなのかな?
1985 「強く儚い者たち」 Cocco 06/02/11
S(97/11/21)
 人の心の移ろいやすさをテーマに歌われたポップでシリアスな楽曲。自分の愛する人との生活を守
るため海に出た旅人が決死の思いで宝島に到着した頃、旅人の愛すべき人は別の男と・・・。そん
な人間世界の無情さを、外界から見てるように歌ってるんだけど、そういうシチュエーションで考えれ
ば確かに人は(寂しさを紛らわす)強さ、そして(意志を貫けない)儚さをもつ生きものだなと感じる。
4520 「吊り橋」 馬場俊英 14/05/05
A「キャンディー工場」(13/10/9)
 振り向けば必ず君がいてくれると思っていた。僕がどんな風になろうと君だけは変わらずそこにい
てくれると思っていた。僕が君の立場ならどうだっただろう?どんな僕になろうともそこでじっと待って
いただろうか?忘れていたいつか君と交わした会話が今になってよみがえってくるのは皮肉としか思
えない。僕はこれから悔みながら暮らしてゆくのだろう。いつまでも君がいてくれたあの時の自分を。

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