●出版 ワニブックス ●定価 2600円(税別) ●乳シズム ★★★ ●撮影 井ノ元浩二 ●発売 2000年9月25日 【 関連 】 ●1st写真集 『BALLOON!』 |
『heat wave』
川村亜紀
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巷に出回ったのは8月末です。 2000年、酒井若菜と並ぶグラビアアイドル川村亜紀の、3冊目の写真集です。 しいなまおとか佐藤江梨子とかいるけど、2000年の巨乳アイドルの筆頭は、酒井若菜と川村亜紀の二人でしょう。 中島礼香にいたっては、論外。ありゃ、美乳アイドルです。巨乳アイドルじゃありません。あれを巨乳アイドルというのなら、おれは虚乳アイドルと言ってやる。 脱線終了。本題突入。 まずは、値段が2600円ということに拍手。2800円が大勢を占めるこのご時世で200円安いのは少しばかりうれしい。 おまけに94ページ。 写真集としては多めかな? さ〜て、内容。 1冊目ほどひどくはありません。 でも、2冊目ほどよくもない。 ビキニ・下着の割合は高いのです。94ページ中58ページ。つまり、6割です。 けど、乳に焦点が当たっていない。これではheat出来んぜよ。せいぜいぬるま湯。 もちろん、写真集は乳がすべてというわけでないけれど(自分の見方は凄く偏っているけれど)、巨乳ファンにとっては、乳こそすべてです。 その乳が、あまりクローズアップされていません。 今回の写真家さんは、光による陰影をポイントにしたみたいなのです。 写真としては綺麗なのかもしれませんが、煽情的なメディア=オカズとしては不満が残ります。表情も、なんだかお澄し、センチメンタルなのであります。 胸から上をど〜んとバストショット! なんてのも1枚しかない。 損した気分もなく、得した気分もなし。中途半端というよりは、凡庸です。 それでも、かわいいショットはある。 特にラスト5枚目と6枚目。 うっすらとカフェオレ色のビスチェ(?)に覆われたこぼれそうなオッパイと、彼女の表情が実によろしい。 かわいいんだけど、欲望を感じます。こういう、「かわいさ」と「欲望」の併存は、川村亜紀にしかない。彼女だけのものです。 たとえ乳に焦点が当たっていなくても、川村亜紀がグラビアアイドルとして凄く魅力があることは否定できない。このかわいさは、酒井若菜以上でしょう。 結論。 彼女の魅力にはまってしまった川村亜紀のファンの方はどうぞ。 そうでない方、川村亜紀に入門したい方は、セカンド写真集をおすすめします。本書を買うのなら、中山あいを2冊そろえた方が、巨乳ファンのハートにはぐっと来ます。 |